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捻くれた考え方の魔王は嫌いですか?  作者: 電流が流れるって、頭痛が痛いみたい
美香子と春音の関係性と成長日誌
16/33

第十六話 真面目に働いてるのに給料もらいすぎちゃう魔族は嫌いですか?

前回のあらすじ


ハル姉が速読スキルと造形魔法を手に入れる。



翌日。

昨日はよく眠れたな。

口が生姜焼き臭がする気がするから、いつもより念入りに歯磨きをしよう、、。


そういえば私は朝食べない派だから良いけど、朝早くから起きてるハル姉は朝ごはんは食べてるのだろうか、、?


成長期だから食べてるに一票。


「ただいまー。依頼取ってきたわ!」


「朝ごはん食べました!?」


「どうしたのよ急に!?

別に朝からミカちゃんが起きないように外でご飯食べてから家に帰ってきたわけじゃ無いわよ!?」


食べてきたのか外で、、

私を置いて、、

この場合(私だってご飯食べたかったのに)

と言う思考ではなく、

(ハル姉に置いて行かれた)

と言う思考の方が圧倒的に強い。


「そうですか。一人で外食してきたんですね。」


食べてるに一票という予想が当たったのに、気分は落ち込んできた。


「気を取り直して、依頼に向かいましょう。9時に間に合うように、朝食を済ませましょう。今日は私も朝ごはん食べます!年頃ですからね!では一緒に食べましょうか!!」


「ごめんって、、」


依頼場所に着くまで暇なので、昨日いつか話すと言ってた私のステータスが低い仮説について話そうか。


まず、

普通は一人一種類の魔力しか持っていない。当然だ。人間なら人間の魔力。魔族ならまぞくの魔力。魔獣は魔獣の魔力。と言ったようなものだ。

だが、私はステータスを図る時、三色の魔力が出てきた。すなわち三種類。

ここからはほぼ予想というか想像なんだが、私には魔族としての魔力、そして元人間なので人間としての魔力、あと一つは、、


わからんです。


魔獣としての魔力を実は魔族は持ってるのかな?だから襲われないとか、?


そしてステータスが低く出た原因は、、

魔力測定装置が、人間の魔力しか測定できないから。と結論づけました。

そして元々平和な世界にいた私は人間としての魔力が高いわけもなく、。

と言うことですね!


魔族としてのステータスはどのくらいなのだろう。今まで筋トレとか体幹トレーニングとか、故郷では友人と模擬戦(物理)をしまくったからなー。

精神は人間。でも肉体は魔族。

精神的に強くなったら、人間の魔力のステータスは伸びるだろうか、、。


良いでしょ!?実際に表示されない隠しステータス。しかも2個!!

ちなみにSPは共通なのか、隠しステータスがあるかは謎だ。

いつか魔族用のステータス図る魔法陣作るか。


なんやかんやしゃべりまくったですが、

そーこーしてる間に、現場に着いた。

あーだこーだ準備してからきたので、

どっさどっさ遊び道具がたくさんだ。


さぁ!控室であそびまくろ!!


5時間後、、。


「もう遊ぶネタも尽きました。」


「お昼も食べて1時間半。

午後2時を春音がお知らせします。」


「いやラジオ番組か。」


あったかい室内に、少し開けた窓から10月の涼しい風がカーテンを靡かせ入ってくる。


「やばいです。」


「どうしたのよ。」


「寝ます。」


「ダメよ。」


「・・・・・・...。」


「ミカちゃん?起きないと覚えたての入門編の魔法で胃の中にメタンガス創造しまくるわよ?」


「一瞬で目が覚めました。ありがとうございます。」


「私の目も覚ましてくれないかしら?」


「そうですねぇ。

次寝たら、春音の財布を透明化して、鳥取砂丘のどこかに投げます。」


「目が覚めたわ!」


こんな意味のない会話をかれこれ20分している。

そんな時だった。


「万引発生。場所は店内東側。隣店舗との連絡通路。」


「行きましょう!仕事です!」

「ええ!!」


猛ダッシュで今日の初仕事に向かった。

きっと昨日のことを聞いても懲りなかった凶悪なはんに、、、


「こんにちわっ!!」


見事なショタがいました。


「こ、こんにちは。ボク君一人できたのかな、?」


私は小さい子供の相手は苦手なので、春音に任せよう、、。


「そう、お使い頼まれたのね。

お財布、あるかな?」


「あるよ!500円!」


「じゃあ、メモに書いてある物と500円持って、あそこのレジってところ一緒に行こうねー。」


「うん!」


え、子供の扱いウマスギ!?

私にはできないな近寄っただけで泣かれそうだ。今度から子供に限らず、対人の時はハル姉に任せようか。


「ふう。無事買い物し終えて帰って行ったわ。」


「レジを通さなきゃいけないってお母さんに習わなかったのでしょうか?」


「そこ一番大事なとこなのにね。」


あと2時間半。

昨日こっぴどく追い返したアイツが、あそこは万引きできない、。とか広めてたとしたら、もうここには万引き犯来ないのでは、?

一人退治しただけで5日分も給料もらうことになったらやだな。


「また控室。いくわよ。」


「そうですね。」


1時間後


「提案があります。今日、魔導書を二冊借りて帰りましょう。

そして明日一冊は普通に読み終えて、二冊目は読み終えなかった分をスキル速読で読みましょう。

万引きが来たら大変なので、帰る直前に速読で。」


「わかったわ。これで時間が潰せるわね。」


今日は本当に暇すぎた

明日はさらに暇になると予想されるから、策を講じるのは大事なことだ。


結局何もなく今日の仕事も終わってしまった。




次回。ミカコやっと堂々と風呂に入れる







あとがき。

今回は第十六話にして、仕事してるのに戦闘なし!!

アクションもののはずなんだが、、。

次回はあるかな、、?

書いてる俺もわからんです。

そして、美香子のステータスの謎!

これはなかなか伏線になりそうですね!!僕もいろんなパターンを考えてます!書いててなかなか面白くなってきました!


ではまた次回。

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