第一話 捻くれた考え方の自殺少女は嫌いですか?
不眠症で寝れない社会人が書いた、謎物語です。よかったら見てってやってください。
20XX年、それは突如発生する。
誰が予想できただろうか。このような非情な結末を。
(きっと私なんて居なくても困る人なんていないし、このまま何の楽しみも無く、働くだけ働いて死ぬだけの人生なら、いっそ、、、)
気がついた頃にはもう崖から飛び降りていた。
きっと身体がもう死にたい、いや、生きてたくないと悲鳴を上げ、脳が無意識に足に飛び降りろと命令したのだろう。
そして、今、、、
なんかあからさまに地獄って感じの場所に私はいる。
(なにこの絵に描いたような場所。まがまがしい。一歩も動けない。)
少し経って脳が状況を理解し始める。
(何ここ怖っ!!?くない、、、)
絵に描いたような地獄というか、描かれた絵でした。
その背景画を押し倒すと、どこまでも続いているかのような、真っ白な山?みたいな景色と、
なんか神が居ました。
「えっとソノ、あの、ですね、、ココはドコであなたはダレ、です、、か?」
(久々の素の私としての他人との会話だ。いつもは仕事で他人と話すことはあっても、仕事モードとして喋ってるからかろうじてスラスラしゃべれるけど、素の私として喋ると人見知りが嫌なくらい発揮される。いやそもそもこの前にいる生物は人ではないのかもしれないから他人とも言いづらい。なんなら生物でもないのかも。てか光りすぎじゃん。眩しいじゃん。目痛いよ?痛いのは嫌なので防御力に、、、)
「ちわ〜!ココは死後の世界で〜、俺は神だっ!」
目が光に慣れてきたのか、はたまた神という自己紹介を聞くことができたからかわからないが、その姿がだんだんハッキリと見えてくる。
「割と普通のおじさんなんですね。」
「気にしてるからそれは言わないで!神様やってて言われたら萎える言葉ランキング第187位だから!」
(結構順位低いじゃん。てかそんなにあるのか。暇なの?)
「べっ別に暇じゃねーし!」
(ッ!?いま確かに私は心の中で思っただけなのに神がツッコんできた、、。なるほど、神様ってのは心の声を聞くこともできるのか。うわー。ひくわー。てか、「すごいだろ!?褒めてくれてもいいんだぜ?」みたいな顔やめろよ。絶対ツッコまないし褒めないからな?てか顔に出過ぎだろ。ポーカーフェイスは私の方が上手いな。)
「君の推測通り俺は心の声が聞こえるからして、?
心の中で君が驚いてるのも引いてるのも顔に出過ぎだろって思ってるのも全部わかってるからね?」
少し引かれたことを悲しく思っているのか、そういう演技なのか本人にもわからないだろうが、拗ねたようにすらすらしゃべる自称神。
「それで、私はこのあとどうなるんですか?
シンプルに記憶が無くなってまた人間として地球で生まれるんですか?私個人の意見としてはいくら記憶がない状態で生まれ変わるにしても、あんなとこ嫌ですよ?嫌だから無意識に飛び降りたんだろうに、記憶を消して嫌なこともいいことも無かったことにしてまた生まれるとか、なんかそれ意味わかんないじゃん」
「なんか勝手に人間として地球に生まれ変わる想定してるみたいだけど、そうはならないからね?」
どうやら違うらしい。ひとまずクソみたいな世界とはちゃんと別れられたようだ。
「君は自殺したんだ。親にもらった命、たった一つの命を君自身が消し去ったんだ。それは殺人だ。他人を殺すか自分を殺すかの違いで紛れもない殺人行為だ。」
「だから今から地獄にいってもらう、、とか?」
「そうじゃない。俺は思ったんだ。君はあの世界が生きづらかったんだろう、、。あの世界じゃ無く、、人間じゃ無く、、もっと別のもの、場所、世界に生まれて来てれば、もっともっと充実した毎日を送れる世界線もあったんじゃないか?ってね。」
(今更だがなんかこの神、喋り方神っぽくない。まぁ見た目通り普通のおじさんなんだろう)
「聞こえてるからね!!?
ゴホン!そこで君には異世界で魔王として転生してもらおうと思う!」
「!?」
「あー、異世界転生ね。異世界の魔王にね!なるほどなるほど!HA!HA!HA!HA!!
ちょっと何言ってるかわかんないです」
「なんでわかんないんだよ!」
(異世界?魔王?私の数少ない趣味のアニメやラノベの話でしか聞いたことないよ?まさか実在しているものだったとは、、まさか、異世界ものの作品って作者の実体験か?
いやそもそも今此処にいる私が実在してない死んだ後に見る長い夢のようなものかもしれない、、)
「ちょっと一瞬で色々考えすぎ!神の脳みそでもパンクするレベルで考えるのやめて?
とりあえずそういうことだから、異世界で魔王として頑張れよ!」
「なんか適当になって来てないですか?
私の相手そんなにめんどくさいですか?
そうですよね私めんどくさいですよね。
もう少しの辛抱です!異世界に転生するまでの辛抱です!頑張ってください神様!」
「なんで急にそんなにしゃべるんだよ。さっきまで頭でめちゃくちゃ考えてるけどしゃべるタイプの子じゃなかったじゃん!クールビューティーな感じだったじゃん!さてはアレだな?前世じゃ「喋らなきゃ普通の女の子なのにねぇ、、?」とか言われてただろ!?」
「・・・」
「急に黙らないで?必死になって言い返してる俺がなんか馬鹿みたいじゃん?心でも黙ってるってすごいよ?いやほんと!」
「神様意外とめんどくさい性格してますね」
「お前だけには言われたくないわ!」
(ありがとう。あんな世界じゃ無く、違う世界に転生させてくれて。少し生まれ変わるのが楽しみになって来たよ)
眩い光に包まれた直後、身体の感覚が無くなっていった。
どうやらいよいよ転生するらしい。
あとがき
なんの予備知識もなく、ストーリーも決めず、ノートに構成も書かずに明日も仕事で寝なきゃいけないのに午前2時踏切に望遠鏡を担いでってはないですが、午前2時にスマホ片手に眠い目を擦りながらなんとなく小説?書いてみました。
まぁ社会人になったわけなので何か新しいことを始めたいと思い、無難に物語を書きました。
目指せ!アニメ化!!
夢は大きくね!
さぁて、不眠症気味だが、朝7時まで寝るとすると3時間は寝れるな、、
クソ!月曜日め!滅べばいいのに。
以上、物語と何も関係ない後書きでした。
ps.文章の最後に。とかつけ忘れるのは仕様です