そして三か月後……
「うまくなりたい」はちょっと危険です。
個人的な経験談ですけどね。
うまく書きたいをモチベに長編小説を書こうとして、五年ほど書いたり消したりしたあげく、「冗長!!」の一言で床に投げ捨てたことがあるんですよ。
モチベはね、「楽しいからかく」の方がいいですよ。
続けられるし、先へ進めるから。
学びって気づきなんですよね。頭のいい人の正体って「こうすればいい」に最短で行きつける人なんじゃないかなあ。
本を読んで、考えて、手を動かして、数年たってからようやくひらめく自分にはうらやましい限りです。
この間ようやく気付いたんです。物語に型があるように絵にも型がある。
黄金律だとか構図の取り方だとかいくら本眺めても入ってくるわけないんですよね。
手を動かさないと。
そしてそれは別に模写までしなくても、大まかな形だったり、位置だけをおおざっぱに書き写してみるだけでもいいんですよね!!
「あ! それ、本に書いてあった。丸とか、四角で物体を捉えるって!」
ところでぶっちゃけうまい下手よりも「好かれるか、好かれないか」が大事だと思いませんか?
めちゃめちゃがんばって絵上達して、自分の絵が好きなのに、「あの人の絵、古い」と切り捨てられる可能性だってあるんですよ。その評価は雑な気もしますけど。
まあね世の中には、すでに評価されているものしか安心して評価できないという人が結構いるんです。
ランキングってそういうものでしょう?
自分で自分の好きなものを決められないってちょっと寂しい気もしますけどね。それもまた生き方ですよね。ふーんだ。
なぜ拗ねているのかと言うとですね。
さぼったからです。左手らくがきを!!
誰か反応してくれればいいな、をモチベにがんばってたら、ぜんぜんなくて!
そらまあカテエラだしね。
そんでようやく反応があったのが二ヶ月後。
その頃にはもう毎日の習慣なんてどこかにいってしまっていたわけですよ。
モチベは「楽しいから!」「好きだから!」が理想的ですね……。