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第六天魔王、異世界に降臨す  作者: ネツアッハ=ソフ
異界のダンジョン
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魔王対談

 気付くと、信長は知らない部屋の中に居た。部屋は薄暗く、中央に丸いテーブルと二つの椅子、そして片方の椅子に一人の青年が(すわ)っていた。


 只の人では無い。側頭部に二本の角が生えている。そして、髪と瞳の色が群青色。恐らくは魔族。


 しかし、只の魔族では決してない。その身から溢れる覇気(はき)はまさしく魔王のそれ。


 この青年が、魔王アロウに他ならない。


 「ふむ、貴様が魔王アロウだな?」


 「その通りだ、異世界の魔王よ・・・」


 魔王アロウは不敵な笑みを浮かべ、答えた。


 「座るが良い、魔王ノブナガよ・・・。余は貴様を歓迎(かんげい)しよう」


 「歓迎?」


 信長の片眉がピクリと動く。その表情には、明確な落胆(らくたん)があった。


 「魔王ノブナガよ、我が傘下(さんか)に下れ。さすれば好待遇で取り立てようぞ」


 ・・・瞬間、アロウの目前の机と椅子が吹っ飛んだ。見ると、信長が指を差している。


 信長が何かしたのは間違いない。


 「あまり失望させるな、魔王アロウよ。此処に来てそれは無いだろうよ?」


 「ほう・・・」


 魔王同士の覇気がぶつかり合う。その衝突に、空間が(きし)みをあげて歪む。


 空間にスパークが走る。その力の(うず)に、並の魔物では耐えられないだろう。


 「・・・・・・・・・・・・」


 信長が鉄砲を取り出し、アロウに向ける。しかし・・・


 「残念ながら、そんな玩具(おもちゃ)で余が殺せる物か・・・。出直すが良い」


 アロウが腕を振るった瞬間、空間が容易く(くだ)けた。次元の境界線が砕ける。


 「ぬっ!!!」


 信長は空間の崩壊に巻き込まれ、そのまま何処かへ飛ばされていった。

短い・・・

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