最終話
「…。」
木津川 諭吉は絶句していた。
彼は初めて遊ぶVRゲーム【WWⅢ】でスペック値より事実上の最弱プレイヤーとなってしまったのである。
「諭吉ちゃん、大丈夫…?」
「うわぁ!」
後ろからいきなり声を掛けられ、彼はびっくりして腰を抜かしそうになった。
鍵(以下略)があるのにさも当然化のように家にいることに諭吉は改めて『何でこんなに気を使ってくれるんだろう…?』と苦笑いを浮かべながら感じたという。
「…?大丈夫~」
「お、おう」
「っで、運営はなんていってたのぉ~?」
「いや…それがな」
諭吉は運営からの連絡を柚木に包み隠さず見せた。
彼女は読み始めていくと彼女の表情が険しくなっていった。
「諭吉ちゃん。これって…」
「まあ、そうだな…」
「…」
二人は言葉を失った。
終始の無言の末、無言の空気に屈した諭吉は思い切ってこう切り出した。
「柚木…。ゲーム売ってくる」
「えっ?!」
彼はWWⅢのソフトを5000円台で売却した。
…。すみませんでしたぁ!
今回のこのVWOWはお蔵入りとさせていただきます!楽しみ似ていてくれた読者の皆様申し訳ございません。
理由は2つです。
ネタの都合が合わなくなり、徐々にオチが見えなくなった。
作者自身が書くのが欝気味になったことです。
一応新作は考えておりますが、ワードの方で最後まで書き、そこからの投稿となるので、しばらくは更新が途絶える恐れがあります。
ですが、きちんとコメントなどは見ておりますので、失踪はしないはずです。
改めて、このようなオチになってしまい、読者の皆様並びに小説家になろう様申し訳ございませんでした。