〜2人の気持ち〜
ドキドキが止まらない…。隣にいるだけなのに…。……今でこんなんだったら…肝試し大会どうなるの…。でも、何か話さなきゃ…。「えと…。白樹くんって、怖い系苦手?」 「…んと…。別に…」「あは…そっか…」 何でだろう…気まずい…!!
何話せばいいんだ?全然わかんねぇ〜…。
そして、私たちが、学校に入る順番だ。 ペアになったからなのか、少し優愛が笑った。「ふふっ!ルールは矢印に進んでいったらいいだけだから…」「は〜い」ずんずん進んで行く…。脅かす様な所もあったけど、あんまり怖くなかった。「あんまし…怖くないね…」「……」ズキンッ 何…?何か嫌なの…?その反応……。私は少しうつむいた。「ねぇ…。白樹くんって…私のこと…嫌いなの…?」!!私、何言ってんの…!?こんなんじゃ…ダメだよ…。でも…口が止まらない…!!「だから…!!そんな…!つまんなそうなの!?他の子がよかったの!?」ダメ!ダメ!!私、止まれ!!「いや…!違う!だって…なんか…今日の璃織、可愛いから…」「え…!?」すると、白樹くんの顔が赤くなる。「…何言ってんだよ…オレ…」私の顔も赤くなる。「……えと…ゴメンね…変な事言っちゃって…」「うん…全然…」「あのね…!私……白樹くんのこと…」何…!?私、何を言おうとしてるの!?