〜忘れた気持ち〜
私は呆然とした。「え…と……そうだよね…。私になんかには……ッッ〜〜!ごめ…!私…」無理に笑ってごまかそうとした。でも、無理だった。私はとっさに、その場を走り去ろうとした。すると、去ろうとする私の手を掴んできた。 え…?なに……?もしかして……?説明できない気持ちになった。「……ごめん…璃織…」すると、今までにないくらい心がズキッときた。なに…なにそれ……。私は涙を浮かべて言った。「……そんな…期待させて…そんなこと…言うなら………!!最初っから…あなたのこと…好きにならなければよかった!!」私は、白樹くんが掴んでいた手を思いっきり振り払った。そして、すごい勢いで走り去った。走るたびに小さくなる白樹くんを見たくもなくなった。走りながら、今までの記憶がよみがえる…。恋していた記憶が…。喋った記憶、笑った記憶…どきどきした記憶………。あの時は、どんなに幸せだったのだろうか…?どんな気持ちだったのかな……?そして急にその言葉の意味を疑った。それと同時に、暴走していた足が止まった。 あれ………?私……どんな気持ちだったけ…?
私
……恋する気持ち忘れてる……?
私…
……恋する気持ちなんか知らない……
またみてね♪




