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〜複雑な心〜

…自分でも遥陽が怖いときがあります……。

「傷(きず)つけろ…だと…?どういう意味(いみ)だ?遥陽(はるひ)…」すると、遥陽(はるひ)は、にこやかにこたえた。「ん〜。白樹(しろき)は頭(あたま)いいから、説明(せつめい)しなくていいかなって思ったけど…。まぁ…簡単(かんたん)に言(い)うと……」白樹(しろき)はその言葉(ことば)の続(つづ)きが気(き)になった。すると、遥陽(はるひ)が近(ちか)づいて言(い)った。「璃織(りおり)の心(こころ)を傷(きず)だらけにするんだよ」その瞬間(しゅんかん)に、白樹(しろき)は初(はじ)めて、遥陽(はるひ)のにこやかな笑顔(えがお)に寒気(さむけ)がした。「何(なん)でそんなことを…させるんだ…?」すると、遥陽(はるひ)のお得意(とくい)の憎悪(ぞうお)が混(ま)ざる笑顔(えがお)で言(い)った。「白樹(しろき)は、親友(しんゆう)だから言(い)うけど、オレ璃織(りおり)が好(す)きだから、邪魔(じゃま)したくなるわけ。わかる?スポーツでも勉強(べんきょう)でも女(おんな)でも、お前(まえ)はいつも…オレより上(うえ)に立(た)つんだ…。それが一番(いちばん)悔(くや)しかったわけ。だから、今(いま)はオレがお前(まえ)の10倍(ばい)の悔(くや)しさをプレゼントするよ!だって、白樹(しろき)って璃織(りおり)のこと好(す)きだろ?本当(ほんとう)うぜーやつだな。でも、オレは白樹(しろき)のこと嫌(きら)いじゃないけどね〜」すると、遥陽(はるひ)白樹(しろき)が黙(だま)ったのを見(み)た。すべては、遥陽(はるひ)の計算(けいさん)通(どお)りだったのだ。「どういう風(ふう)にやるかは、オレが仕組(しく)んでおくからさ〜!」すると、遥陽(はるひ)は走(はし)り去(さ)った。 ……クソっ!!一番(いちばん)近(ちか)くで遥陽(はるひ)を見(み)ていたのに…。気(き)づけなかった…。でも…やるしかない…璃織(りおり)のために…。あいつは、みんなの目(め)の前(まえ)でも璃織(りおり)にキスするかもしれない…。その前(まえ)にオレが止(と)めなければ………。自分(じぶん)の心(こころ)にウソをついてでも…。 しかし、その話(はなし)を、遥陽(はるひ)と白樹(しろき)が見(み)えないフェンスごしの影(かげ)で、絵恋(えれん)がきいていたなど、思(おも)っても無(な)いだろう………。

見て頂きアリガトウございます

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