〜不意打ちの連鎖〜
伝えにくいところがあります…。
「遥陽…!」足が震える。昔から限度を超えた悪戯をして、何度も一人になったり、不安になったり…。一度だけ死にそうな時もあった。その度に白樹くんに助けられていた。すると、遥陽はニコニコしていた。ゾッと何かを感じた。何か考えている…。そう…何度もされて、私が大ッ嫌いな…やつ…。私は少し後ずさりした。すると、意外な言葉が出た。「……また明日ね〜?」……!?いつもなら意地悪してくるのに…。そう思った瞬間。素早く移動してきて、腰にスルッと手がまわり、髪を掴んできた。すると、遥陽が手に力を入れ、私は、腰付近が少し前に、上半身が少し後ろに もたれかかったので、すごく不安定になり、足が浮くくらいに、力が入らない。「ッッ〜〜!!やだ…離して!!」「あはは!!すきだらけなんだよね〜。いつも璃織って〜!あ!今離したら、上から落ちるよ〜?」下を見ると、コンクリートだった。 ……!!やだ…今落ちると思うと、ゾッとした。「…何でこんなこと…するの…?」覚悟を決めて言った。「………オレは璃織の涙が好きだから」…は…?何……?涙…?どういうこと?そんなことで…今まで…?「……遥陽…なんか…大ッ嫌い!!」私は涙を浮かべていた。すると、一瞬だけ顔つきが変わった気がした。すると急に涙を舐めてきた。 「な…!な!何!?」なんてことするの!?ここまで遥陽が…こんなのだったなんて!すると、遥陽はペロッと唇を舐めた。「ん〜!もうこれくらいにしちゃおうかな〜」これくらいですって!?怒りがでてきたが、少しホッとした。その瞬間…。「!?…んっ!」遥陽がキスしてきた! 何!?遥陽は…何してるの!?すると、私を地面におろした。「ばいばい!璃織!ごちそうさまでした〜!」また…やられた…。本当にすきだらけだ…。私は…顔を赤くした。