〜恋の裏には悪魔がいる〜
璃織……私も遥陽は無理だよ……。
そのころ、璃織&白樹は…。 もう学校を出ていた。 まだまだ一緒にいたいな…。「んじゃ…、璃織また学校でな!」キュン でも、もう行っちゃう!何かモヤモヤする…。何か言わなきゃ終われない!!「あのさ…私…変わらないからね!ずっと…白樹くんへの気持ちは…」 !んだよ…!そんなこと言われたら…オレどーすればいいんだよ…!「……わかった…オレもだんだん気づいていくから!」気づく?何に?よく意味が分らなかったけど、いいやっと思った。「うん!バイバイ」「おー…」 そして、校門で別れた。 やっべぇ〜…。オレ、完全に璃織のこと好きなのか?可愛いとは思うけど…。そして、ふと璃織の笑顔が頭をよぎる。その瞬間、顔が赤くなった。すると前方に遥陽がいた。 オレより後だったのに早いな…と思ったが、そんなに気にしなかった。「お〜い!白樹〜!璃織とはどうだった〜?」無邪気にきく様に思えるが、裏に何かがあるとは、白樹は勘づいていた。「……別に…知ってどうするつもりだ?璃織に何かするつもりだろ?」「…はいはーい!璃織のことがそんなに好きかよ。なんもしねーよ!そんな学校来て初っぱなから、んなことするかよ」遥陽は最近、学校をさぼっていたのだ。「そうか。悪かったよ」白樹は少しホッとした。「全然いいよー!じゃあな!」遥陽が後ろを向いて歩き出した。「ああ」白樹も帰る方向を向いて歩いた。すると、遥陽はボソッと言った。「何かするに決まってんじゃん?」 そのころ璃織は、明日からの夏休みに何するかを考えていた。すると、ふと、絵恋が帰ったのかなっと思っていた。その瞬間、背中から寒気が走った。私が大っ嫌いなこの雰囲気…まさか……。「久しぶりだね。璃織」……!!「遥陽…」あぁ…私は忘れていた。恋の裏には悪魔がいることを…。