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第2話~Few changes~
あれからというもの何かと言えば彼に会う。
会うところは決まって会社帰りの例のコンビニで、彼の家から近いらしい。
ということは必然的にお互いの家が近いということになる。
別に会おうとしてるわけでもないし、会社から帰る時間を毎日同じ時間に帰っているわけでもない。でもなぜだか毎日会う。
毎日会っているとやはり変化があるもので偏った食事をしているのもすぐにバレた。
「またお肉ですか....。」
「え⁈あぁ、はい....。でも最近はちゃんと食生活は気をつけてたんですよ!ですけど....」
「あぁ、いいんです。個人の勝手ですもんね。おせっかいなこと言いました....。」
「いえ!あなたのおかげでちゃんとしなきゃって思えて助かってます」
「そ、そうですか?なら良かった!じゃあ、これからも言います笑」
「じゃあ、これからは言われないように気をつけないとね笑」
こんなたわいもない会話も出来るくらい打ち解けていた。
こんな私達に少しの変化が生じ始めたのは私が会社に寝泊りする生活から解放された時だった。