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幸せな時間

第七話です。

宜しくお願いします。

すると彼女は――



俺の体を押し返し、


スッ―と立ち上がり

こう言う。




「ずる~い……。」




そして一瞬の沈黙の後、




「シャワー浴びてくるから……。」




と、そう言い

シャワー室へ向かった。




シャワー室へ向かう途中、

一度だけクルッと振り返り、

ニコッと笑う。




その明るい笑顔で、

俺の熱は冷めた。




愛しさだけが後に残る。






20分後――



シャワー室から出てきた彼女は

美しかった。



少し照れくさそうに歩いてくる姿が

また可愛い。




俺の顔を見て照れ笑いする彼女を

俺はグッと引き寄せ――





今度は優しく抱き締める。





バスタオル一枚の彼女の体が

俺の手であらわになる。




白くすべすべな肌――




手は自然と乳房へと伸びていた。




更に優しくキスをする。



すると――


もう止めることのできない、

ブレーキを無くした列車のように――




彼女の体をベッドへ押し倒した。




目の前にいる“女”は

どこを見ても可愛かった。




そして、


“次は何をすればいいのか……”


そう考えていると、

俺を見つめた彼女がこう言った。






「お待たせっ。」





と。



俺はニコッと笑い

なんのためらいもなくこう返す。





「待ってないよ。」





彼女の中にも

ためらいはないように感じた。




二人の間に――




もう戸惑いはない。






自分の愛し方で――




自分のやりたいように――





愛を表現する。





そうすると彼女は

直接的に答えてくれる。





幸せな時が

二人の間に流れた。

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