魔界の使者襲来!?
町の広場で、幼児ルシフェルはピコや子どもたちと楽しく遊んでいた。
「ルシフェルさん、あそぼ〜!」
小さな手で追いかけっこをしながら、ルシフェルも思わず笑顔になる。
しかし、その笑い声をかき消すように、空気がひんやりと変わった。
「――!」
ルシフェルは直感で察する。
魔界の追っ手が、この町までやって来たのだ。
「くっ…こんな小さな体で戦えるのか…!」
幼児化した体で、片鱗だけ残るデビル級の力を少しだけ引き出すが、力加減が難しく、木の枝を飛ばしたり、魔法の光が小さく暴走したり。
「ぎゃあっ!」
逃げながらも、ドタバタな動きで子どもたちやピコを巻き込んでしまう。
追手は魔界の使者、数名がルシフェルを捕まえようと森を抜けて迫る。
「小さくなったはずのデビルが、こんなに素早く逃げるとは!」
しかし、ルシフェルは小さな体を生かして、低い草むらや屋根の下に隠れたり、木々を飛び移ったりする。
「……ふふ、まだまだこの体でも油断はできん!」
途中、子どもたちやピコが小さな妨害をして、追手を混乱させる。
リスが枝を揺らして足場を崩し、ウサギがぴょんと跳ねて追手の注意を引く。
ルシフェルは小さな体で全力疾走しながらも、笑みを浮かべる。
「小さくても、これだけ騒動を起こせるとは…!」
町の通りに出ると、屋台や市場の光景が追手の目を惑わす。
ルシフェルはドタバタしながらも、魔界の追手を町中で翻弄する。
ジュースをこぼしたり、パンを転がしたり――小さな体の悪魔が巻き起こす大騒動だ。
ようやく森の奥に逃げ込み、息を整えるルシフェル。
「……ふぅ、今日も無事に逃げ切ったか…」
ピコがにこにこと駆け寄り、手を握る。
「ルシフェルさん、無事でよかった〜!」
「……仕方ない…助けてもらったな」
幼児化した最強悪魔は、ハラハラの逃走劇を終え、少し疲れながらもチルな安堵感を味わう。
こうして、町での大騒動は一段落したものの、幼児ルシフェルの冒険はまだまだ続く――。
魔界の追手は次回も現れる可能性があり、元の姿に戻る手がかりも徐々に浮かび上がるのだった。




