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第1話 「不穏」

なかなかに終わってる。

「...朝ごはんか。」


朝の陽ざしが差し込む部屋に、イカ臭いにおいが漂ってきた、、、

この匂いはどうも慣れない、この匂いで起こされるようなものだ。目覚めが悪い。


「タドー!ご飯できてるぞー。」


ラクスおじさんの声でも起きれる。声がデカイ。


「おはよう、ラクス」

「おう!元気ねぇなぁ!?どうした!!」


匂いが強烈すぎるんだよ...

一階に降りるや否や、近距離で叫ばれるし。耳痛ぇ。

呪言師なのだから声量が大きいのは仕方ないが、朝からその声量はやめてくれ。


『まったく、うるさいなぁ』

「...っ!!」


ハッとした、また力が制御できなかったのだ。

俺は即座に解呪の構えを取り、唱えた。


『オォン!!!』


解呪にはかなりの修練が必要だが、俺には‘‘必須だった‘‘から、できるようになった...


「っゲホ...ゲホッ!!」

「...ごめん」


本当にこの呪力は...俺には大きすぎる。

村長からも聞いたことがある、この呪力の強さはかつての災厄、野獣に類似するものだと、俺の力ではコントロールすることはおろか、制御がほぼ聞かない。

呪〇廻戦のしゃけしゃけボーイの様なものだといえばイメージがつくだろう。


「ラクスさんごめん俺...」

「気にすんな、俺もこれを承知でお前を引き取ったんだ。お前が苦しんでることは分かってる。」


そう言ってはくれたが、やはり腹の虫が収まらない。自分のこの力がどこからやってきてどうして俺に宿ったのか、そしてそのせいで被害を受ける周り...怒りが込み上げてくる。

力を制御出来ない自分に腹が立ってしょうがない。


「そうイラつくもんじゃない、ただ"言葉に気をつける"だけ、そう考えればいい」

「そうだね...」


また救われたな、俺は。


幼い頃、自身の呪いのよって両親を手にかけてしまった俺は村から追放されそうになっていた。そんな俺を危険を承知で引き取ってくれたのがラクスおじさん。父の弟であるラクスおじさんは、心中穏やかではなかっただろう。

それでも、


「これは君のせいじゃない、悲しい現実だが、君が1人でも生きていけるよう援助しよう。きっと兄さんも"その方が"嬉しいさ。」


そうして俺はおじさんのやっかいになった。

呪力を抑え込む日々は過酷そのものだったが、おじさんのおかげで今は何とか生活出来ている。


これからの生活で、おじさんに少しづつでも恩を返していこう。

そう思った矢先、村長からとある文が届いた。



友人とのノリで書き始めた駄作。

暇つぶしに書くぜ。

『オォン』

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