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前田利長に転生したので織田・豊臣の世で無事生き残れるように尽力します!  作者: Nagamasa N
第四章 天下布武編

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81 どちらが先に降るか

投稿頻度が落ちてます。申し訳ないです。

まだ学校でやっている作業が終わらないのでもうしばらくは頻度が落ちますがお許しください。

数か月後

~別所長治視点~

流石は秀吉殿。あっという間に城は囲まれてしまった。荒木殿が同時に動いたから動揺しているかと思ったがそうでもないようだな。…まさか、兵糧攻めか?だとしたらまずいのではないか?


~村重視点~

右近も瀬兵衛も織田に降伏した。…さてどうやって上様を翻弄しようか。

「殿、黒田官兵衛が風呂に入るよう促しても応じませぬ。」

「…あいつは綺麗好きのはずなのだがな。長い間牢屋にいて己を忘れたのかもしれぬな。」

官兵衛は逃がしてはならぬ。あの男は秀吉に虚偽の報告をするかもしれぬ。そう思ってずっと牢屋に入れておったが…流石にやりすぎたか。

「で、伝令!の、信忠様率いる軍勢が吹田城を落としました!」

村氏…。やはりな。あの男は頼りにならぬ。

「さ、さらに能勢城、三田城、大和田城も寝返り!荒木重堅殿もこの城に接近中とのこと!」

馬鹿な。重堅が寝返るとは聞いてないぞ。

「…おのれ、おのれ!上様に一泡吹かせようと思ったら何だこの様は!…花隈城に行く。皆は残れ。ここで降伏すれば上様も悪いようにはしないだろう。」

「…官兵衛はどうしますか。」

「逃がしてよい。…その前に一目会っておくか。」


~官兵衛視点~

もう7月だ。暑い。少しでも体を動かさねばとは思うが風呂に入れぬから体が言うことを聞かない。あの兵士め。お前は風呂に入るなと嘘を言いやがって。最初からおかしかった。なぜ最初は7日に一回替えられた服を途中から配給が止まったのか。全てあの兵士が決めておるのだろう。荒木様、早く気づいた方がいい。あの男は―

「官兵衛!…臭いぞ。なぜわしは風呂に入れと言ったのに入らぬのじゃ。」

久しぶりに会ったな、荒木様。そして今の言葉で先ほどの仮説が成立するな。おのれ、あの噓つきめ。

「何の用です?寝返れと言われても寝返りませんよ。」

「いやいや。これはお前にとってもいい話じゃ。わしはこの城を捨てる。その前に逃がしてやろうと思ってな。」

捨てる?どういうことだ?…まさか。

「もうここでは戦えぬ。義昭が見捨てるわ、毛利も撤退するわ、もう散々じゃ。これ以上有岡城にいても、な?」

俺の考えはどうやら違ったようだ。…とするとこの方は尼崎か花隈に行くということか?

「よいしょっと。これで出られるな。」

「…この戦は起こした時点で貴方の負けです。それを知っていて一体なぜ―」

「じゃあな。…後は任せたと右近や瀬兵衛に伝えてくれ。」

「ちょ、待ってください!」

行ってしまった。一体何だったんだ。あの人は。…まずは信長様に報告だ。


~信長視点~

嘘だろ。余の目の前に官兵衛がいる。まさか、こいつ捕らえられていたのか?

「信長様、大変です!あ―」

「すまない、官兵衛!松寿丸は、もう…。」

本当にすまないことをした。罪のない子を殺すなんて余は一体…。

「…!そ、ん、な。…それより大変です。荒木村重は現在花隈城に向かっています。」

何でこいつは瞬時に切り替えができるんだ?俺だったら1日は泣いているぞ。

「…わかった。とりあえずお前は三木城に行け。秀吉や半兵衛も心配しているだろう。」

「いえ、まだ話さねばならないことがあります。」

ふむ。大体わかった気がする。

「…瀬兵衛、右近。焼き討ちの支度をせよ。官兵衛は俺についてきてもらおうか。」

せっかくなら宴をしながら話を聞こうかね。


~中川清秀視点~

焼き討ち?この城をか?荒木殿がいないとはいえまだ妻子がいるはず。

「早くせよ。酒がまずくなる。」

なぜだ、なぜ無実の者を殺さねばならぬのだ。

「承知しました。」

「右近!…はっ、お任せあれ。」

危ない。あの場で叱ってはならぬ。…そうか。ここで孫四郎とやらが言っていった策を行えばいいのか。すぐに準備をしよう。


7月4日。有岡城は炎の渦に呑まれ焼け落ちた。この時、城内には6000人ほどの兵がいたというが奇跡的に死者は数十人で済んだ。

一体孫四郎は瀬兵衛に何を言ったんでしょうね。

先に言っておくと今週は70%投稿できません。予めご了承ください。

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