79 黒幕は誰だ
お久しぶりです。この度は更新を滞らせてしまい誠に申し訳ございませんでした。
最近は学校の作業が本当に忙しくて全く執筆できていませんでした。書こう、書こうと思っても気づいたら寝てしまって全然進めませんでした。
これから取り返したい!と言いたいところですが残念ながらまだまだやることが多くて毎日更新は難しい状況です。
こんな私ですが絶対にこのお話を最後まで書き続けます。どうか、最後まで見守って頂けるとありがたいです。
それでは本編どうぞ。
~荒木村重視点~
あれは正月のことだっただろうか。
安土城
あの日はまず、信長様への挨拶に向かった。
「面を上げよ。久しいな、村重。調子はどうだ?」
「相変わらずでございます。…それは?」
「正月と言ったら餅だろ?最近、権六から米が大量に届いたんだが余だけでは流石に食べきれぬ。だから来た奴皆に餅を渡している。」
餅か。最近はあまり食べぬな。三好殿が亡くなってからあまり食べぬようになったのやも知れぬ。
「嫌いか?」
「いえ、ありがたくいただきます。」
その後も色々な話をした後、城に帰った。
「帰ったぞ。…瀬兵衛か。どうかしたか?」
瀬兵衛というのは近くの茨木城を守っている中川清秀のことだ。
「荒木殿、これを見てくれ。」
そう言って持っていた書状を渡してきた。…読んでみるか。
「覚えておるか?義昭じゃ。日頃、信長の下でしっかり働いておるそうじゃないか。感心、感心。…近々信長を討つよう御内書を出す。内容は信長を討てじゃ。では頼んだぞ~。」
何じゃこれは!義昭がまた厄介なことをしようとしているな。にしても相変わらず時勢が読めてないな。
「すぐに信長様に伝えねば!」
「…お待ちを。これは転機かもしれませんぞ。」
どういうことだ、瀬兵衛。
「続きを読んで下され。」
続き?あ、これ2枚になってたのか。
「1枚目は冗談じゃ。…別所、武田、毛利にも手を回してある。もしもここで信長を討てば其方らだけで勝手に政を―」
「これは嘘だ。義昭が我らに大人しく任せるわけあろうか、いや、あるわけない。」
「…本当にいいのですか?あなたが動けば信長様に不満を持っている方も―」
「動くわけなかろう。…でももう一度信長を快く思っていない者に見せつける機会でもあるか。そうすれば我らは逆に…よし。挙兵する。瀬兵衛、お前は右近にわしが何で挙兵したのかを全て伝えてほしい。その上で我らのことを遠慮せずに攻めろとも伝えてほしい。あの者はまだ若いからな。絶対にこんな無謀な戦に連れて行っては」
右近というのは高山右近のことだ。今は高槻城を守らせている。
「承知した。その後戻って―」
「瀬兵衛も織田方に付け。お前と秀吉の仲は誰もが知っている。…どうしてもというなら開戦三カ月は我らについてその後寝返るでもいいが。」
「…荒木殿と秀吉か。痛いところを突いてくるな、お主。」
「まあすぐには動くつもりがないからゆっくり決めるといい。…どうせなら長治や毛利と連携して焦らせるか。フフフ。」
~別所長治視点~
正月
その日は朝から叔父、吉親と話をしていた。
「義昭から手紙が来た。近く、信長討伐の号令を出すから協力してほしいとのことだ。叔父上、今から信長様に密告しに行こうと思う。」
「…待たれよ。信長や秀吉は信用ならん。ここは義昭様の命に従おう。」
「またその話を。いい加減わかられよ、叔父上。天下は織田が取るのだ。今逆らう訳には―」
「荒木殿からも書状が来ておる。3月に毛利と同時に宣戦布告するそうだぞ。毛利が来たらこの三木城はいつまで―」
「秀吉殿が助けに来てくれる。我らは約束したのだ。敵が攻めてきたら何が何でも守るって。」
「…御免。」
次の瞬間、俺の目の前に刀が近づいてきた。
「どういうつもりだ?叔父上。」
「ここで寝返らないなら殺すぞ。」
「…わかった。だったら叔父上だけ裏切ればいいではないか。」
「それが出来たら困らぬ。」
すっと刀が引いた。危ない。あと少しで当たるところだった。
「其方の亡き父にな、正しい道に進むよう言われておるのじゃ。織田にこれ以上ついても何もいいことはない。後醍醐天皇の失敗を知らないか?」
もちろん知っている。…本当にいいのか?こんな叔父を信じて。
「覚悟を決めよ、別所長治。」
信長様、秀吉殿ごめんなさい。叔父はどうしても足利を捨てられないようです。
~高山右近視点~
「そうですか。荒木様が。」
「…其方はどうするのだ?」
「決まっていましょう。私は―」
次は高山右近の所から進める予定です。
…明日もしかしたら更新できるかもしれません。(明後日は多分無理です)




