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前田利長に転生したので織田・豊臣の世で無事生き残れるように尽力します!  作者: Nagamasa N
第四章 天下布武編

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78 御館の乱

注意:上杉景虎視点から先は多少生々しい話が混ざっています。

苦手な方は景虎視点が見えた瞬間にブラウザバックをしてください。

~景勝視点~

「皆集まったな。まずはこの場に来て頂いたことにお礼を―」

「景勝様、何も言わなくてもわかりますぞ。景虎様に付くなと言いたいのでしょう?大丈夫です。我らはあのようなお方に付くほど愚か者ではありませぬ。」

「そうじゃ。あの方に継がせても越後は北条に支配されるだけ。でしたら貴方様についた方が得というもの。」

与六…景信…。

「わ、わしも気づいておりましたぞ!」

「黙れ、景満。其方はさっきまで景虎様の方がカッコいいとか言っておったじゃろうが!」

そ、それは確かにそうかもしれぬが…。

「ですが父上の話を聞けばあのお方は愚将だということがよくわかりました!景勝様、わしは絶対に裏切りませぬ!」

景満は相変わらずうるさい。

「…それでだ。今、この場に来ておらぬ者…誰だかわかるな。」

「憲政様でございますね。」

「うむ。あの方は恐らく景虎に付いた。…早めに消すぞ。この後、武田や蘆名がやってくるはずだ。その前に殺ってしまいたい。」

「…お館様とはまるで違う判断ですな。私は初めて貴方のことを恐れましたよ。」

与六よ。義父上のやり方では景虎は倒せぬ。

「皆は景虎の子を捕らえてほしい。その子は今御館にいる。…子供を殺す悪人ではないからな。」

「「「承知。」」」


~勝頼視点~

上杉が2つに割れたそうだ。景虎と景勝。どちらに付くかはもう決めてある。


我らは景虎に付く。


なぜ負ける方につくのか。4年後の戦で北条を味方につけるためである。去年、わが嫁として梅を氏政殿から頂いた。そのお礼も兼ねて俺は景虎と共闘する。

「…勝頼様。」

「どうかしたか?」

「…北条は下野で足止めを喰らい動けません。どうか、三郎兄上を助けてあげて下さい。」

「わかっておるよ。…では行ってくる。」


越後との国境まで来たその時だった。

「待たれよ!…斎藤朝信と申します。」

斎藤朝信。上杉家の重臣だったはずだ。

「何の用だ?今ここで戦をしろと?」

「いえいえ。でしたら死ねー!と言ってとっくに殺ってますよ。…我らに寝返って頂けませぬか?景勝様は今、味方に付けば―」

「馬鹿なことを言うな。俺は今、義兄弟を助けるために援軍を出している。この戦で北条殿から更なる信を得るためにここで寝返るわけにはいかぬ。」

「…でしたら撤退するべきですぞ。」

何でだ?俺らがお前らより弱いと?

「何かあるのかもしれんが俺は絶対に―」

「徳川が攻めてきます。景勝様がもし味方に付かないなら徳川に使者を送れと言いまして…。」

徳川、だと。…それが本当だとすれば今戻らねば元信の命が危ういな。

「…。」

「勝頼様?」

「信豊。今、戻るべきだと思うか?」

「…つまり景虎殿を見捨てると。」

「そういうことになるな。」

「…確かにこの戦で景虎方に付いても北条からの信が増すだけ。でしたら戻って岡部殿を助けに戻るべきかと。」

「…和議を結ぶか。」


こうして景勝は武田家を追い払うことに成功した。


~景勝視点~

「朝信、本当に嘘が通じたのか?」

「はい。勝頼殿のあの驚いた顔、面白うございましたよ。…御館はどうなって居るので?」

「景虎はもう逃げたようだ。憲政様は既に切っておる。…厄介なのはあいつは子供を連れて逃げたことだ。」

「…どこに行ったのでしょうね?」

「恐らく―」


~景虎視点~

景勝に味方が集まることなど予想済み。そして役立たずの元関東管領殿が死ぬこともわかっていた。…フフフ。後は俺が死ぬだけ。


「道満丸よ。父と共に最期を迎える覚悟はあるか?」

「はい。…この人生悔いはありませぬ。」

「華、巻き込んですまなかった。」

「いえ、これも乱世の定め。最期までお供いたします。」

「…まずは道満丸からだ。」

「はい。…ぐっ!」

切腹させる親なんて他にいただろうか?

「すまない!」

道満丸の首を刎ねた。俺が子を殺したことでこの景虎という名は悪名になっただろう。…何で華は裸になっているんだ?

「…私たちは繋がって逝きましょう。」

「…最後まで変態だな、其方。」

そうは言ったものの実は俺もやりたい気持ちでいっぱいだ。…やるか。


最期の愛を交わしながら我らは短刀を手にする。…うっ!氏政兄者、景勝、後は任せたぞ…。


~堀江宗親視点~

景勝様に鮫ヶ尾城周辺に景虎がいるはずだと聞いていたのだが…あれは。景虎様。

「景虎様!降伏…遅かったか。」

景虎様は既に息だえていた。なぜそんな恰好で華姫様と死んでいるのかはわからん。…道満丸様に至っては首が飛んでいる。…どうして仲のいい家族がこんな目に遭わなくてはならなかったのかね。

ここまで読んだ方しか後書きを読んで頂けないんですよね。


景虎は一体何でこんな行動を取ったのか。は景勝が全て知っています。(死に方を除く)

なのでしばらくしたらまた彼の口から話してもらおうと思います。


次からは有岡城の戦い編に入ります。かなり長いので珍しく編と言っていますが章的にはまだ4章なので目次の変化はまだ行わない予定です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ・佐久間信盛が、良い意味で足掻いている点。 ・上杉景虎が、”やんちゃ”でかぶいている点。 [気になる点] 史実に則っているのだろうが、信長公が佐久間信盛を見直さないのか?と気になる。 [一…
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