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前田利長に転生したので織田・豊臣の世で無事生き残れるように尽力します!  作者: Nagamasa N
第一章 孫四郎立志編

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8 秀吉の調略

あ、また秀吉主役回です。

孫四郎は…あまり出ないです。8割秀吉、2割孫四郎となっています。

最初の方って孫四郎あまり活躍しないですからね。

では本編どうぞ。

~秀吉視点~


ああ、疲れたよ。もう戦はしばらくしたくない。頭も使うし腕も使うし。


「藤吉郎!いるか?」


丹羽様か。玄関に急がないと。



「元気か?藤吉郎。」

「はい!最近は大忙しで疲れてますが。」


こういう文句を言える上司が多いのも織田家の特色だ。織田家って皆怖いという印象が強いかもしれないけどそんなことはないと思う。


「そうか。ではお主に次の任務を言うぞ。」


え、この間墨俣を攻略したばっかりですけど。


「ちょ、ちょっと待って下さい!何でまた私ですか?」

「何でってこれは佐久間殿や一益殿には向いていないから―」


嫌な予感…。


「また戦何て嫌ですよ。」

「安心しろ。調略だ。」


おっと!俺の得意分野じゃないか。調略は今の織田家で一番上手い自信があるぞ。


「誰をやればいいのですか。」

「お主急に声が変わったな。まあいいか。今回の相手は西美濃三人衆だ。」

「西美濃三人衆って稲葉良通・氏家直元・安藤守就のことですか?」

「そうだ。」


3人か。いつもよりは時間がかかるかもだけどまあいけるだろう。食いつきそうな話題もあるし。


「…わかりました。何とか説得させます。」

「頼んだぞ。」


うーん。いいとは言ったけど3軒回るのはめんどくさいな。効率のいい方法を考えよう。



「さてどうやって3人を味方につけようか。小一郎ならどうする?」

「書状で行うべきかと。」


わかっているな。おいらの弟は日々成長している。


「秀吉様はいらっしゃいますか?」


お、遊びに来たな。


「お前様!孫四郎だよ!」


ねねが出迎えてくれたようだ。


「せっかくだしこの部屋に呼んでくれ。遊びながら考える。」

「現実逃避したいだけでしょ。孫四郎!おいで。」

「わかりました。お邪魔します。」



~孫四郎視点~


部屋に入ると秀吉様と秀長様が地図を広げながら座っていた。


「これは美濃の地図ですか?」

「よく知っているな。そうだ。で今日は何をしに来た?」

「はい。少し手に入れた情報があったので伝えに来たところです。」


今日は脳内に入ってきた情報を伝えようと思って来た。多分合っているはずだから大丈夫なはず。


「その情報とは何だ?」

「はい。お二人は2年前の稲葉山城の乗っ取り事件をお覚えでしょうか。」

「もちろんだ。確か21人で城を乗っ取ったやつだろ。確か首謀者は竹中重治だったか?」


流石は秀吉様。よく覚えている。


「はい。ちなみにその方の義父も知っていますか。」

「いや、わからん。」

「私も聞いたことがございません。」


2人とも知らないか。とするとこれは教えた方が良さそうだね。


「安藤守就殿でございます。」

「あの西美濃三人衆のか。…!ということは…。孫四郎ありがとう。小一郎、作戦変更だ!」

「え、あ、そういうことか!わかりました。」


よし。これで僕の目的も同時に依頼できるね。



~秀吉視点~


孫四郎の話を全て聞いてから俺らは再び作戦会議を始めた。


「言い忘れていたが丹羽様の話だと3人全員当家に付く見込みがあるそうだ。だからお前が言う書状でもいいかもしれないが2年前にお館様が言っていたことを思い出してな。」

「何て言っていたのですか?」

「竹中半兵衛という男が欲しいと。」

「それはそうですよね。たった21人で難攻不落のあの城を落とした偉大なお方ですから。」


それさっき孫四郎が言っていたことをもう一回言っただけだろう?まあいいか。


「そこで決めた。稲葉殿と氏家殿はお前が言う通り書状で行う。安藤殿には俺自ら会いに行って調略する。ついでに半兵衛殿も手に入れる。」

「なるほど。では早速書状を書きましょう。」

「いや、それにも考えがある。」

「はあ。」


めんどくさそうにするなって。大丈夫。お前にやってもらう訳じゃないから。



数日後 小牧山城


ええと殿はどこだ?あ、丹羽様に聞いた通り普通に散歩しているや。話しかけても大丈夫そうだね。


「殿!秀吉にございます。」

「お、どうしたか秀吉。」


声からして機嫌が良さそうだ。ならば大丈夫。


「某、どうしても殿に貰いたいものがございまして。」

「ほう。言ってみよ。」

「稲葉殿と氏家殿への投降した際の褒美についてこの書状に書いていただきたく―」

「よかろう。但し必ず、必ず、必ず成功させるんだぞ。失敗したら許さないからな。」


早ッ。まだ俺全部言ってないぞ。そして成功しなかったときのやばさもよくわかった。


「重々ご承知の上です。この秀吉めにお任せあれ。」


これでよし。稲葉殿と氏家殿は簡単に裏切るはずだ。直に書いてもらうというところが大事なんだ。さあ2人に手紙を出しますか。



さらに数日後


早く返事が来てほしい。安藤殿と半兵衛殿の調略をしたい。


「藤吉郎!稲葉殿と氏家殿が我らに寝返ったぞ。」


お、丹羽様だ。よしよし。これで半分は成功した。


「よかった。これで次の段階に行ける。小一郎、小六殿を呼んでくれ。」

「え、あ、はい。」


そんな顔するなって。おいらは別の仕事があるんだ。


「丹羽様には殿に安藤殿ももうじきこちらにつきます。とお伝えください。」

「了解した。では失礼する。」

「お願いします。」


丹羽様と入れ替わりぐらいで小一郎が帰ってきた。


「連れてまいりました。というか普通にその辺を歩いていましたよ。」


早すぎないか?小六殿何してたの?


「で、今回は何だ藤吉郎。」

「ちょっと付いてきてくれるか?西美濃三人衆の人と話し合いをしに行く。」


さて竹中半兵衛には会えるだろうか。



菩提山城


随分と山奥にあるんだな。こんな大自然あまり見ないぞ。とりあえず呼ぶか。


「ごめんください!某は織田家臣の木下藤吉郎秀吉でございます。安藤殿はおりますか?」

「兄上、ここは竹中殿の城では?」


余計なことを大声でしゃべるな。打ち合わせしてないのがばれるだろうが。


「黙っていろ。これで失敗したら元も子もない。」

「なぜここにいるとわかりましたか?」


これが安藤殿か。見た目は優しそうだ。


「この時間はあなたの婿に会っているとの情報がありましてな。それで訪ねてみたわけでございます。」


しばらく悩んだ後、安藤殿は、


「婿殿!中に入れていいか?」


と奥に声をかけた。


「構いません。どうぞ中へお入りください。」


綺麗な声だ。この声の人が竹中半兵衛殿かな。



「私は貴方に―」

「織田に仕えよと。わかりました。もう龍興様に仕えるのはごめんですから。」


早い。本当に龍興を見限ったんだな。


「わかりました。殿にもそう伝えておきます。して竹中半兵衛殿はどちらにおられますか?」

「ここです。」


隣の部屋から出てきた。顔立ちが良くて声も良くて頭もよさそうでうん、文句なしだな。これは難攻不落の稲葉山城も落とせそうな頭をしているぞ。


「おお、あなたが半兵衛殿か。」

「そういうあなたが木下秀吉殿ですか?50人で攻めづらい墨俣を落としたという。」

「いやいやいや。あなたの方がすごいですよ。21人であのお固い山城を。」


褒めあいが始まったのか?違うね。目がそう語っている。


「お互いに相手の油断を誘って勝っただけですがね。」


これについては頷くしかできない。龍興は油断しがちなんだな、きっと。さてそろそろ本題を話していきますか。


「半兵衛殿は今弟殿に家督を譲っていると聞きましたが。」


事前に孫四郎に聞いたことだ。


「はい。私はもう斎藤に仕えるつもりはございません。」

「おお、では!」


小一郎、まだ喜ぶな。


「ですが、織田に仕えるつもりもございません。」

「何と、ではどうやって生きると。」


小一郎、黙れ。俺が今、別のことを聞こうと思ったのに…。


「ひとまず西を見てみようかと。」

「浅井ですかな?」


ようやく聞けた。これについても孫四郎に聞いていた。もしかしたら浅井に興味を持っているかもしれないからなかなか味方になってくれないかもと。今になってから考えるとあいつ何でも知ってるな。何でだろう?


「ええ。織田に続き浅井も今、勢いのある大名ですから。」


そうだよな。浅井長政は桶狭間と同じ年に南近江の大名である六角を野良田の戦いで破って以来順調に勢力を拡大している。


「なるほど。」

「ですが。」


ん?


「ですが浅井の現状が悲惨な物だったり私が求めているものとは違う場合は他の方に仕えることも考えています。」


そういうことか。よし、決めた。


「…わかりました。今日の所は引きましょう。」

「え?」


小六殿を除く3人が驚いている。


「半兵衛殿は浅井の現状が見たいのであろう?」


半兵衛殿がこくんと頷いた。


「だったらそれがいい。その後に織田についたときに浅井の現状を聞けるではないか。な、小一郎。」

「兄上…そこまでお考えだったとは。」

「これでいいか?半兵衛殿。」

「…。」


もう一歩かな?しょうがない。正直に本音を言うか。


「俺は皆が笑って暮らせる世を作る。そのために其方が欲しかったのだが。」


そう言ったら半兵衛殿の目が大きく開いた。


「1年。1年間お待ちください。その間に浅井の状況を調べつくしましょう。」


最終手段でようやく気付いてくれたか。そう。信長様に取らせるよりもおいらの方が欲しい気持ちでは勝っていると思う。


「俺たちも龍興を殺さずに美濃を取る方法を考え続けます。お互いの理想の世のために頑張ろう、半兵衛殿。」

「はい。」


よし。これで根回し完了だ!



帰り道


「なあ藤吉郎。俺、必要だったか?」


そう言えば小六殿一言も喋ってなかったね。でも来てもらったのは意味があるんだ。


「俺と小一郎じゃ道中で何者かに襲われたときの対処ができない。だから小六殿を呼んだのさ。」

「俺、用心棒か?」

「違うよ。小六殿は大事な友達。生涯ずっとね。」

「…俺もお前に仕えようかな。」


な、何だって⁉


「ほ、本当にいいのか?小六殿が?」

「正直信長様よりも藤吉郎の方が考えていることがわかりやすい。」


理由単純すぎません?でも本当にうれしい!


「嬉しいよ、小六殿。これからずっとよろしくね。」

「困ったらすぐに頼ってくれ。その代わり俺もお前を扱き使うぞ?」


それ本当に仕えているの?でもいいや。これでおいらはもう怖くないぞ!



秀吉の調略はこれからも続く。


蜂須賀小六を秀吉の家臣にしました。史実でも確か途中で織田→木下に代わってたはずなのでここは問題ないかな。


そして前回の?の正体も今回判明しましたね。竹中半兵衛はとりあえず浅井長政の家臣にしてから秀吉の与力にしようかなって考えてます。


次回からはまた1年進み永禄10年になります。まだまだ大事な人物が次々と出てきます。次回は誰が出てくるかな?お楽しみです。


あ、次回も孫四郎あんまり出ないですね…。

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