74 第三次信長包囲網
もう投稿時間変えようかな…。(いや、変えても解決できんね)
新年早々、もうすぐ完成しそうな安土城に挨拶に向かった。織田家の人は大体安土城に引っ越したらしい。家督を譲られた信忠様とか南伊勢にいる信雄様たちは来ないけど大体の織田家の方々は安土に滞在しているらしい。
「明けましておめでとうございます、のぶ…上様。」
危ない。表向きの場で信長様と言いそうになったよ。
「孫四郎、余のことを下の名で呼んでも構わないのだぞ。」
「でも気軽に信長様と呼んでいたらこの2人怪しいなと思われるかもしれないですよ。」
「…まあいいじゃないか。酒でも飲むか?」
「…いえ、遠慮しておきます。」
まだ16…数えでも17なんだよ。早いですって。
「そうか。それと声が変わったように感じるが。」
「年が明けたぐらいから低くなり始めています。多分この声が僕…私の大人の声として安定すると思いますけど。」
年明けに急に声が低くなった。でもガラガラ声じゃなくて、ええと何ていえばいいかな?某戦国ゲームの竹中半兵衛の声と同じ感じと言えばいいのかな?あ、半兵衛でも最新作の方の声かな、が僕の今の声の状態になっている。
「…戻ったようだな。声は変わっても中身が戻っていれば余としては何も怖くない。」
「あの時はご迷惑をおかけしました。…でもやろうと思えばいつでも悪になれますよ?」
あえて声色を変えて言ってみた。
「フフフ。久秀を思い出すわ。…惜しかったな。あの場で説得できていれば―」
「父上、永です。入ってもいいですか?」
あ、永姫様だ。大きくなったね。まだ数えで5歳か。僕の下に来るまではまだ時間がかかるかな。
「入っていいぞ。其方の夫もおるぞ。」
「え、だ、旦那様が⁉」
5歳の子に結婚話をするかね、信長様。
「お久しぶりです、永姫様。大きくなられましたね。あ、明けましておめでとうございます。」
「おめでとうございます!…これからはなるべく毎日会いたいです。父上、どうにかなりませんか?」
「そうは言ってもな。孫四郎は今、忙しい時期だから毎日は無理だぞ。な、孫四郎。」
その通りです。
「そうですね。半兵衛先生の付き添いとか北陸勢の援軍に行ったりとか…。」
「…こうしよう。長期戦じゃない限り月に一回は顔を合わせに来い。これは命令だ。逆らったら―」
「行きます!行きますから打ち首とかはやめてください!」
「…孫四郎様?父上はそんな怖いこと言ってないですよ。」
それは姫様が何も知らないだけですよ。
「あ、そういえば市も其方のことを呼んでたぞ。」
「お市様がですか。わかりました。では失礼いたします。」
何となく内容はわかった気がする。
安土城広すぎだよ。10分ぐらい歩いてようやくお市様の部屋に着いた。
「孫四郎でございます。入ってよろしゅうございましょうか?」
「大丈夫ですよ。どうぞお入りください。」
信長様の部屋より質素で綺麗だ。…何から話せばいいかな。
「随分久しぶりですね。てっきり忘れられているかと思いましたよ。」
「まさか。お市様のことを忘れるなんて私には到底できませんよ。あの日のことは今でも覚えていますし。」
「冗談ですよ。…あなたの事情を私は多分理解できているので無理した言葉を使わなくても大丈夫ですよ。」
「では、遠慮なく。…茶々様たちの最近の様子はどうですか?」
「茶々はすでに色気付いてますね。もういつでもあなたに嫁がせることが可能ですよ。」
あれ?茶々様って数えで10だよね?何で10歳で色気付いたの?僕でさえ年末に初めて理解したのに。…あれ?嫁がせるって?
「僕は信長様の娘様を正室にする予定ですが…。」
「長政様にこの後起こることを全て聞きました。茶々はあの猿と嫁ぐとか江は狸の息子の所に嫁ぐということを。私はあの2人を信用できません。でしたら信用できるあなたに3人とも預けたいなと。」
い、異例ですよ。織田一族4人を妻にするって。
「まあ秀吉様に任せないというのは正解ですよ。茶々様にストレスを与えるだけですし。あ、ストレスというのは―」
「それも教えてもらったので大丈夫です。」
「お市様はどこに嫁ぎに行きたいのですか?」
話題を変えるために聞いてみた。
「私ですか。…権六かな。」
柴田様とか。意外に相性合うんじゃない?知らんけど。
「いいと思いますよ。ですがお気をつけあれ。秀吉様もあなたのことを狙っています。もしかしたら―」
「そんなことはさせませんよ。…少し話過ぎましたね。茶々たちに顔を出して今日は休まれては?」
「そうさせてもらいます。最近は半兵衛先生の介護とかで忙しくて…。」
「半兵衛殿がですか。…私にも手伝えることがあったら何でも言ってください。あなたが倒れたら私たちの生きがいが半減してしまうので。」
そんなに信頼してくれるのか。…生き残ろう。皆のために。
3月
定期の織田家の評定に参加していた時だった。
「申し上げます!別所長治殿、荒木村重殿ご謀反!さ、さらに吉川元春が尼子殿が守っている上月城を包囲!さ、さらに村上水軍が本願寺に接近する模様!」
え、ええと何だって?情報量が多すぎて理解が追い付かない。
最後の部分については次回、詳細を載せます。




