表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前田利長に転生したので織田・豊臣の世で無事生き残れるように尽力します!  作者: Nagamasa N
第四章 天下布武編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/199

57 2代当主信忠誕生 利家と成政の苦労

本当は2話に分ける予定でしたがこれ以上分けるととんでもなく少なくなってしまうので今回は無理やり2話分を繋げました。

確か信忠との会話シーンもあったはずですがド忘れしてしまったので思い出し次第孫四郎の裏話の方で書かせて頂きます。

それでは本編どうぞ。

10月、信長様と本願寺の間で再び和議が結ばれることになった。長島・越前と連続で撃破していったことで顕如もそろそろ焦り始めているはずだ。早く本願寺は無くなってほしいな。信長様の理想の世には邪魔だ。


11月4日、信長様はいよいよ権大納言に任じられた。最初に聞いた時は何それって思ったけど久太郎さんからの説明を聞いた感じだと前世で言う国務大臣に任命されたと解釈できた。さらに7日には右近衛大将に任命された。確か日本史の教科書で頼朝が任じられたけど1日で辞任しちゃった役職だっけ?これで朝廷からも信長様が天下人であることを公認されたことになる。そろそろ俺もあの方を上様と呼ぶ日が来たのかな。これから表向きでは上様と呼ぶことにしよう。


28日、信長様は信忠様に家督・尾張と美濃の領有権を譲った。でも実際にはこれからも信長様が物事を決めていくようだ。今譲ったのは徳川家康が将軍になってわずか2年で秀忠に将軍職を譲った理由と同じなのだろうか。今度聞いてみよう。


年末

~利家視点~

今年の年末は寂しいな。例年なら親父様か信長様に呼ばれて宴に行くのに今は府中を守るために残っているからな。いっそのこと孫四郎に任せて家族で旅に出るのも良かったかな。いや、そんなことをしたら成政に睨まれるな。

「まーたざっ!冷えるだろう?ほい、甘酒。出来立てだからあったかいぞ~。」

言ってるそばからやってきた。甘酒か。こいつ、気が利くな。

「ありがとな。」

早速一口…旨いじゃないか。心から温まるな。

「どうした?俺じゃなくてまつ殿の方がよかったか?」

俺そんな変な顔してたか?ただ美味しいと思ってただけなんだが。

「…なんでもないよ。それより意外だな。お前、甘酒を作れたのか?」

「ああ。親父様に『成政もいずれは越中一国ぐらいは任されるようになるだろうから今のうちに米を使った美味しい物を作れるようにした方がいいぞ。』と言われてな。」

確かにな。成政の実力だったら越中ぐらい簡単に貰えそうだな。…親父様も意外だな。何で成政に料理を勧めたんだ?

「…なあ、成政。年貢は今のまま安めでいいよな?また一揆に攻められても困るし。」

「俺もそう思うんだがな。不破がうんとも否とも言わないから困ってるんだ。」

不破光治。俺らと一緒に府中を任されたんだがあまりはっきりとした性格ではない。厄介なことに府中は3人で協力して治めろって信長様や親父様に言われちゃったからあいつがうんと言わないと何も決められない。

「いっそのこと信長様に依頼するか。こいつは判断が鈍いから他の方に任せた方がいいって。」

「言っても多分通らんぞ。信長様は忙しいから北陸方面のことは全て親父様に任せたのだ。だったら親父様に言った方がいい。」

「…それか俺ら2人で治めるという手もあるが。」

「それがばれたら俺らはクビにされるぞ。…どうしようか。」

寒い。こんな夜に考えることじゃない気がする。甘酒を飲んでも寒いことに変わらない。

「利家様、成政様。お汁粉食べますか?」

「どうします?食べないならまつさんと食べちゃいますよ。」

まつとはる殿が作ったらしい。あれ?まつって佐々家とも仲良くしたい感じ?なら俺も協力するけど…。でも藤吉と成政は難しいだろうな。…おっとそんな話は置いておこう。

「いただきます。」

「じゃ、某も。」

旨いな。おーい孫四郎。こっちは寒い中頑張ってるぞ。…早く元の孫四郎に戻ってくれよ。寂しいから。


~孫四郎視点~

ヘクチッ!

うう。風邪ひいたかな。風邪薬、風邪薬と。

「あれ?風邪薬切れてる。慶松、使い切った?」

「あ、この間の越前一揆の際に2人が戦いに行っている間に残っていた2人も同時に風邪をひいてしまったので。」

困ったぞ。今、久太郎さんとは少しぎすぎすした関係だからな~。僕…俺!俺!もう絶対に戻さんぞ。でもこの性格のせいなんだろうな。久太郎さんに嫌われるのは。

ヘクチュン!

やばい、久しぶりに風邪ひいた。お使いを任せるのは申し訳ないし…どうしようかな。

「これ、いる?」

久太郎さん…。何で怖がってるの?いや、俺が原因か。その目からして戻った状態の俺がいいんでしょ?…わかったよ。

「ありがとう。久太郎さん。…何か使い分けの方法が分かった気がする。」

「雰囲気がいつもの孫四郎さんに戻ってるね。やっぱり無理してたんでしょ?初めから言えばよかったのに。」

「だってあの場で戻したら何で久太郎さんだけに戻しているのかなって思われるかと…。ヘクチ!」

あ~あ。もう駄目だ。せっかくの年末なのに風邪ひくなんて。すると久太郎さんが僕のクローゼットから羽織を持ってきてくれた。

「僕が着させてあげるよ。…無理しないで今日は寝たら?」

「そうさせてもらいます。…ヘクチ!ヘクチ!」

僕は大事なことを忘れていたようだ。僕がやる役割は恐怖を与えることじゃない。天下泰平の世を作るのも大事だけど家族を傷つけるのは駄目なことだ。あれ?何か眠気がしてきた…。


家の中では無理に悪人にはならない。いつも通りでいいんだ。きっとね。

成政の妻と言えば『はる』というイメージが強かったので私もはるを採用しました。

決して考えなかったわけではないですよ。ですが柴とか梅とかやっても似合わないなと思ったので某大河と同じですがはるにしました。


孫四郎君、無理をしないでね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ