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前田利長に転生したので織田・豊臣の世で無事生き残れるように尽力します!  作者: Nagamasa N
第三章 孫四郎危機編

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44 崩壊する一乗谷 雲行きが怪しい孫四郎

対朝倉戦の終わりです。

信長vs義景前後編!でもいいかと思いましたがちょっと違うなと感じてしまったので長ったらしいタイトルにしました。

「あのな。名乗り方間違っているぞ。」

いきなり父上にかけられた言葉がそれだった。ですよね。でも僕ようやく話せる場であそこまで言えたんだよ。…いや僕が悪いね。

「申し訳ありません。確か誰々の首、前田孫四郎が討ち取ったり!と言うのでしたよね?」

「なぜわかっていてあの時は言えなかったんだ?」

「魂が乗っ取られたような感じがして…戻ったときにその山崎というものの首を討ち取っていて―」

「どういうことだ?」

どういうことだって言われても…。

「私にはわかりません。仏様や神様しかわからないことだと思います。」

「でもあの刀捌きはよかったぞ。そこだけは認めてやる。」

素直に喜んでおくか。

「ありがとうございます。」

そう言って信長様の所へ向かおうとした時だった。

ドクン、ドクン。

何だ?目の前がグニャグニャに曲がっている。まずい、落馬する…。しっかり手綱を握らないと…。

「孫四郎?」

「どうかしたか?」

父上と賦秀さんの声がする。嫌な予感。僕、また死んじゃうよ。でもここは無理にでも気丈にふるまうしかない。

「大丈夫です。では本陣に戻りますね。」


戻った頃にはすっかりめまいは収まっていた。何だったんだろう?…とりあえず首を討ち取った報告をしないと。

「孫四郎でございます。こちらは先ほど討ち取りました山崎吉家殿の首でございます。」

さっき父上と話す前に袋に入れた首だ。今にも動き出しそうで怖い。

「であるか。そこにある首入れに入れておけ。」

そう言われて首を入れ物に入れようとした。でも無理だった。臭いし気持ち悪いし。一体何でそんな入れ物にまとめて入れるんだ?

「どうかしたか?」

「…無理でございます。」

申し訳ないけど入れながら吐くかもしれないから無理だと言った。

「だと思った。権六、代わりに入れてやれ。」

「ははっ。」

柴田様ごめんなさい。信長様、わかっているなら最初から僕にやらせないでくださいよ。とは言えなかった。


翌14日まで朝倉勢を追撃していたけど長い移動で皆疲れていると判断した信長様は15日から2日間休息を取った。17日からは去年降伏してきた旧朝倉家臣の前波吉継殿による案内のもと一乗谷へ進軍することになった。


18日、一乗谷に着いた我ら織田本隊は城下町を焼き討ちにした。この時に頑張ったのは旧若狭武田家臣団だった。彼らは武田家再興をかけて一生懸命働いたらしい。この戦の後、若狭はどうなるんだろう?そんなことを考えさせられた。そして信長様、相変わらず火を見ながらニヤニヤしないでください。皆退いてます。…また民が焼け死んでいく。何で関係ない民も殺さなくちゃいけないんだ!絶対にあの人の周りには怨霊がいっぱいいるよ。


20日、この戦は意外な結末で終わることになった。

「これが義景の首か。」

「はい。某が討ったものでございます。」

そう言うのは義景の従兄弟である朝倉景鏡だ。目の前には中年ぐらいのおじさんの生首が置いてある。良くは確認できていないけど無念そうな顔をしていそうだなって思った。

「そうか。つまり其方は一族である義景を裏切ったということで良いな?」

「はっ。某は薄々気づいておりました。貴方様が朝倉を滅ぼすことを。」

僕だったら許せないと思う。いくら主君が弱かったとしても裏切るのはよくない。何が何でも主を守るのがこの時代の定めだと思っていた。でも、実際はそうではないようだ。

「お前はどうするのだ?」

「降伏いたします。朝倉は滅びるべき運命だったのです。」

「であるか。…近江に戻るぞ。」

冷たっ。この人使え無さそうだし仕方がないか。それにしても本当に越前はこれで統一できたのかな?何か心残りがあるけど…。

短すぎるのでもう1本投稿します。

いつも通りの20時投稿はいよいよ対浅井戦に入ります。

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