26 金ヶ崎
孫四郎の初陣です。結果はどうなるのでしょうか…。
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緊張する…。負けるとわかっている戦で初陣なんて…。でも行かないわけにはいかない。腹を括ろう。
4月20日
今日がいよいよ出陣の日だ。いざ甲冑を着ようとしてみたんだけど1人じゃ重くて着れなかった。そこで京で留守番役を任された久太郎さんに着させてもらうことにした。
「甲冑って意外に重いんですね。」
「これでも軽い方だよ。後で賦秀のを見てごらん。将来はあれを着るんだよ。」
これよりでかい甲冑なんて来たくないよ…。
「いい?君はまだ幼い。だから積極的に戦いに行かなくていいからね。」
心配してくれてるけど僕は絶対に積極的に行けないよ。まず、これ重いし。
「まあそのつもりですけど。」
「生きて帰ってくるんだよ。」
「…尽力します。」
これに関しては何も言えない。鉄砲で撃ち殺されたり弓で射抜かれたりしたら助からないからだ。
「絶対に京で待ってるからね。死なないでよ、孫四郎さん。」
「…はい。久太郎さん。」
肩をポンと叩かれた。また皆で将棋をできるように生き残らねば…。
その後挨拶のために父上のところへ向かった。
「父上、孫四郎でございます。」
「お、来たか孫四郎。近くに寄ってくれるか?」
多分未来の知識を貸せとか言うんでしょ。わかってますよ。と思いながら半歩近くまで寄った。
「此度の戦どうなる?」
ほらね。どうしようかな。たまには正直に伝えるか。
「実のところを言うと負けます。但しどうやって負けるかはその時まで言えませんが。」
「皆は無事なのか?」
「はい。…それ以上は言えませんが。」
あえて二度言った。これで父上は諦めてくれるからだ。
「わかった。…死ぬなよ。」
最後の死ぬなよ以外申し訳ないけど来た価値がないと思った。もう大事な時以外は行きませんからね。
それにしても周りの旗印を見てみると豪華メンバーが揃っているなって思う。明智光秀や徳川家康様、松永久秀たちも参陣していて改めて信長様の勢力の大きさを知ることができた。さていよいよ出立するらしい。怖いけど行きますか。僕は絶対に生き残って見せる。
5日後の25日に越前に着き翌26日には金ヶ崎城を落とした。皆は順調だと言っているけど僕は南から何かが来そうでとても順調だとは思えなかった。…やがてその予感が当たることになる。
勢いに乗ってこのまま朝倉の本拠地に攻めるとか皆言っているけど本当に大丈夫かな。なんて思っていたら信長様に声をかけられた。
「孫四郎、もうすぐ一乗谷だな。」
「ええ。ですが、なぜか胸騒ぎが止まりません。」
「其方は初陣なのだから当たり前だろう。もうすぐで今回の目的も成せるしな。」
多分初陣だからじゃないですよ。どうしても南の大名があの手紙だけで動かずにいてくれるとは思えないんですよ。一旦皆さんを集めてもらうようにお願いするか。
「…。一旦皆様を集めませんか?最終確認をした方がいいかと。」
「ん?そうだな。其方がそういうならそうするか。」
そんなに簡単に聞いてくれるんですか?受け入れてもらったのは嬉しいけど人を信頼しすぎも駄目ですよ。
話し合いが始まった。とは言っても皆勝てる気満々だから気が緩んでいるけど。これって武田元明殿を助けるためじゃなかったでしたっけ?あ、そうか。武田元明は一乗谷城にいるんだった。それじゃあ一乗谷まで行かなくちゃ駄目か。
「もうすぐ一乗谷。ここからは一気にけりをつけたいな。な、藤吉郎。」
「ええ、丹羽様。ところで信長様。南の長政殿は呼ばなくてよろしかったので?」
「秀吉。長政様は信長様の義弟でもあるが朝倉と同盟も結んでおる。当家よりも朝倉との付き合いの方が長いのに当家についてきて恩のある家と戦おうとするか?」
信長様が答える前に柴田様が答えた。この人武だけじゃなくて意外に頭も使えるんだ。
「それは…しませんな。」
「権六の申す通り。それで今回は呼ばなかったのだ。」
「殿!お話の途中すみません。賦秀です。たった今浅井家から来た使者の方にもらった物なのですが…。」
あれ、賦秀さんだ。…ちょっと待てよ。浅井、使者…。
「賦秀さん、その人の口から送り主はお市様とか言っていませんでしたか?」
「あ、うん。そうだけど。」
…怪しくなってきた。
「贈り物は何ですか?」
「小豆が入った袋ですけど…。」
これって…。
「「袋の鼠!」」
半兵衛先生と被った。やっぱり気が合うね。…そうじゃない!
「どういうことだ?2人とも。」
秀吉様も気づかないのか。しょうがない、僕が説明するよ。
「この袋の結び方を見てください。2つに縛ってありますよね。これは今の信長様の状態を表しているのです。真ん中が信長様。そして両端が浅井と朝倉だとすれば…。」
「我らは挟み撃ちになりますよ。ということです。」
流石は先生。僕の代わりに説明してくれても良かったんじゃない?ってそんなこと考えている場合じゃない!
「信長様、撤退しましょう。今なら浅井もそんなに近づいてきていないはず!」
「馬鹿を言え。長政がそんな簡単に裏切るわけ―。」
「伝令!浅井勢15000が越前に向かって進行中とのこと!」
今のフラグですか?
「…よし、撤退する。誰か殿を務める者はおるか?」
信長様、瞬時に判断を出すなんてすごすぎる。これが織田信長か。いや、僕は何を思っているんだ?
「秀吉が参ります。方々はお逃げくだされ。信長様、今までありがとうございました。」
秀吉様…。駄目だ。秀吉様だけじゃ絶対に危ない。
「秀吉殿だけでは危のうございます。この明智十兵衛光秀も残りましょう。」
「秀吉殿の忠義に感動した。家康も貴殿と共に残りましょう。」
この頃は光秀も秀吉様のことを大事に思っているんだね。今は信用できる。そして家康様も残るんだ。このことがあったから史実の秀吉様は家康様のことを信頼していたのかな。
「わかった。3人とも死ぬなよ。…突っ込むか。」
て、敵がいる近江にですか?死にますよ。
「お待ちくだされ。この先は高島七頭が待つ西近江を経由するのが早いかと。そこでこの松永久秀。信長様の道案内をしようかと。」
松永久秀が信長様に進言した。
「久秀はこの辺りの地形に詳しかったな。わかった。其方を信用しよう。」
大丈夫かな。このおじさん。優しそうだけど信長様を3度も裏切った男だよ。違うね、裏切る予定だ。でもこの状況では流石に裏切らないか。今だけ信用しよう。
「皆、生きて帰れよ!本隊は池田勝正に任せる。また京で会おう!」
「「「応!」」」
乗馬の技術はあるけどうまく帰れるかな?いや、帰るしかないね。信長様は僕たちが守る。絶対にね。
「久秀、西近江は俺のことを嫌っている奴が多いんじゃなかったか?」
「はい。ですが1人だけ説得できそうなものがおります。」
「朽木元綱様ですか?」
久秀…殿に聞いてみた。意外にこのおじさん優しそうな見た目をしている。話しやすそうな雰囲気を出しているからつい話しかけてしまった。
「流石は信長様の小姓ですな。その通り。元綱と私は長年の付き合いでしてな。かなりの自信があります。」
ちなみに朽木元綱のことを知ったのは初陣を迎えることを知った3日後に久太郎さんと西近江の地形を調べていた時だ。たまたま出てきた名前を覚えていたから試しに聞いてみたら当たっていた。
「では私はこれより元綱の下へ急ぎ向かいまする。」
「ああ。期待しているぞ。」
久秀殿ならきっと大丈夫だろう。なぜかそう感じてしまうようになってしまった。
数分後
「久秀殿からの伝令です。朽木元綱は我らに味方するとのこと。これより先は安心して進軍できます。」
やっぱりあのおじさんすごいんだね。只者ではないらしい。
「わかった。行くぞ、孫四郎。」
「はい。」
馬の手綱を引っ張って行こうとしたその時だった。
「て、敵襲!」
え?誰だ、安心して進軍できるって言った兵は?またフラグか?
「鉄砲を構えろ。あれは朝倉の兵だな。なぜここにいるんだ?」
信長様はすぐに指示を出した。鉄砲を持っている兵士の人が構える。
「信長!お前を討つ!」
誰だよ、こいつ。なんて思ってる暇ないね。僕は鉄砲隊の動きに注目してしまった。
「撃て!」
ダーン!
あ、ああ。恐ろしい。目の前で人が死んでいく…。見なければよかった…。じゃない!逃げないと殺されちゃう!
「やるな。だがこれならどうだ?」
そういうと朝倉の兵は爆弾みたいなものを投げてきた。
ボン。
やばい!馬から落とされた!後ろでは鉄砲を構えていた人たちが爆発に巻き込まれて死んでいった。やばい。僕も殺される…。と思っていたら鉄砲が上から降ってきた。どうやら死んだ鉄砲隊の人のやつらしい。キャッチして持ってみたけど結構重い…。…でもあの人たちを止めないと僕たちが危ない。ええと、これの使い方はなんとなくわかる。前世で似た武器をゲームで触ったことがあるからね。球も入っているし後は引き金を引けばいいと思う。
「孫四郎!」
ダーン!
次の瞬間、僕は鉄砲を撃っていた。朝倉の武将は血を大量に出して倒れた。…え?僕が人を殺した?ワンチャン当たるかなぐらいの感じで撃ったんだけど…。
「孫四郎、これはどういうことだ?」
え、ちょっと待って。まずいまずいまずい。人を殺すなんて絶対にやってはいけないことだ。どうしよう。
「孫四郎?」
でもここで撃たなかったら殺されてたかもしれないししょうがないんじゃないか?…いやいやいや。だとしてもだ。駄目なことは駄目だ。
「に、逃げろ!」
「助かったぞ、孫四郎。お前にそんな才能があったなんてな。」
大体、何で当たったんだ?シューティングゲームは得意だったけどこの時代に通用するなんて思わなかった。とりあえず死んだ人に呪われないことを祈るしかない。
「おーい。孫四郎。」
はっと我に返った。
「あ、はい。」
「どうしたんだ?そんなに唖然として。」
「…私はやってはいけないことをしてしまいました。人を殺すという罪を。」
「そんなことこの乱世なら普通にやっているぞ。…早く逃げるぞ。」
そう促されて馬に乗り直した。そうだ。ここは戦国時代。だとしても罪悪感が残るな…。でも今はそんなの気にしてる場合じゃない。絶対に生きて京に帰らないと…。
孫四郎のおかげで何とか生き残ることができた信長。
次は後ろの方の戦い、木下・明智・徳川vs浅井の様子を投稿します。
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