20 孫四郎のお饅頭
実は元データにある作品となろうで載せている作品は多少ストーリーが違うんですよね。元データの物はキャラが固定できていないと言いますか情緒不安定なんですよね。流石に見せられないのでこちらに載せる前に毎回30分ほどの推敲をしているんですよ。
今日はたくさん投稿します。
ランキング上位に載りたいです。頑張って投稿しますので皆様、ブックマークと評価をお願いします。
もし今日ランキングで上位に表示されるようになったら明日以降も予約投稿ですが毎日投稿を続けます。
約束します。どうか、どうかたくさんのポイントをこの作品に下さい。そうじゃないともしかしたら今日で投稿が終わってしまうかもしれないので。(メンタル崩壊寸前)
夏、一旦信長様たちが帰ってきた。とりあえず色々話を聞きますか。
「お帰りなさい、久太郎さん。遠征お疲れ様でした。…何かいいことありました?」
顔がニコニコしている時は何かいいことがあった時だ。
「フフフ。聞いてよ、孫四郎さん。しばらく内政に専念しろだって!つまり‥」
「つまり『しばらくは戦に出なくてよい』ですよね?」
「う、うん。やっぱり孫四郎さんは察するのが早いなあ。そういえば、孫四郎さんは戦いに行きたい?」
僕が戦好きな性格に見えますか?
「出来れば行きたくないですよ。でもいつかは行かなくちゃいけない。それが前田のため、織田のため、そして私のためになるのですから。でも私はまだまだだと思いますよ。多分ね。先に賦秀さんが初陣を迎えそうだし。」
「そうだね。何か悪いこと聞いちゃったかな?ごめんね。」
「気にしないでください。悪気があって聞いたわけじゃないことはわかりますから。」
僕は人の気持ちがわかるようになってきたのかもしれない。これは母上や木下家の皆との特訓の成果からだろうか。
その後は信長様に呼び出された。
「お、来たな孫四郎。我らがいない間どうだった?」
「特に異常はありませんでしたよ。…これは?」
カラフルな飴だ。もしかして。
「金平糖だ。お前にあげようと思ってな。」
全部ですか?嬉しいです。
「ありがとうございます。大事に味合わせていただきます。」
「久太郎はこれを石と勘違いして食べなかったのにお前はわかるのか。」
久太郎さん、石はないよ~。こんなカラフルな石なんて見たことないよ。とりあえず返事しようか。
「はい。異国のお菓子ですよね?」
「…よくわかったな。流石だ。ところでお前はいつ元服する?」
え?急に言われても…。あ、その目は本気で考えているってことだ。流石にこのままの状態で10年ぐらい仕えるのも変だしな。あ、そうだ。
「賦秀殿の初陣が終わった後ぐらいでお願いします。」
豊臣秀頼は確か4歳で元服したはず。その記憶を思い出した。
「今年中だな。了解。…嫁はどうする?」
よ、嫁⁉確か前に脳内に入ってきた情報だと僕のお嫁様になるはずなのは永姫という人らしい。その人が生まれるのは後5年先。そこから成長を考えると結構長いはず。でも流石に嫁ぎ先を変えたくはない。
「…私はまだ8つです。きっと相手の人も戸惑いますよ。こんな子供に嫁ぐなんてって。それに私はまだ名を挙げていませんからきっと久太郎殿たちから何で手柄の立ててない孫四郎が先に嫁を貰っているんだって話になりますよ。」
「本当にお前、子供かと疑うような頭をしているな。まあいい。とりあえず元服だけ考えよう。」
「絶対にお酒は出さないでくださいね。明の書物に若いうちに酒を飲んでも体を壊すだけと書いてありました。」
僕にとってお酒はトラウマなのだ。前世でのとある山奥での爆弾解除をしていた時に解除した途端にビールが噴き出た時以来お酒は怖いものと認識するようになってしまった。でもこの体なら飲めるかな?いやそもそもこの体は8歳だぞ。駄目に決まっている。
「わかった。それで―」
「殿!北畠家が宣戦布告!木造城が再び囲まれた模様!」
この声は丹羽様だ。
「わかった。久太郎!一益、勝三郎、秀吉、稲葉を呼べ!孫四郎は下がれ。」
「ハハッ。」
北畠?日本史の教科書には載っていなかったな。一体どんな戦いなんだろう。そんなことを考えながら部屋に戻った。
~信長視点~
なぜこの5人にしたか。それぞれの得意分野を活かすことができるからだ。
「北畠が宣戦布告をしてきた。これを機に伊勢を統一するぞ。」
「ははっ。」
「作戦は動きながら考えればいいか。あ、それと今回、賦秀を初陣させようと思うのだがどうだ?」
「某は賛成です。あ奴は只者ではない何かを感じますゆえ。」
「稲葉殿に同感です。」
秀吉と稲葉は即座に賛成した。恒興と一益はよくわかっていないので棄権としよう。後は五郎左だ。
「…いいと思います。あの者も人質とはいえ13歳。初陣には持ってこいの年齢でしょう。但し蒲生賢秀殿を連れていきましょう。なぜかは…皆様分かりますよね。」
何を言いたいかを即座に理解した。これは俺がやらかして以来ずっと家臣たちには親と一緒に初陣は参加させるようにという風習が出来てしまったのだ。。
「そんなことわかっているよ。じゃあ決まりだな。」
~賦秀視点~
「えっ!俺が北畠攻めに?」
「はい。先ほど通りがかりの丹羽様に教えていただきましたが賦秀さんは今度の北畠攻めで初陣を飾ってほしいとのことです。」
北畠攻めか。いい場所を選んでもらったな。
「孫四郎、ちなみに行く予定の方々は…。」
「秀吉様、恒興様、丹羽様、稲葉様、滝川様が選出されていました。」
「…柴田様はいないのか…。」
思わずそう呟いてしまった。孫四郎は少し悩んだ後に、
「多分柴田様が選ばれなかったのはこの後のためだと思います。」
と言った。ん?
「この後?」
そういうと孫四郎はしまった!というような表情をした。が、すぐに冷静に戻り、
「と、とりあえず目の前のことに集中した方がいいと思います。」
と言った。何かあるんだな。でも今は聞かないようにしよう。
「…そうだな。何だかよくわからないけど北畠攻めに集中しますか。」
「そうだ、これ渡しておきますね。」
そう言って渡されたのは箱だ。…この箱は。
「私の大好物のお饅頭です。戦場では常に気を引き締めてと言いますが引き締めてばっかりだと肩が凝って本領発揮できなくなってしまいますからね。緊張した時はこれを食べるといいかもです。」
「…!ありがとう、孫四郎。」
孫四郎は頼りになる後輩だ。将来、一緒に戦おう。お前とならきっといい戦ができる。
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元々木造城では5月から籠城が始まっていた。原因は城主の木造具政が織田に寝返ったからである。具政は北畠具教の弟だったので北畠家は大激怒した。そこから3か月間ぬるいような薄いような地味な籠城戦をしていたが全く木造城は落ちる気配がなかった。そこで具教は一旦撤退して体制を整えてから再び攻めることにした。そして再び体制を整えた具教は信長に改めて宣戦布告をした。今やっても信長は京にいるから簡単には戻ってこれないと思っていたらしい。しかし信長はすでに戻ってきていたのである。果たして勝負の行方はどうなるのか。次回に続く。
孫四郎はお饅頭が好きという設定をつけました。あ、でも食べ過ぎて太ったとかそんなことはしませんのでご安心くださいませ。




