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前田利長に転生したので織田・豊臣の世で無事生き残れるように尽力します!  作者: Nagamasa N
第二章 孫四郎成長編

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19 鶴の元服

出てきて3話目の人を元服させるのもどうかと思いましたが時期的に蒲生氏郷が元服するのはこのあたりなんですよね。私も考えましたが史実通りのこのタイミングで鶴千代を元服させることにしました。

それでは本編どうぞ。

鶴さんは毎日僕と同じ時間に起きて掃除を手伝ってくれたり他の子を起こすのを手伝ったりしてくれる。稲葉様が忙しくなった代わりに講師を務めている南化玄興様も鶴さんのことをかなり気に入っている。そんな鶴さんのとある日の様子の話である。


それはある冬の日の事であった。その日の授業が終わった後なんか鶴さんの様子がおかしかったのでこっそり偵察することにしたのだ。…ストーカーと変わらないね。というツッコミはやめてほしい。


随分変な道を歩くな、何て思っていたら柴田様が皆を鍛えるために毎朝開催している鍛錬会に着いた。ここに多分父上もいるな、何て考えていたら、

「おい!誰がそこで覗いている!」

やばい、バレた?と思ったら鶴さんが父上に首根っこをつかまれた。本当にいたね。まあ父上の性格的に暴力を振るうことはしないだろう。

「お前!何で覗いているんだ?」

「待った。これは蒲生の子倅じゃないか。又左、下ろしてやれ。」

「わかった。すぐに帰るんだぞ。」

「いいえ。帰りません!」

何言ってるの鶴さん。ここは帰るべき局面でしょ。まずいまずいまずい。

「そうじゃないぞ又左。…要件は何だ?」

柴田様優しいですね。それに対して父上や僕は…ちょっと恥ずかしいです。

「はい。柴田様の目指している物について聞かせていただきたく存じます。」

なるほど。確かに一度は聞いてみたい。

「お前なんかが聞けるわけ―」

「黙れ成政!親父様続けてください。」

父上は理解力が早いからな。すぐに柴田様に協力してくれる。

「獅子奮迅。わしは信長様の一番槍となり天下布武の力となる。それだけのことよ。」

メモメモと。こういう時に使えるのが自作のメモ帳である。信長様の前に頂いた紙を八つ切りにして束ねて1つの端を折るだけで固定できる。我ながらよくできたと思っている。

「ありがとうございます。では失礼します。」

僕も帰ろうか。なんて思っていたら、やばい。鶴さんこっちに向かってきた。ばれちゃう…。

「あ、孫四郎!」

終わったな。こういう命の危機ではない危機では僕は鈍足になる。

「何!お前も来てたのか。」

「な、何で大声でばらしたんですか!鶴さんの馬鹿野郎!」

「待て!孫四郎!」

父上、鶴さん追ってこないでください。ついてきてもお互いが疲れるだけです。なんて思っていたらだいぶ差が開いていた。これが今の僕の走力らしい。スタミナと体力があればなんとか戦でも生き残れるね。結果僕と父上と鶴さんはまとめて信長様に説教された。朝から城内で騒ぐな!とのことだ。ハハハ…。ついていかなければよかった。


年末近くには鶴さんの元服が行われた。これからは蒲生忠三郎賦秀と名乗るらしい。3人組の中で元服していないのは僕だけだけど別にしたいなんて思わない。初陣を迎えない=戦に出ずに済みそうだから。僕は戦に出たくない。でもいつかは出なくちゃいけないんだろうな。なんて考えながら迎えた食事会でクソまずい甘酒を飲まされたこと以外は今日の行事はとてもいいものだったと思う。


食事会が終わった後、鶴さんと話す機会を得ることができたのでお祝いの言葉とともにこれからどうやって呼べばいいか聞くことにした。

「元服おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。…これからはなんて呼べばいいですか。」

「別になんでもいいよ。」

なんでもって言ったな?僕だから言ってくれたんだろうけど性格が悪かったらとんでもないあだ名にしていたぞ。でもそんなの意味ないからね。シンプルに本名から取るか。忠三郎さんは合わないから賦秀さんかな。

「では賦秀さんと呼ばせていただきますね。」

「わかった。…。」

どうした賦秀さん。…あ、そういうことね。目線の先を見てわかったよ。

「お、おめでとうございます。」

声をかけたのは冬姫様だ。いつの間にいたんだろう。それにしてもこの2人はいいカップルだと思う。早く結婚してもいいと思うけどな。ってあれ?賦秀さんが頬を桜色に染めて照れている。冬姫様もだ。これじゃあ2人とも話せないよね。しょうがない。僕が助けてあげるよ。

「こういう時はお礼を言った方がいいですよ~」

小さな声で耳にそう呟いといた。はっとした賦秀さん。

「あ、ありがとうございます。姫様に声をかけて頂くなんてこの賦秀大変幸せにございまする!」

落ち着きなよ。こっちは笑うのを我慢するだけでも辛い。

「…これ、どうぞ。」

冬姫様から賦秀さんに何か渡した。何だろう?形からしてお守りかな?

「来年初陣だと父から聞いたので。」

「良かったですね。賦秀さん。」

また固まってる。ツンツンと肩を突いてみたら急に動き出した。

「ありがたき幸せ!絶対に勝って生きて帰ってきます!」

「落ち着きなよ。賦秀さん。」

思わず声に出ちゃったよ。冬姫様もクスクス笑ってる。それを見た賦秀さんはさらに顔を赤らめる。負の循環が続くぞ?何なら見ているこっちが恥ずかしいし。僕、やっちゃったね。逃げ出してしまおうかな。賦秀さん、明日謝るから許して!


翌日

朝起きてみるとフラフラで歩いている賦秀さんがいた。

「あれ?どうしたの賦秀さん。酔ってる?」

「あの後大量に飲まされてぇ~」

あれま。可哀想に。そういえば前世でも成人式の後に二次会があったね。あれと同じ感じだろうか。って賦秀さん本当に辛そうだね。部屋からあれ持ってきますか。


「これ食べます?お饅頭とお水です。」

「お饅頭?何で?」

「甘い物を食べると多少緩和されると明の書物に書いてありましたから。」

明でこんなことをやるわけない。でも前世で2日酔いした時ははこれで何とか乗り切れてたから今の時代でも使えると思う。

「わかった。ありがとう。」

そう言うと賦秀さんは部屋に戻っていった。お大事に。


年が明けた1月5日、本圀寺で義昭が三好三人衆たちに襲われたらしい。それを聞いた信長様は松永久秀殿や久太郎さんたちを連れて急ぎ京に戻った。でも着いた頃には義昭の家臣の明智光秀殿や細川藤賢殿が乱を制圧したらしい。これが本圀寺の変ってやつかな。これを機に信長様は義昭のために立派な城を作ると宣言したらしい。後の二条城だろう。ということは暫く帰ってこないだろう。…つまりその間は僕がこの城を守るっていうこと?

蒲生忠三郎賦秀誕生です。このまま初陣、結婚まではサクサクと進めていく予定です。


永禄12年(1569)年に入りました。実は第二章も結構短いです。予定だと第24回で終わる予定です。


そして予告です。明日はいつもの10倍以上の本数をあげる予定です。予定では20時と21時の予定でしたが変えて朝から晩まで1時間に1本のペースで上げていきます。そしてもし明日の日刊歴史ランキングで上位に載ることが叶いましたら12/1~12/14の活動休止を取り消してその間も毎日投稿を続けます!約束します。どうかポイントをこの作品に下さい。実際に明後日以降もあげるかどうかは明日の22時頃のランキングを参考にしながら考えます。よろしくお願いします。


明日は頑張ってたくさんの投稿をします。たくさんの評価とブックマークをお待ちしております。

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