2 この人生でやりたいこと
何とか連日であげることができました。頑張っている自分偉い!(自分で褒めるな)
嘘。まじで…。元の時代でまだ親孝行できていないのに…。
「どうかしたか?」
何か心配してくれてる。このまま考えていてもあれだしとりあえず聞きたいことを聞こう。
「今は何年ですか?」
「永禄8年だ。」
そうか、西暦じゃないのか。多分西暦でと言ってもわからないだろうし。じゃあ何があったか聞けばいいか。
「最近何か大きな出来事がありましたっけ?」
「京では将軍様が暗殺されたぞ。」
いいヒントじゃん。利家が生きていたころに殺された将軍は足利義輝だけのはず。つまり1565年だ。
「ここはどこですか?」
「俺の家だ。」
どこですか?
「どこの国ですか?」
「尾張国だ。」
よく考えればそうだ。信長はまだ美濃には進出していないだろうから。なんてしばらく考えていたら襖がそーっと空いていることに気づいた。誰かいるね。
「孫四郎、起きたのね。良かった。」
多分母親だな。まつさん。多分この時代では美人だ。いや、僕が生きていた時代でも美女と言われるだろう。
「ええと、その…」
「病は誰にでも起こりうるもの。罹ってしまうのは仕方がありません。ですが罹った後は必ず治すこと。そうじゃないと母はもう…。」
「大丈夫だ、まつ。俺も孫四郎もそう簡単にはあの世に行くまい。な、孫四郎?」
確かに。まだ死ぬまでには時間があるはず。
「はい。…ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。」
「別にいいですよ。皆が生きていれば私はそれだけで幸せです。」
「俺もだ。くれぐれも病に脅かされて死ぬんじゃないぞ。」
優しい両親だ。とりあえず笑顔で頷いておくか。そうしたらじゃあなと言って両親は出て行った。
改めて状況を整理しよう。僕は爆発に巻き込まれて死んだ。その時に出てきた魂が何らかの原因でこの前田利長…まだ犬千代か。でも何か両親は孫四郎って言ってたから孫四郎ということにしよう。で、孫四郎の体に入ってしまった。ここは1565年の尾張国清州城下にある前田邸。時期は多分7月から8月ぐらいだろう。なぜそう仮定するかというと暑いのと義輝が死んだのが確か6月だったからだ。実は高校までは文系だったんだけど現代文と英語が出来なさ過ぎてやむを得ず理転した過去がある。僕の得意分野は一応化学と数学だけど高校までの日本史と古典はよく覚えている。ただ大学では日本史を取らなかったので専門的な知識はないけど…。
次にこの体の持ち主の人生について考えてみよう。確か教科書の隅の方に1562~1614と書いてあったのを覚えている。つまり52歳で死ぬのか。52+22=74。えっ、まじで?80年生きられないの?嫌だ、嫌だ、嫌だ。自分の父親よりも短い人生なんて嫌だ。死因は何だったんだろう?うーん。わからん。
〈…梅毒…〉
誰の声だ?あれ?何か勝手に自分についての色々な情報が入ってきている。その中に自分の死に方は梅毒だという情報が入っている。何か恥ずかしいというか情けないというか…。まあこれは避けられる運命だね。多分。
この時代はまだ武田信玄や上杉謙信など有力戦国大名がまだ生きている時代だ。下手に行動したら殺されるかもしれない。何とか生き延びねば。俺の目標は織田・豊臣・徳川と続く世の中で自分の命を守ることだ。いや、自分だけでなく家族も守りたい。自分と家族が幸せに生きられれば何でもいい。家族は誰も死なさないようにしたい。
僕がこの時代に来た時点でほぼ歴史は変わったと言っても過言ではないだろう。だったら避けられる運命は全て変えたい。仲が良くなった人とかが目の前で殺されたりしないようにしたい。でも今こんなことを考えるのは脳内がごちゃ混ぜになる気がするのでまた明日にするかな。…もしかしてこの年齢だから勉強もやり直し?
他の作者様の転生物を見ると0歳から始める人と5-6歳で始める人、成人後から始める人と大体3パターンで始めていましたが私は3歳ぐらいから始めるのがいいかなと思って3歳からスタートさせることにしました。
明日以降は予約投稿に頼ると思います。(大体20時ぐらいの予定です)そのうち100話ぐらいまでストックが溜まったらお昼の12時に変える予定ですのでそれまでは20時投稿でご承知おきください。
それから宣伝タグに織田信長とか堀秀政とかを入れていますがしばらくは出てこない予定ですのでファンの方は申し訳ありませんがしばらくお待ちください。




