諸 第42話「最終決戦 前編」
俺は長い間目の前の白を見つめている。
なぜこうなっているかと言うと単純にクエストクリアして、かなり情報量が過多なアナウンスと共に???に転送しますと言われて転移させられて今に至る。
それにしても長いな、そろそろ暇で死にそうなんだが……。
仕方ない、一人しりとりでもして気を紛らわせよう。
ゴリラ、ラクダ、段差、サイ…………としりとりを続けていると、しりとりが積ませ勝負で良い所になった瞬間で着いた。
着いた途端俺の目の前には何故か意識が吸い寄せられるような感覚がし、吸い寄せられているところを向くと小さな男の子がいた。
「あっwww 無リス匍匐前進野郎が遂に来たwww」
なんだこの失礼なショタは。
「無リス匍匐前進野郎、なんだこの失礼なショタはって思ったよねwww」
うわ、謎に心を読んでくる……もしかしてこいつ神か。
「ご明察www あっwww さっきから心の声会話マンだけど別に話してもいいよwww」
「そういうことならば取り敢えず初対面なので単刀直入に聞きます。あなたは誰なんですか?」
「僕は『infinitepossibilities』のたった一人の開発者・運営でありwww この世のだいたいのことを司る神だwww」
「えっ、あの偶にというか常時酔狂なことやってくる運営!?」
「人のこと酔狂呼ばわり早めてくれないかなーwww 酔狂じゃなくて変人なだけwww」
「それじゃ本題に戻します。何で俺がこんな所にいるんですか?それとシュカって子見ませんでしたか?」
「無リス匍匐前進野郎がここにいる理由はwww 僕が君に突如発生した神殺しを倒してもらうクエストを受けてもらうためだよーwww あっwww もちろん拒否権は使えないよーwww でwww 次がシュカって子を見かけたかwww うーーーん、あっwww そこら辺で見た気はするねwww」
「あの、質問良いですか?」
「うんwww」
「なんで俺なんかが倒す必要があるんですか?俺より神であるあなたが倒せばいいと思うんですけど。」
「うんwww あのクソ雑魚ナメクジなんて本来であれば僕が一撃で倒せるねwww」
「じゃなんでそんなこと。」
俺が疑問に思うとショタ神の後ろからキリッとしていながらもなんだか病んでそうな雰囲気を醸し出しているやつが現れて、俺の疑問に答える。
「それはあの神殺しは我々神由来の能力が全く効かなくなる能力を持っているためですね。」
「あー、それで神とか全然関係ない俺がやるんですね。でも全然鍛錬とかしてませんけど大丈夫なんですか?」
「大丈夫です。今までの別世界を利用したリアルな『infinitepossibilities』が鍛錬等に当たりますから。」
「……だから何故か全体的にレベルが高かったり、急に殺しにきてる難易度に変わったのか。」
「そうです。」
「あのちょっとwww 僕を置いて行かいないでくれないかなwww?」
「分かりました。ここからは貴方が喋って下さい。」
「ということでwww シュカって子をここに連れてきて準備したら直ぐに神殺しのいる場所に飛ばすから覚悟しておいてねwww と言っても連れてくるのにはそんなに時間かからないけどwww」
ショタ神は指パッチンをしてシュカを転移させた。
「あ!ヤマト!」
そう言ってシュカは俺に近づいてきてそばにたった。
「よしwww 後は能力を統合するだけだwww」
「えっ、でもそれをしちゃったら神殺しにダメージを与えられないんじゃ……。」
「ノwww ノwww ノwww プロブレムwww 『朱早王』とかは『infinitepossibilities』の世界由来の能力だからソレをいじった所でなにもないよwww ということでwww 改造開始www♪」
ショタ神はいつの間にか手元に出現させたキーボードになにかを打ち込み始めた。
〈運営特別コードを認識。プレイヤー名ヤマトのスキル『朱早王』、『オケアノス』、『トリトン』、『ゼウス』を統合します。それにより、『海神』になりました。またプレイヤー名シュカに『トール』、『アポロン』、『アヌビス』を譲渡いたしました。〉
最後の俺のスキルをシュカに譲渡するという趣旨のアナウンスの後新しいアナウンスが流れる。
〈スキル『可能性』が発動しました。『海魔法5』、『炎千徒』、『菓子魔法12』、『星魔法12』、『星剣使い15』と『トール』、『アポロン』、『アヌビス』を統合して『アステリアー』なりました。〉
「うわ!なんだか力が目茶苦茶みなぎってくる気がする!」
「確かに今なら立てそうな気がする。」
「よしwww 使い方もインストールされているようだしwww さっさっと神殺しのところに送るよwww」
その言葉を聞いた次の瞬間、眼の前が真っ白になって転移される。
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目の前にいるのはショタ神ではなく真っ黒の男が立っていた。
「シュカ、多分アレが神殺しだ。準備はいいか?」
「大丈夫、もうすでに『アステリアー』を使ってるから。」
「了解、俺が『海神』を使って相手に突っ込むから、援護を頼む。」
「うん。」
俺は不自然な程に静かに立っている推定神殺しに向かって、『海神』の持ち武器のトライデントを突き刺す。
これでそこそこのダメージが与えられたと思ったが、トライデントが突き刺さったところからなにかかが飛び出してきた。
飛び出したなにかは本の人型を吸収した後、空中で抵抗できなそうな程無防備な円形の箱を作り出す。
これは、どっちだ?チャンスか?……いや、これは罠だ!
「シュカ、俺の後ろから絶対に離れるなよ!」
シュカにそう言って、トライデントを床に突き刺しその場に留まる大津波を発生させる。
感とおりに円形の箱ななにかはとんでもない衝撃を与えきた。
だが、大津波の堅牢さにより一時的になんとかなる。
衝撃は一過性のものだったらしくすぐに無くなり、上の面と下の面から特大大剣を持った人型らしき奴かが現れて薙ぎ払う。
俺とシュカバックジャンプをしてよけようとするが、足が巻き込まれてしまった。
くっ、『海神』を使っているとはいえ、流石に神殺しの攻撃は速いな。これじゃ無限コンテニューでも1日はないと見切れない!しかもあいつ、大剣を横にぐるぐる回してなんちゃって結界を作ってやがる。例え赤子がやるような稚拙な手でも当たれば大重症だ。気をつけないと。
そこそこ離れて安全マージンを取っている状況でシュカが何か打開の作があると言わんばかりの顔で話しかけてきた。
「ヤマト、もしかして一人だとあまり隙がなくてあの神殺しのところまで行けない?」
「いや、隙はある。むしろ一々数えていたら死んでしまうほどに。だが、そう高を括って死んでしまってはなんの意味もない。」
「そじゃ、『アステリアー』の『星散歩』で僕が絶対に安全な道を作ってあげる。」
「やってくれ。」
「了解。」その言葉をおいていく程の速さで神殺しに近づいていってその通り道に星を散りばめていく。そして、その道を通っているシュカは攻撃こそされるが一切ダメージを食らっていない。
シュカは無傷で神殺しのところに向うと蜻蛉返り《とんぼかえり》で戻ってきた。
「ヤマト道は作ったよ!後は任せた!」
俺はシュカの望んた事に沿う様な「任せろ!」を返して、シュカが作った道を進む。
今の俺の持っている武器はトライデント……まぁ槍に近いし全く持って慣れていない武器よりはマシだ。そして、槍で俺のステータス等が『海神』でバク上がりしているし、アレをする!
俺はこっちに向かって飛んでくる攻撃をシュカと同じように躱して、もうすでに届きそうな範囲にいたが、神殺しは更に”形を変えて”至る所から現れて一斉にに襲いかかってきた。
くっ、駄目だ。これじゃシュカが『星散歩』で作った道の意味がない!今すぐ戻らないと−−−
俺は神殺しの一体に攻撃され意識を失った。
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種族:神依り人
レベル:???
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:
称号:
体力:1
攻撃力:0+350
知力:0
魔力総量:0
防御力:0+115
速度:0+100
スキル
『海神』
我流スキル
『水無月』『陸月』『武刃乱舞』『影葬葬』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:390
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:1260+最大体力の10%
攻撃力:1620+450
知力:1620+450
魔力総量:3250+最大魔力の10%
防御力:840+5
速度:744+100
[専]精霊力:1680
[専]精霊力総量:3160
スキル
『可能性』『テイム』『ロードモード』『精霊流』『アステリアー』
次話の投稿で最後になると思います。




