諸 第41話「暑い日に食べるアイスはとても美味しい」
〈精霊の光を獲得しました。これにより強制クエスト『精霊の光取得の道』がクリアされます。また最終強制クエスト『極小ピラミッド取得の道』が発生しました。了承します。〉
俺は辺り一面に広がるなにもない砂漠を眺めながらアナウンスを聞く。
大パニックだ!大変だ!マップの火山ぶりに暑い……アイス食べよ……。
俺は自分のポーチから大パニックだ!大変だ!マップの火山用のアイスをいざというときのためとっておいたものを出して伏せた状態で食べる。
隣りにいたシュカもあまりの暑さにアイスをガツ、ガツ、ガツと丼系のものを食べるような感じで体を冷やそうとしていた。
しばらく食べてから残りのアイスがなくなったのか俺に話しかけてくる。
「ここほぼ同じ様な景色で迷いそうだけど、どうするの?」
「……どうしょうもないから適当に歩いて変化が無いか見る。」
俺達はしばらく歩いた。
そして、今俺達の目の前には蜃気楼かもしれないが非常に栄えていそうな国があった。
「シュカあれは見えてるか?」
「うん、確かに見えてるよ。……暑すぎて幻覚を見ているだけかもしれないけど。」
「その可能性はあるが、もしかしたらなにかあるかもしれないからな。行ってみるか。」
「それじゃ、僕の背に乗って。」
そう言ってシュカは俺を背にする形で屈む。
俺は這ってシュカの背中に背負われる。
「ちゃんと掴まったよね?」
「ああ。」
「じゃ、行くよ!」
俺を背負ったシュカはレーシングカー顔負けの速度で非常に栄えていそうな国に向う。
数分後、非常に栄えていそうな国に着く事ができた。だが−−
「この国が蜃気楼じゃなくてよかったね!」
「そうだな。でも着いた途端に奇妙な集団に囲まれて捕まえられ刑務所にぶち込まれるとは思わなかったが。」
「ヤマト的にはもうちょっとくらいここに居たい?」
「うーん、奇妙な集団にスキルが一切効かなくて刑務所にぶち込まれると思った時は焦ったが、そこまで悪いところではないな。3食とおやつ、夜食風呂付きトイレ付きの刑務作業無しプライバシー確保のための個室完備でその個室がそこそこ良い賃貸の様なもので飯もうまい、おまけに楽器が置いてある大広場が常に使えて図書館まであるからなー。」
「だねー、お風呂も何故か源泉掛け流しだし。」
「でもしっかり随所に鉄格子がついているとこを見ると、刑務所だなって思う。というか、仮にここから出るとしても奇妙な集団がここにいたら脱獄できないだろ。」
「それにしても、なんでここは刑務所なのにこんなに快適なんだろう?」
「多分ここは軽い罪を犯した受刑者の更生を目的とした刑務所だと思うんだが、真実はわからないな。」
「うーん。それじゃ今は考えなくてもいいね。そう言えば聞くの忘れていたけど、今回は何を手に入れないといけないの?」
「今回は極小ピラミッドって言うのを手に入れないといけないんだが、今回はクエスト背景とかの説明なしだ。」
「極小ピラミッドかー、極小って書かれているくらいだし目茶苦茶ちっちゃいから探すのが大変になりそうだね。」
「だが、今回は最終強制クエストだからこれで強制アイテム集めのクエストは終わるぞ。」
「本当!?」
「ああ、多分今回で終わる。」
「それじゃ頑張らないとね!」
「だな、だったらここに長居は出来ない。今から脱獄するぞ!」
「うん!」
俺はシュカに背負われ、わざわざ説明する程ではないそこそこの試練を突破して1時間で二人で脱獄した。
今は少しだけ顔を覗かせている太陽により少々明るい街をかけている。
「意外にいけたね。」
「あの奇妙な集団が現れなくて本当に良かったな。」
「そうだね。そういや、ノーヒントだし何処に行くの?」
「極小ピラミッドでもピラミッドはピラミッドだし、王がいそうな城ににでも侵入した実物はなくてもヒントくらいはあると思うから、そこの城でかい城に向かってくれ。」
「了解。」
シュカは俺が指さした贅の極みみたいな城に向かって全力で走り出す。
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2時間後、俺達はこっそりと城の中に入ることに成功した。
城の中は外見に劣らず贅の極みみたいな装飾品が数多数。なんでこんな砂漠の中にある国なのにこんなに豊かなんだと思いつつ極小ピラミッドのヒントを探す。
まずは情報の塊である本が大量に置いてある書庫を確認してそれっぽい本を発見することが出来たが、残念ながら俺達には読めない字で書かれていて駄目だった。
次に極小ピラミッドが手乗りサイズだったら精霊の光のように宝物庫に保管されていてもおかしくないと思った。ので数々のセキュリティを突破して中に入ってみたが、関連する良くわからん文字書かた関連書は山ほど見つかったが肝心の極小ピラミッドは無かった。
その後は半ば虱潰しのように探し続けてついに残された部屋は一つだけとなった。
そして、その残された一つの部屋の名前は謁見の間。
俺達はこの城には極小ピラミッドはないのではと思いつつも謁見の間の扉を優しく開けると、中には片手で頬杖をしてもう片方でピラミッド状のなにかを持っていた。
推定王は俺立ち向かってゴミムシでも見るような目で口を開く。
「ああ、お前達は昨日我が国の法律も知らず我が国に生身で入り込んだと連絡が入った賊ではないか。」
「なんで貴方が俺とシュカの顔をが知ってるんですか?」
「多少言葉ををわきまえただけの賊が我に質問するんじゃない。大体今何時だと思っているのだ。お前らのせいで我はこんな朝早くまで一睡もしないで徹夜で、伝統しか価値がないのにその伝統すら忘れられて形骸化してしまった極小ピラミッドの管理をせねばならなかった。だから我専属の魔術師を派遣してお前らが着たタイミングで無限快楽牢獄に落としたというのにまさかあの牢獄から這いやがってくるとは。」
うわ、なんかすごい話始めた。しかも、顔をが本当に疲れている人のソレだ。これは黙って静観の方がいいな。
大体国王はストレスのあまりか爪を噛み始めた。
「もうこんなことにやるくらいなのであれば、極小ピラミッドという名のゴミを必要としない社会に革命するか。それなら賊達、お前にお望みのこれを渡してやろう。但しただではない。これを受け取ったら早々に我が国から立ち去れ。この国周辺で売ろうものなら今度は無限苦痛牢獄にたたき落としてくれる。」
えーー!んなギャグみたいな展開……いや普通にありがたいから貰っておこう。
「見ず知らずの俺達でいいんですか?」
「賊は刑務所、警官大国と言われているこの国からは直ちに立ち去ると思うからだ。」
「それならありがたく頂戴いたします。」
〈極小ピラミッドを獲得しました。これにより最終強制クエスト『極小ピラミッド取得の道』がクリアされます。おめでとうございます。これにて全てのクエスト完了した為、今まで獲得した、極属性付与玉、人機、精霊の光、極小ピラミッドを合成して武器を作ります。………完了いたしました。武器神羅万象網羅玉が完成いたしました。これによりスキル『ゼウス』、『トール』、『アポロン』、『アヌビス』を取得しました。これにより???に転送します。〉
情報量が多い!
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「うはwww なにこのギャグみたいな展開目茶苦茶笑うんだけどwww」
「と言いつつ、この状況は貴方が用意したことじゃないですか。」
「仕方ないね神殺しがこっちの世界にめちゃくちゃ侵略し始めて時間が結構やばいからねwww」
「で、この状態であのプレイヤーを神殺しにぶつけるんですか?」
「そうだねwww あの無リス匍匐前進野郎は今の状態でも倒せると思うからねwww」
「それでは、後はあのプレイヤーがくるまでの辛抱ですか。」
「うんwww そうwww」
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種族:神依り人
レベル:???
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:
称号:
体力:1
攻撃力:0+350
知力:0
魔力総量:0
防御力:0+115
速度:0+100
スキル
『朱早王』『オケアノス』『トリトン』『ゼウス』『トール』『アポロン』『アヌビス』
我流スキル
『水無月』『陸月』『武刃乱舞』『影葬葬』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:390
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:1260+最大体力の10%
攻撃力:1620+450
知力:1620+450
魔力総量:3250+最大魔力の10%
防御力:840+5
速度:744+100
[専]精霊力:1680
[専]精霊力総量:3160
スキル
『可能性』『菓子魔法12』『星魔法12』『テイム』『星剣使い15』『ロードモード』『精霊流』『海魔法5』『炎千徒』




