諸 第37話「笑顔」
ヤマトがスキル達を犠牲にして『朱早王』を手に入れていた頃、シュカとボレはヤマトがいた空間にそっくりな空間で話し合っていた。
「取り敢えず、ヤマトと出口を捜索する方針で動こうと思うんだけど、異論はない?」
「うーん(笑)、ここにどんだけ強いモンスターいるかわからないからなんとも言えないけど(笑)、オレとしては動かないと何も始まらないから(笑)、動いた方がいいと思うよ(笑)!」
「それじゃ、辺りに気をつけて、頑張っていこう。」
僕とボレはヤマト捜索の旅に出発した。
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「うーんwww 無リス匍匐前進野郎やっとこさあいつに対抗できる力を得たようだねwww いやーwww とても長かったwww 普通に選ぶ人間を間違えた気がするんだけどもwww 」
「いえ、無リス匍匐前進野郎ことヤマト様は他の適合者と比べて優秀ですよ。そもそも貴方がこいつしかいない、とか言い出したのに何を今更。」
「そーなのかーwww いやー、期待しすぎたのがいけなかったかなーwww!」
「貴方の期待が常識とはかけ離れすぎてるんですよ。もうちょっと常識というものを学んで下さい。」
「い☆や☆だ☆www なんで僕がそんな事しなきゃならないんだよwww 」
「無駄にがっかりしない為なんですが。まぁ、貴方は理不尽で我儘なゲーム運営なのはわかっていますから。」
「圧倒的無駄な理解度の高さに悶絶必死www」
「それで、例の化け物については対処可能なんですか?」
「多分www 大丈夫だと思うwww」
「そんなんで大丈夫なんですか?例の化け物は我々神の攻撃を無効化してくる奴だから、オーバーテクノロジーなVRゴーグルを生み出し、VRゲーム『infinitepossibilities』で大量の人を集め、人間に神同等の力を与えて討伐しようという計画は貴方の娯楽だったんですか?」
「僕は娯楽に本気出すタイプなんだよwww 無リス匍匐前進野郎が計画通り神に等しい『朱早王』を手に入れたからねwww あとは最終調整をするだけだよwww」
「それなら、さっさっとして下さい。」
「へいへいwww」
そう言いつつ、神はキーボードで小気味の良いリズムをたてながら、タイピングを始めた。
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僕とボレのヤマトと出口を捜索の旅は難航していた。
どれだけ必死になって探せど、見つかるのは同じような風景だけ。そんな精神的に負荷がかかる状態にいた時。
後ろから音が聞こえた。
うん?この音の感じ絶対にヤマトじゃないね。なら誰だろう?
何者か確認しようと振り向くとそこには、謎にピカピカと光りながらも、どこか暗い雰囲気を纏っている存在。名前を見てみるとそこにはツクヨミ(レベル390)と書いていた。
「ヤマトがいない状況で戦って無駄に消耗するのはできれば避けたい。ボレ!ここは一旦引くよ!」
「了解!(笑)『モードチェンジ』(笑)『ハルピュイア』(笑)!」
ボレが変形したと同時にボレの体に飛び乗って、空に逃げた。
一旦、ツクヨミが来れない場所まで行ってまた探索をしないと……。
そう僕が思っていると、後ろから当然のようにとんでもない速さ飛んできて、回り込んだ。
もう逃げられない!仕方ない、ボレに大きなダメージを与える前に倒す!
「ボレ、変形解除して!」
「了解(笑)、『モードチェンジ』、オフ(笑)!」
ボレが変形解除して、私は放り出された。
その状況を変えるために『バイーンマカロン』を真下に設置する。
『バイーンマカロン』の上に着地して、こちらに向かってくるツクヨミを直視する。
あの技は色々問題があるから使わないと思っていたけど、今は使うしか無いみたいだね。
「『精霊流』、奥義『擊打執刀』。」
『バイーンマカロン』で宙に上がった僕はツクヨミに向かって進む。
「ツクヨミ、おめぇをぶっ倒す!」
そして、僕の『擊打執刀』による裁きを執行する。
結果はツクヨミの体力を半分にする事しか出来なかった。
「チッ!精霊力総量の大半を使ってこれかよ!いい加減にしろ、神気取り野郎!」
ツクヨミに罵声を浴びせ、『撃零』を喰らわせ、10分の1にも満たないダメージを与えた。
「シュカが壊れた(笑)。」
「うるせぇ!ボレはさっさと『無職職歴なし天涯孤独』に『モードチェンジ』しやがれ!」
「もう重病(笑)。『モードチェンジ』、(笑)『無職職歴なし天涯孤独』(笑)。」
ボレは『無職職歴なし天涯孤独』に『モードチェンジ』してツクヨミのヘイトを集める。
ツクヨミがボレを攻撃し始めた。だが、そのせいで隙がかなり生まれ好きをつき、切り刻む。
その攻撃はツクヨミにミジンコ程のダメージしか与えられなかった。
くっ、俺のターンは終了か……。
っ、うっ、……やっぱりこの技を使うのはもうやめよう。
僕は『擊打執刀』は二度と使わないと決める。その後『激零』をツクヨミにぶつけたが、体力はほぼ減らずピンピンしている。
ツクヨミはボレにいくら攻撃しても無駄だという事理解したのか、僕に向って『夜の世界』を使ってきた。
僕はこの攻撃は不味いと思い、『星魔法』の『スターシールド』で防御した。
ツクヨミは両手を広げ、そこから暗闇が広がった。
暗闇は空間を支配していき、絶対に避けられないと言うことを悟らせてくる。
まんまんと暗闇に呑まれてしまった僕は、呑み込まれたときに発生するダメージを貰いの固定ダメージの応酬を受ける。
駄目だ。このままじゃ、なにも出来ずに死んじゃう。
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オレは虚ろな存在だ。
誰かを立てるだけに存在するただの道化師。だが、居ても居なくてもいい。DXミノタウロスを『モードチェンジ』の『スフィンクス』で倒した後、他の闘技場に行ってヤケクソにそこら辺のモンスターを狩りながら「オレは存在する価値はない。」とぼやいていたオレにシュカは言った。
「そんなに自分の事を悪く言うことはないよ、存在する価値が無くなるようなことはしてないんだから。」
と、オレは咄嗟に「なんでそんな事がわかるんだ?」と言ったが、その答えは、
「目だよ。」
という言葉だった。
そんな特別でもない言葉は何故かオレの深い所までささって、シュカにとんでもないなにかを感じた。
シュカは「君はあんな大量のモンスターを倒せるんだから強いよね?良かったら僕のパーティに入らない?」という誘いの言葉をオレに言ってきて、オレはシュカのパーティに入ったらなにか変わる気がしたので−−−パーティに入ることにした。
その後色々あってオレはシュカから貰う形で、予感通りに変わることが出来た。
そして、今。
オレの恩人であるシュカがピンチになっている。とても有り難いことにどうにかする力がオレにはある。
『マンハッタン』の『3.2.1』だ。懸念点はこの領域がツクヨミを倒した後に続くことだが、『モードチェンジ』のレベルが上ったことにより強化され相手の状態異常フィールドを消し飛ばせるようになっているから大丈夫。
前にこれを使った時は消えてなくなるかと思ったが、今はオレの命を犠牲にしてでもシュカを救わないと!
オレはツクヨミに向って全力で走って近くに行き『モードチェンジ』で『マンハッタン』になって、『3.2.1』を使った。
痛覚がないのに体全体がとても痛く、絶対に使ってはいけないスキルを使ってしまったという後悔が押しよせているが、シュカが助かるなら良い。
どうせ貰ったものを返すだけだから。
『スリー、トゥウ−−』
「ボレ!今すぐそのスキルを止めて!」
「シュカはいつまでも笑顔でいてね(笑)。」
オレはシュカをできるだけ不安にさせないようにとびっきりの笑顔を見せた。
ツクヨミはオレの『3.2.1』を止めようとしているが、もう遅い。発動してしまえば二度とは止まれないのが『3.2.1』だ。
辺りの暗闇はオレの体から発せられる光で侵食し返す。
そして、ツクヨミをオレの光で包む。
『ワン−−』
「お元気で(笑)!」
−−−−−−−−−ドッッッッンッッ!!
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爆発音が鳴り響き、ボレのパーツが辺りに飛散る。
ボレの決心の爆発はツクヨミの体力を削り切るだけの破壊力をもっていた。
〈レベルが上がりました370→390。これにより『海魔法4』が『海魔法5』なりました。また『星剣使い13』が『星剣使い15』になりました。〉
僕は離散したボレのパーツを1つ残らないように拾い集め、ポーチに入れる。
「ボレの……バカ。」
涙をこらえながら回復ポーションを飲んで、ボレが死んだことをヤマトにもつえないとと思い、ヤマト捜索に移った。
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種族:神依り人
レベル:???
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:
称号:
体力:1
攻撃力:0+350
知力:0
魔力総量:0
防御力:0+115
速度:0+100
スキル
『朱早王』
我流スキル
『水無月』『陸月』『武刃乱舞』『影葬葬』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:390
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:1260+最大体力の10%
攻撃力:1620+450
知力:1620+450
魔力総量:3250+最大魔力の10%
防御力:840+5
速度:744+100
[専]精霊力:1680
[専]精霊力総量:3160
スキル
『可能性』『菓子魔法12』『星魔法12』『テイム』『星剣使い15』『ロードモード』『精霊流』『海魔法5』『炎千徒』
これでストックが尽きたので、ストックが貯まるまで投稿を休もうと思います。
ストックがまた溜まったら週一投稿再開します。




