諸 第32話「地鳴り」
俺は大パニックだ!大変だ!マップで最後に行くダンジョン……ではないが、ダンジョンとなる場所に移動している。
その道中、小さいデフォルメされており、可愛らしい見た目でこのマップのアイドルともてはやされている雲のモンスター、クモくっん(レベル290)が出てきた。
「シュカ、ボレ、武旗槍を試してみたいから、下がってくれ。」
と言いながら、俺は「モード風。」と呟いた。
そうすると、風林火山と書かれた旗の風の部分が発光し、猛き風を纏う。
速度が上昇したのか体がやけに軽い、これは多分割合上昇でないのか、固定値上昇は普段の俺の速度は760なのに2倍くらいの体感だ、固定値が760の上昇なんてぶっ壊れがすぎるから、2倍の率か?いや、それでも俺にとっては十分にぶっ壊れているが……。
考えながら、クモくっんの側に素早く移動して『水無月』で倒した。
倒した後、モード風から通常時に変えると次の使用まで5分と出て納得した。
ほぼ一回の戦闘で一回限りのモードチェンジのようなものだが……、これは、他のモードも期待していいのか?
俺はそんなことを考えて、シュカとボレを引き連れてボスがいる場所に向かった。
……………………………………………………………………………………
空には雲などは一切なく、地面はカラッカラに乾いており、こっちまで喉が渇いてしまうような地面を渡った先には大きな地割れか何かで出来たのであろう大きな割れ目があった。
その奥まで進むと、俺が一度戦った相手、大地が人間の上半身をモデルに形を変えたという設定で常に体が揺れ動いており、その腕はどんな火の攻撃を受けつけない、大パニックだ!大変だ!マップのボスモンスター。俺こそ地震(レベル370)が居た。
だが、勿論、俺が戦った時からレベルの開きがとんでもないことになっているし、何より前見た時よりデカい。
前は大男級だったが、今は巨人だな。あとレベルの差がインフレしている、と言っても、このインディ生活の中ではインフレと非常事態とは友達越えて親友だけどな。
俺は出口が塞がれているのを見てそう思った。
「シュカ、ボレ。覚悟を決めてくれ。」
俺がそう言った後すぐに俺こそ地震が専用スキルである『震えよ大地』と『土魔法』の『ロックバースト』を使い、地面を震わせながら、大量の岩を放ってくる。
「二人共!地面に伏せてくれ!」
シュカとボレにそう伝えたあと、俺も地面に伏せた。
俺こそ地震の『ロックバースト』は言って一定範囲にしかばら撒かれない為、ギリギリではあるが全部の岩を避けた。
ここまでは見たことのある流れだ、だが、このままで終わらないのが転生してからのインディ生活の定石なので、次の攻撃に『防御錬金』を使い備える。
案の定、今は使わないはずの専用スキル『沈没する大地』を使ってきた。
シュカは持ち前のステータスに物を言わせて、俺こそ地震の体に飛び乗り、ボレは『ハルピュイア』に『モードチェンジ』に飛ぶことにより回避し、俺は『突進・発』を使い、壁の出っ張っているしがみついた。
俺は俺こそ地震が次の攻撃をしてくる前に攻撃しようと、『天翔蒼天』で飛びかかり、ダメージを与えた。
だがしかし、流石のレベル差が十を離れていても通じるぶっ壊れスキルでも差が八十はかなりきついらしいので、そこまでのダメージは与えることが出来なかった。
続け様にシュカが『精霊流』の『羅生冥』を使い、一閃を放つが俺こそ地震にダメージを与えることにこそ成功するが、それでも倒すにはまだまだ遠い。
ボレが『ハルピュイア』の状態で俺こそ地震の真上に移動して、『モードチェンジ』で『アーテー』に変わり、『追放者の抗い』を使って、俺こそ地震に毒の状態異常を付与して、剣で真っ二つ斬った。
だが、俺こそ地震を倒すには機械みたいにひたすらに本体を攻撃すれば良い訳ではない。
ボレが斬った体はすぐに再生し、体力も全回復した。
それと同時に、地面から3つの柱が出てきた。
そして、その柱からマトリョーシカのように柱が出てきて回転を始める。
その回転によって激しく体に吹き付ける風が吹き荒れた。
「ヤマト、これじゃ地面に立っているだけで精一杯だよ。」
シュカの声色から察するに冗談を言っているようには聞こえなかったし、実際俺も立っているだけでそこそこ辛いが。ボレの方を見ているとそこまで辛そうには見えなかった。
「そうだな……、取り敢えず地面から生えてきた方の柱の上に登るぞ。」
「どうやってするの、立っているだけで精一杯なのに。」
「風は『防御錬金』で防いで、槍で登る。俺に掴まってくれ。ボレは『アーテー』のまま地面のいたるの所にある光っている鉱石を破壊してくれ。」
「うん。」
そう言って、シュカは俺の背中にがっしりと掴まり、ボレは鉱石を破壊をしにむかった。
俺はシュカが掴まったことを後ろを向いて確認すると、俺こそ地震が何故か攻撃を仕掛けてこないことを念頭に置きながら柱に向かって槍を刺す。
そして、『伸縮』を使いやりを長くして奥深くまで刺して、棒高跳びの要領で飛んで次に刺す時に出来るだけ手間を取らないために『透撃』をうまいこと利用して時間を短縮して抜いてまた次の地面に刺して、前進する。
これを続けて3本の中でも長い柱の上に無事に到着することができた。
「この後どうするの?」
「この柱にはちゃんと体力があって倒す、というか破壊できるから、シュカと俺でこの柱を破壊する。」
それを聞いたシュカはすぐさま、『棟御羅澄』と『双瞿貮』を使って剣を2つにして、『縁斬り《よこぎり》』を使い、柱に相当なダメージを与えた。
俺もそれに続いて『武刃乱舞』を柱が壊れるまで行った。
柱が壊れると同時に俺こそ地震に割合ダメージが入ったことを確認してから、俺とシュカはボレが鉱石を破壊し終えたのを見て、俺こそ地震にボレと一緒に攻撃を仕掛けることにする。
「皆!俺こそ地震の頭上にある鉱石に出来るだけの攻撃を叩き込んでくれ!」
「了解!『尾飛河一雄』、『鎮星』、『辰星 《マーキュリー》』、『螢惑』、『歳星』。」
最近できるようになったらしい『星剣使い』での大量をした後、シュカは消費魔力総量がかなり痛いと思ったのか『海魔法』は使用せず、そのまま『離琵』の体制をとって、俺こそ地震に十分の三というダメージを与えた。
それに続こうとボレが俺こそ地震を切りまくる。
そして、俺も満を持して武旗槍のモードを風にして、『透槍極永』を放つ。
とてつもない速さで俺こそ地震の弱点である鉱石を刺して、抜いて、串刺しにしていく、俺こそ地震の体力はゴリゴリ削れていく。
残りの体力、四割、三割、二割、……一割。
一割をきったところで俺こそ地震が暴れ出し、専用スキル『大地の憤怒』俺達は吹き飛ばされてしまった。
いてて、体力はこれはまずいな、体力が一割になっている。
取り敢えず、ポーションタを……。
俺がアイテムポーチを開けようとすると、ポーションの使用は甘えだとでも言わんばかりに体力を回復できるアイテムの取り出しを阻止された。
そして、『錬金術』でも体力回復アイテムは錬金出来ない。
シュカとボレは状態異常の束縛にかかっていて身動きが取れないらしい。
仕方がない、覚悟を決めて一対一で戦うしかないか。
俺は迫りくる俺こそ地震を見上げて思う。
まず、迫りくる俺こそ地震に『報いの槍』を使って牽制して。
回避不可と思ってしまう程飛んでくる『ロックバースト』を『武刃乱舞』で撃ち落とし。
『影葬葬』を使って、とんでもない種類のスキルを乱発してくるが、避けて俺こそ地震の意識の外に出て攻撃を与える。
『天翔蒼天』で俺こそ地震についている鉱石の元に向かいつつ、攻撃を与えて。
『水無月』と、『陸月』で俺こそ地震についている鉱石に近づく時に出てくる壁を突破した。
最後に『透槍極永』を使ってひたすらに俺こそ地震についている鉱石を滅多刺しにする。
刺して、刺して、刺して、刺して。
だがしかし、そうすんなり倒させくれない。
俺こそ地震が『土魔法』の『隕石』を使い俺の頭上にはもうすぐ俺に衝突しようとしているからだ。当然のことだが当たれば即死は免れない。
間に合え!
強く思い、『透槍極永』で槍を俺こそ地震を刺すと、隕石は消えて俺こそ地震も消えた。
〈レベルが上がりました。290→370。これにより『錬金術8 』が『錬金術10』になりました。また『突進・発』が『突進・爆』になりました。〉
……………………………………………………………………………………
種族:モルゴウル
レベル:370
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:錬金術師
称号:【欲深き者】
体力:730
攻撃力:610+350
知力:1400
魔力総量:3800
防御力:460+115
速度:820+100
スキル
『突進・爆』『海』『嵐』『錬金術10 』『透撃』『屈折』『伸縮』『神の叡智』『炎千徒』
我流スキル
『水無月』『陸月』『天翔蒼天』『武刃乱舞』『報いの槍』『影葬葬』『透槍極永』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:370
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:1180+最大体力の10%
攻撃力:1480+380
知力:1480+380
魔力総量:2880+最大魔力の10%
防御力:800+5
速度:704+100
[専]精霊力:1600
[専]精霊力総量:3000
スキル
『可能性』『菓子魔法12』『星魔法12』『テイム』『星剣使い13』『ロードモード』『精霊流』『海魔法4』『炎千徒』
種族:ロボットクラン
レベル:370
プレイヤーネーム:ボレ
ジョブ:道化師
体力:777+50
攻撃力:280+50
知力:280+50
魔力総量:700+50
防御力:280+50
速度:280+50
スキル
『存在の代償』『モードチェンジ5』『玉投げ』『獣召喚』『玉召喚』『炎千徒』
七月は毎週投稿しようと思います。




