諸 第3話「飯を作る為のフィシング」
全然釣れないな。
いいダンジョン作ったよ釜苦楽ダンジョンのボス鎌神を討伐した俺は無事に【セシャアライト】を手に入れ。
ついでに、レベルも18になった為、なんの問題もなくダンジョン滞在条件に引っ掛かって追い出された。
にしても出されるときは掲示板でみたが謎の威圧が凄いダンジョン探索者に睨まれながら忠告を受けて体が勝手に動いてダンジョン外に出ると聞いたわけだが。
俺の場合だと、何故か謎のダンジョン探索者が凄い威圧を出す睨んだ顔まま逃げていったのは、少し笑えた。
そして、俺はどうなるんだ?と思っていたら何故か体が勝手にそのダンジョン探索者を追うみたいな感じでダンジョン外えと出た。
その後は俺はまた別のダンジョンに行ってみたがプレイヤーが居たため退散して。
なんとなく久しぶりに料理食べたいと思って息抜きも兼ねて今に至るわけだ。
そう言えばだが、謎にあるウィンドウのアイテムボックスに結構な量のモンスターの素材とか溜まっているが。売れもしないし鍛冶も出来ないし、かと言って捨てるのも勿体ないしな。
まあこの件はまた今度考えよう、それより。『呪術1』が『呪術3』になったことにより『暗沼』と『代愛』が使えるようになったのだ。
因みに詳細は、
。
『暗沼』
消費念力:5
人の暗い感情が具現化した黒い沼を発生させる、この沼にハマったモンスターは(ボスなどの特別例を除いて)攻撃力と知力が10%下がる。
『代愛』
消費念力:7
人の度を超えた深い深い自己犠牲の感情を使った呪術、体力を10%代償にすることにより、怨力を4~15%上げる。
と言う、罠系デバフと体力削りランダム倍率バフだな。
この2つの使い勝手はあんまり良くないかな。
『暗沼』は特別ではない場合に、逆に『代愛』は特別である場合に使うという特に意味はない使い分けは出来るが。何分、『代愛』が『暗沼』より使い勝手が悪いことだが、なにせ体力の10%を持っていかれるからな。実数にして約4だ、少ないように感じるが序盤にしてはそこそこの数値なのだ、因みに俺がプレイヤーとしてやっていた時のレベル18の体力が60なのでカースモルヒューの耐久の薄さが垣間見える。
にしても『雷怒』が使い勝手がかなり良かったせいで他のスキルが相対的に弱く見えるのだから不思議なものだ。
その実例として『雷怒』を一時的に純愛の薙刀に纏わせるオリジナルスキル『怒雷装』と言う使い勝手が良いものを開発したが。
改めてこの事例で再び思ったことは、このゲームの自由度の凄さだな。伊達にタイトルを無限の可能としていない。
本筋から脱線したことを考えていると、俺が持っていた竿が強く引っ張られた。
おっ、掛かったな。
俺は自前の20と言う攻撃力を使って無理やり魚、もとい鯱鏡(レベル10)を釣り上げた。
鯱鏡の見た目は前の世界で知られていた鯱の姿そのままに額に銅鏡が引っ付いているような見た目をしている。
俺は釣り上げた鯱鏡をじーいっと見つめて動きがないことを確認したら、純愛の薙刀で安全に処理した。
よし、これだけの量があったら足りるか。
そして、俺は釣りをしていたしていたところから離れようとすると、背後カースモルヒューのリスの足にタコのような吸盤がある触手が絡みついてきた。
俺は振り返りタコのような吸盤がある触手の主を確認した、その主の名前はマジックオクトパス(レベル19)全属性の魔法を使える。見た目はマダコが魔法使いの帽子を被っただけのように見えて侮っていたら足元を絡みつかれてもおかしくないモンスターだ。
ネットでステータス見たときはこんなんだったな。
マジックオクトパス(レベル19)
体力:70 攻撃力:0知力:40魔力総量:∞ 防御力:0 速度:0 スキル:『全属性魔法』
と言うネタでしかない偏ったバランスが全くといっていいほど取られていないステータスとこのマップのネタ元の日本の時代のちぐはぐな組み合わせと言うコンセプトにも合わない、運営が酔った勢いで追加したとした思えない、数いるネタモンスターの一匹だ。
その大きな特徴としては、魔力総量が∞な事と知力が40くらいあるので無限にかなりの強い全属性魔法を固定砲になって撃ってくる事だ。
だが、このマジックオクトパスはこのマップにおいて、このモンスターを倒す事が一番効率よく経験値を稼ぐ方法だったりする。
取り敢えず、有り難く経験値にコンバートさせてもらおう。
俺は速度が0であるために早く動くことが出来ない、弾幕シューティングゲームと見間違える程の、全属性魔法の『オールボール』を使ってきている、前にダンジョンてレベルリングしていた時にドロップしていた究極ムカムカリングをマジックオクトパスに投げつけた。
その究極ムカムカリングは、マジックオクトパスに直撃し、その効果で魔法を弾幕シューティングゲームの如く撃つのをやめ、マジックオクトパが自らの足を食べ始めた。
そして、そのままマジックオクトパスは足を食べ続けて体力が1になった。
そこに俺はオーバーキルではあるが、使ってみたいという衝動に負けて、マジックオクトパスに『怒雷装』を使って倒した。
〈レベルが上がりました、18→19、〉
よし、レベルも上がったし、一旦拠点に帰るか。
インディにはモンスターが住処にできそうな所は俺が知る限りなんちゃって日本マップくらいにしかないのだ、そこはどんな場所かというと。元盗賊が経営しているという設定の家貸屋だ。
様々なダンジョンを回っていたときによってみたが、かろうじて家を借りることは出来たが、俺の姿はあの威圧が凄いダンジョン探索者でもビビって逃げていったのに物凄く変な目で見てきたのは驚いた。
取り敢えずついたし早速、鯱鏡を捌いていくか。
まず、アイテムボックスから鯱鏡を取り出して、ついでに鯱鏡を捌く用の銅の剣を取り出す。
次に鯱鏡の中に入っている水を抜いて、その後に川の綺麗だと思われる水で洗って、下ごしらえをする。このときに額にある鏡をゆっくりと落ち着いて切るのがコツだ。
そこに勝油と謎のソースを混ぜたものを下ごしらえした鯱鏡に漬け込こみ、インゴの葉っぱで包んで。
作る前に用意しておいた石のかまどでしっかり蒸し焼いたら。
特製の鯱鏡のインゴの葉っぱで包んで蒸し焼いたやつの完成だ。
うん、インディでの初料理としては中々のものが出来たのでは無いだろうか、と言う事でいただきます。
俺は素手で鯱鏡のインゴの葉っぱで包んで蒸し焼いたやつを豪快に食べる。
うーん、多めの油とホクホクの身と甘じょっぱい味付けに林檎ぽっい香り。
ああやっぱり揚げ物系のほうが良かったか?でも今の進行状態だったら、に出来ないからな、せめて次の次のマップお菓子マップに行かないとサクッとあがる油が手に入らないからな、
俺がどうしようもないことを考えていながら食べていると、鯱鏡のインゴの葉っぱで包んで蒸し焼いたやつを食い終わった。
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とある洞窟の中で人の声が響く。
「上位プレイヤーで我が同士達よ、本日はこんな初心者プレイヤーぐらいしかいないマップ良くお越しいただきました。」
司会らしき、その男の格好は全身が黒く、その上に黒いロングコート着込んでおり。明らかに中二ファションだ。
「おい、早く本題を言え、まさか上位プレイヤーの中でも上から数えたほうが早い我々をこんなところに呼び出しておいて、ただの挨拶じゃ、済まされないぞ。」
そう言ったのは司会らしき男と全く同じ格好をしたものだ。
実はこの集まりはギルド『✙漆黒の二刀流黒騎士✙』によるものだった。
ギルド『✙漆黒の二刀流黒騎士✙』とは某人気ライトノベルに影響を受けた者たちが集まって出来たギルドだ。
その特徴はギルド名にも入っている二刀流で黒いこととあとパーティ全員がもう治療不可能な程の厨二病患者であることである。
その構成員からインディプレイヤーからは黒の剣士達と言う俗称で言われていたりする。
「それでは、本題を話しましょう。まずこのクエストを見てください。」
司会者が即座にクエストウィンドウを広げて見せた。
そこには『怪奇!呪怨栗鼠』と書いてあった。
「ほう、クエストの詳しい情報教えてもらおうか。」
「クエスト情報はまず、討伐対象はカースモルヒュー、オリジナルモンスターだがネームドモンスターではない、モンスターのステータスはレベル:19体力:39攻撃力:22知力:−20魔力総量:0防御力:17速度:16だ。」
「オリジナルモンスターなのにあまり強くないな。」
「まあ話は最後まで聞け、カースモルヒューには名前からもわかる通り『呪術』と言うスキルを使ってき、その専用のステータスが知力に変わる怨力が44その魔力総量とも言えるものが87ある、しかも純愛の薙刀と言う武器も使ってくるそうだ。」
「強さとかそういうのは一旦置いておいて、クエスト報酬は何なんだ?」
「【セシャアライト】だ。」
司会者がそう言うと、『✙漆黒の堕天二刀流黒騎士✙』のメンバー全員がざわついた。
実は『✙漆黒の堕天二刀流黒騎士✙』のメンバー全員が【セシャアライト】の入手できていなかったのである。
因みにインディには特定のレアアイテムはプレイヤー間で渡すこと受け取ることができなくなっている。
「おいおい、それは美味すぎるじゃないか、受けるしかないな。」
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種族:カースモルヒュー
レベル:19
称号:【悪逆無道】
体力:39+4
攻撃力:22+10
知力:−20
魔力総量:0
防御力:17
速度:16
[専]怨力:44
[専]念力:87
スキル
『突進』『呪術3』
我流スキル
『水無月』『陸月』『怒雷装』




