諸 第27話「精霊流」
俺は我流スキル等を駆使し戦っているが地獄の住民に苦戦している。
こいつ、何度も蘇っているな、蘇りすぎてもう何回目かわからなくなってしまった。
俺は地獄の住民の攻撃を余裕を持って躱しながらそう思う。
しかし、次の瞬間。その状況は変わった。
「うん(笑)?ここは(笑)。」
ボレは『ハルピュイア』の状態で、俺を見つめる。
「よくわからないけど(笑)、協力するよ(笑)」
ボレはトランボルロボを取り出し、空に投げ、『アーテー』に変身して、地獄の住民に切り込んだ。
切り込んだ、ボレは地獄の住民を変身したときに装備する剣を使い、滅多斬りにしていたが、それでも倒れはするが、蘇ってくる。
「うん(笑)、これじゃ(笑)、動く丈夫なサンドバッグだね(笑)。」
そうボレが言った瞬間、ガルズがこの空間に現れた。
「ボレ、すまん、遅れた。」
「大丈夫だよ(笑)。」
「さて、俺の力を見てもらおうか。」
ガルズは手元に何も持っていないのに持っているかのように、構えた。
「なに?獄剣がない?仕方ない、ヤマト!なにかないか!」
ガルズがそう叫んできたので、『錬金術』を使って、朦攻剣を作り出して、ガルズに投げて渡した。
「ありがとうな、それじゃ行くぞ!『修羅地獄』!」
ガルズはものすごい速度で朦攻剣を振り、地獄の住民を斬る。
しかも、一回ではなく連続で、地獄の住民を切り斬んでゆく。
地獄の住民は体力がなくなり、倒れるが、蘇ってくる。
「ヤマト、こいつはどうやって倒すんだ?」
「すみませんが、分かりません。」
「そうか、なら、とっておきの技を決めてやろう。『無限地獄』!」
そう言うと、朦攻剣からとんでもない量の炎が出てき、ガルズの顔に角が生える。
ついでに、ガルズの口かも炎が漏れ出しており、とても厳つい顔付きになった。
そこから放たれる炎を纏った一撃は、地獄の住民を一刀両断し、その後に炎の海を残す。
そして、地獄の住民がいつも通り、蘇ると、火葬をするように燃やされまた倒れて、蘇るという、全自動地獄の住民抹殺機の完成である。
「なにこれ?(笑)じっくり焼いているだけで倒せてないね(笑)!」
それをしばらく見守っていると、炎が消え、全自動地獄の住民抹殺機はその機能を失い、地獄の住民がこちらに向かってくる。
「倒れなかったな。」
そう言いつつ、俺は『透槍極永』で地獄の住民を攻撃する。
「料理じゃ駄目だったね(笑)。」
「すまん、これ以上のことは獄剣を失った俺には何も出来ない。」
ガルズが情けないこと言うと、その後ろから時空の歪み?のようなものが発生して、その中から。
シュカが現れた。
「ヤマト、急にいなくなってごめん。大丈夫だった?」
「別に謝らなくてもいいが……、大丈夫といえば大丈夫な状況だ。」
シュカの見た目は以前よりも目がつり上がって見える気がするのと、服装が和のテイストを取り入れたものになっていた。
「分かった。それじゃ、僕がなんとかするね。精霊流『激零』!」
そう言い、シュカは『ロードモード』も使っていないのに、精霊流を使った。
地獄の住民にはしっかりとあたり、倒れたが、それでもまた蘇ってくる。
「これでも倒れないのかぁ、それなら、奥義『離琵』。」
地獄の住民はシュカに斬られ、爆発四散し、花火になった。
〈レベルが上がりました、260→280。これにより、『錬金術5』『錬金術6』になりました。〉
なんで、『ロードモード』を使っていないのに、精霊流を使っているんだ?
まぁ、いいか。取り敢えず今は地獄の住民を倒したシュカに俺を言わないとな。
「シュカ、ありがとうな。」
その言葉にシュカは驚いたような表情をして、言う。
「仲間なんだから、感謝なんてしなくてもいいよ!それに、だれかに命令されているしね、それより、本当に急にいなくなってごめん。」
「仲間なんだから、謝罪なんてしなくてもいいんだぞ?」
シュカは俺がそう言うと、少し意表を突かれたような顔をして、てれ顔になりながら、口を開く。
「そうだよね、それなら、僕はヤマトにどんなことが起こっても、隣でに居て支え会える仲間になるよ。」
「別に強制じゃないからな?辞めたくなったらいつでも言ってくれて良いんだぞ?」
「ヤマトは僕に辞めてほしいの……?」
「そんなつもりで言ったつもりは無いんだが、シュカの意志は尊重したいからな。」
「そうなんだ、ふふ、ありがとう。」
シュカがそう言って屈託のない笑顔を見せた後、ボレがこちらに向かってきた。
「はい(笑)、はい(笑)、絵に書いたようなラブコメはここまでにして(笑)、ここから出ようよ(笑)。」
ポレが、そう提案して、ガルズの方を向くと、当の本人はこちらに向かって手を振り、口を開く。
「皆!出口を見つけたぞ!」
その後、俺達はガルズの見つけた出口で外に脱出し、脱出した先にあった、獄剣を回収して、力を取り戻したガルズが、観自在菩薩、行深般若波羅蜜多時、照見五蘊、皆空、度一切苦厄、舎利子以下略を唱え、俺の悪魔の仮面を取った後、空港サバイ世紀末ダンジョンを出た。
そして、今は夢とは儚い幻想であり、メッセージであるマップの宿屋にいる。
「ヤマト、この度は本当にありがとう。これは前に言っていた報酬だ。」
ガルズは【者の石】、獄銃、金棒をテーブルをとうして渡してきた。
俺は、報酬を受け取ろうと【者の石】に触れると、雨が降ってくるのと同じくらいの速さで目の前にウィンドウが現れた。
〈『物資錬金』で【賢者の石】のレシピがアンロックされました。〉
何だこれ、【賢者の石】?とんでもなさそうな気配を感じるな。
そう思った俺の思考を遮るかのようにガルズが話しかけてきた。
「ヤマト、これで俺は悪魔の仮面の回収ができたので、俺は一旦地獄に戻ろうと思う。」
「そうですか、それではお別れになりますね。」
「最後だから言っておくが、シュカも一緒に帰るか?」
「僕はヤマトとについていくよ。」
「本当に良いのか?ここで別れたらしばらくは会えなくなるが。」
「ちょっと(笑)、子離れしなさいよ(笑)。」
「うるさい、俺は、シュカの意志をちゃんと確認したいだけだ。」
「父さん、僕の意志はヤマトについていって、守ることだよ。だから心配なんていらない。」
「分かった。」
「それじゃ、俺は一旦地獄に戻ってシュカの捜索に出て行方不明になっている母さんを探す。」
そう言い、ガルズは俺に「見送ってくるからちょっと待っててね」と言って席を立ったシュカと共に、部屋の外に出ていった。
数十分後、シュカが目の端に少しの涙を残しているが、満足そうな顔をして部屋に戻って来た。
その日は、そのまま、夢とは儚い幻想であり、メッセージであるマップにあるレストランで食事をしてそのまま寝た。
次の日、俺は【賢者の石】の詳細を見てみた。
賢者の石
高名なる賢者達が数々の困難を乗り越え死物狂いで作りし、森羅万象の物を錬金出来る摩訶不思議な石。人々の欲望を叶えるが、それにより、賢者の石をめぐり醜い争いが耐えなかったため、それを憂いた賢者マーリン二世が封印した。
これを所持している場合、ジョブ錬金術士で様々な物を錬金するときに錬金に必要な素材が少なくなる。
これは、詳細を見る限りでは錬金して損はなさそうだな。
よし、錬金するか。
俺はそう判断して、錬金メニューを開き錬金のボタンを押し、出てくる魔法陣に、【賢さの石】と【者の石】に入れる。
入れた瞬間、魔法陣は俺の魔力を大量に吸い出した。
俺の魔力総量の残量が無くなっても、魔力を吸い出そうとしていた。
これは、一旦、魔力回復のポーションを飲んでみるか。
俺は慣れた手付きで、魔力回復ポーションをアイテムポーチから取り出して、そのまま使用する。
魔力総量が回復した分だけ俺の魔力総量は吸われていく。
これは、ポーション耐久してみるか。
俺はポーションをがぶ飲みして、魔法陣に魔力を吸わせること、一時間。
その頃になると、魔法陣は膨張しており、見た目が風船のようになっていた。
しばらくすると、膨張を続けていた風船のようになった魔法陣が爆発して、中から【賢者の石】がで出てきた。
錬金術とは。
そう思いつつ、出てきた【賢者の石】に触れた。
〈【賢者の石】を入手しました。これにより、モルタナは進化します。〉
あっ………、レベル上がらなくても、進化するんだな…………。
〈進化が完了いたしました。モルタナは、モルゴウルに進化しました。これにより、『錬金術6』が『錬金術7』になりました。神の叡智』を入手しました。〉
……………………………………………………………………………………
種族:モルゴウル
レベル:280
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:錬金術師
称号:【欲深き者】
体力:530
攻撃力:410+200
知力:1000
魔力総量:3000
防御力:360+115
速度:620+100
スキル
『突進・発』『海』『嵐』『錬金術7』『透撃』『屈折』『伸縮』『神の叡智』
我流スキル
『水無月』『陸月』『天翔蒼天』『武刃乱舞』『報いの槍』『影葬葬』『透槍極永』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:280
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:980+最大体力の10%
攻撃力:1080+380
知力:1080+380
魔力総量:2160+最大魔力の10%
防御力:680+5
速度:589+100
[専]精霊力:1200
[専]精霊力総量:2200
スキル
『可能性』『菓子魔法12』『星魔法12』『テイム』『星剣使い11』『ロードモード』『精霊流』『海魔法3』
種族:ロボットクラン
レベル:280
プレイヤーネーム:ボレ
ジョブ:道化師
体力:777+50
攻撃力:220+50
知力:220+50
魔力総量:440+50
防御力:220+50
速度:220+50
スキル
『存在の代償』『モードチェンジ3』『玉投げ』『獣召喚』『玉召喚』




