諸 第25話「アダイブの力」
「うーん(笑)、迷ってしまった(笑)、どうしよっか(笑)。」
ガルズと共に行動していて、ボレはヤマトと同じジャングルにいる。
「どうするんだ?このままだったら、一生このジャングルの中にいることになるぞ。」
「どうするも何も(笑)、オレ達は両方とも方向音痴とかいう完全に積んでいる状態なんだから(笑)。ヤマトを信じて直進あるのみだー(笑)!」
「まぁ、そうするしかないのか?」
「そうそう(笑)。」
ガルズはボレに不信感を抱きつつ、ボレの言ったように、ジャングルの中を直進した。
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「シュカ、そろそろ行かないか?」
「このまま闇雲に進んでもだめだと思うけど?」
「いや、アテがある。」
進化版お菓子の魔女対抗作戦開始だ。
俺とシュカはジャングル中を俺が錬金した謎の匂いがかなりきつい物体にボレ達に向けたメッセージを書いたものを通った道に設置する。
これで、ボレが通った道の近くにいれば、この臭いに気づいてくるかもしれないという、寸法だ。
ただこれには欠点がある、それは目に見えていたことだが、とにかく臭い。
これこそ、臭。というものだ。
……冗談はさておき、これで、ボレやガルズが見つかるといいが……。
俺とシュカはしばらくジャングルの中を歩いていると、シュカが急に暑くなっていることに気づいた。
「なんかここ暑くない?」
そう言いながら、シュカは手で自らを扇いでいる。
「そうだな。」
少し暑いが、この程度ならまだいけるな。
それにしても、なぜ急に暑くなったんだ?もしかしてこの近くにモンスターがいるのか?
それから少し歩くと、地獄を表現した禍々しい剣が聖剣エクスキャリバーのように封印されて刺さっているが見えた。
「ヤマト、これ……。」
「ああ。」
もしかしてこの剣が獄剣なのか?
俺は真実を確かめるためにアイテム詳細を見る。
……間違いなく獄剣だ。
まさかこんなところに封印されているのは想像つかないだろ。
「一旦、封印を解いて抜けるかどうか確かめてみる。」
「分かった。」
俺は刺さっている剣を引き抜こうとしたが。触った瞬間、吹っ飛んだ。
「これは……抜けなさそうだな。」
「ヤマト、僕もやってもいい?」
「ああ、いいぞ。けど、警戒しておけよ。」
シュカが両手で剣を引き抜こうと触ったが、特に何もおこらなかった。
うん?もしかして俺が吹っ飛んだのは、悪魔の仮面のせいか?
そして、シュカは剣を両手で握り、引き抜こうとする。
だが、獄剣はびくともしなかった、その代わり。とてつもない光量で、光が辺りを包み、俺の意識は薄れていった。
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「うっ……、ここどこ?」
シュカの眼の前には先程まで見ていたジャングルではなく。無限地獄のような、炎の海が広がっている。
炎のメラメラと言う音を立てながら、揺れ、よくわからないが、腐敗臭が充満していることから、ここが夢の中ではないと言うことを裏付けていた。
「ヤマトはいないの?」
シュカは獄剣から放たれた光でここに来たのだとしたら、ヤマトも浴びているため、いると思い探してみるが。いない。
「ヤマトはいないんだね……。」
シュカは少し心細くなりながら、前へと進み始めた。
すると、辺りにシュカの記憶ではない記憶が映し出される。
そこに映っているのは、アダイブ・ラゴクの記憶だった。
生まれてから、旅立つまでの流れはガルズから聞いたとおりだったが、少し経つと、その先が始まる。
親であるガルズと母から離れて、旅立つと、様々な出会いと別れの物語を見せられ、その中には帰姫の話もあった。
「僕、こんな事をしていたんだ……。」
シュカが感慨深くなっていると、炎を気にもせず、こちらに直進してくる人物をシュカは見つける。
「そうだ、我は様々な事をした。」
「えっ!ぼ、僕?」
その風貌は、『ロードモード』を使ったシュカ……要するにラゴクのものだった。
「ところで、お主、ヤマト殿にはしっかり恩は返せているのか?」
「うっ、うん、多分返せていると思うよ?」
「そうか……生命の恩人であるヤマト殿についていっているのだから、足手まといにはなるなよ。」
「要件はそれだけ?」
「それは、今から映される映像を見てからでも遅くない。」
シュカは映される映像を見ると、そこには、とんでもない力で困っている人を数々助けるラゴクの姿があった。
そして、恩義は必ず返す姿もある。
「お主には精霊流を覚えてもらうぞ。」
「精霊流?」
「精霊力を使い強力な剣技などを放つ技法だ。」
「そんな、凄そうなものをこんなところで会得できるの?」
「勿論可能だ、なにせお主は我なのだからな。」
「ヤマトから教えてもらった二重人格って奴だよね。」
「そのようなものだ。会得の仕方はお主が思っているよりも簡単でだろう。」
「具体的に何をするの?」
「我の生まれ里であり、罪人を受け入れ、更生させる場。地獄を巡ることだ。」
「更に具体的に聞くけど、その地獄を巡って何をすればいいの?」
「我が片割れながら……、具体性を重要視するな。」
シュカは心の中で、ようこそ!ディズエスジェーパークマップでヤマトとはぐれた時、必死になって探した事を思い出しがら言う。
「せっかく、地獄を巡っても条件が合わなくて徒労になるかもしれないからね。」
「まぁ……よい、お主は地獄巡り中はそこまでに特別なことをしなくて良い。なにせ、『兆し』がある。我と同調するだけで使えるようになるからな、すべての地獄を見て体験し、我と同調できるぐらい、精神を強くし、己の意志に従う忠誠心と不屈の精神を学べ。」
「そうなんだ。それで勿論、精霊流ってのはヤマトの役に立つだよね?」
「ああ、己の意志に従う忠誠心と不屈の精神があれば、『海魔法』も使えるようになるだろう。お主にとって、精霊流が有効ではないとしても、戦力になるはずだ。」
「そうなら、最後までやってみせるよ、地獄巡り。」
「その言葉に二言はないと信じておこう。」
シュカはラゴクに指示されたコースで地獄巡りをすることになった。
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「うーん(笑)?駄目だね(笑)!前よりも状況が悪くなってる(笑)!」
「おい、大丈夫なのか!」
ガルズがジャングルを抜けた先にあった断崖絶壁と後ろにあるジャングルにはとうさないと強い意志を感じるとんでもなく大きい倒木を見て言う
「仕方がないじゃない(笑)!どうせ他力本願しか選択肢がないどうしょうもない二人なんだから(笑)!」
「お前はどうして、こんな状況なのになんでそんなに笑うんだよ!」
「なに(笑)、子供がいないからイライラしているの(笑)?子離れ出来ない親父さんなの(笑)?。」
「こんな時に人をおちょくって笑っている場合か!」
「オレにとってはかなりやばい状況だけど(笑)。」
ボレのがとんでもなく真面目な顔をして言った。
「焦って冷静さを失うより、笑っていたほうがいいと思うんだよね(笑)。」
「…………それもそうだな。」
そう言って、ガルズは笑う。
「さて(笑)、この状況をどうしようか(笑)、目の前は崖、別に飛び降りても僕の体力なら余裕だけど、飛び降りたとこで、ヤマトやシュカに合流できるとも限らないかなー(笑)。」
「待ってみるのはどうだ、いつかはヤマトが見つけてくれるはずだ。」
「なに(笑)?その他力本願主義でしか思いつかなそうな(笑)、意見は(笑)。」
「じゃあ、お前になにか作があるのか?」
「よし(笑)!飛び降りよう(笑)!」
「ということは無策なんだな。」
ボレはガルズの問を完全に無視して、『モードチェンジ3』でできるようになった、『ハルピュイア』に変形した。
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種族:モルタナ
レベル:260
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:錬金術師
称号:【欲深き者】
体力:350
攻撃力:360+575
知力:640
魔力総量:1180
防御力:200+ 765
速度:380+100
スキル
『突進・発』『海』『嵐』『錬金術5』『透撃』『屈折』『伸縮』
我流スキル
『水無月』『陸月』『天翔蒼天』『武刃乱舞』『報いの槍』『影葬葬』『透槍極永』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:260
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:843+最大体力の10%
攻撃力:960+180
知力:960+180
魔力総量:1740+最大魔力の10%
防御力:509+5
速度:509+100
スキル
『可能性』『菓子魔法12』『星魔法12』『テイム』『星剣使い11』『ロードモード』『兆し』『海魔法1』
種族:ロボットクラン
レベル:250
プレイヤーネーム:ボレ
ジョブ:道化師
体力:777+50
攻撃力:200+50
知力:200+50
魔力総量:400+50
防御力:200+50
速度:200+50
スキル
『存在の代償』『モードチェンジ3』『玉投げ』『獣召喚』『玉召喚』
そう言えば、この小説を投稿して一年が経ちましたので、記念に今日はもう一話投稿しようと思います。




