諸 第22話「夢って不思議なものが多いよね」
「爆破オチなんてサイテーwww」
「仕方がないじゃないですか、あのスキルは貴方が実装したものなんですよ?」
「そう申されましてもwww 一応作っておいた罠、ギミックはちゃんと使ってほしかったなーwww」
「『マンハッタン』。自分と味方の体力を1にする代りに、相手に特大のダメージを与えることができるスキル、『3.2.1』を持った、『モードチェンジ』で使える形態の一種ですね。」
「なぜ急に説明口調www まあ…いいかwww『マンハッタン』にはそれなりの代償があるしwww」
「貴方は本当にそういうのが好きですね。」
「因果応報www いい言葉じゃないかwww 何かを為すとwww その為したことに準じてwww 自分に帰ってくるwww」
「因果応報…ですか。それより、仕事はどうなっているんですか。」
「大丈夫大丈夫www イベントはちゃんと実装しておいてあるからwww」
「どんなのですか?」
「【探せ!伝説の化石】ってイベントでwww カセルトマップで伝説の化石探すって奴www と言ってもモンスターのだけどwww」
「貴方がつけるマップの名前にしてはマシですね。」
「酷いwww」
そう言い、インディの制作者はディスプレイに向かってキーボードを叩き始めた。
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俺達は、アミューズメントパーク・ナイトから脱出し、ようこそ!ディズエスジェーパークマップに戻ってから、一旦それぞれ別れた。
それから数週間後、俺達は準備を終えて、遊魔王妃城に居るボスの遊魔王妃(レベル68)を余裕で倒して、次のマップ、夢とは儚い幻想であり、メッセージであるというマップに来ている。
俺達は、宿屋に泊まって、各自の部屋に分かれてから、部屋に置いてあった椅子の上で、今までのことを振り返っていた。
それにしても、遊魔王妃のレベル、妙に低かったよな…今までは、何だこのクソゲー!レベルにモンスターのレベルがインフレしていたのに、こんなに低いのは普通におかしいよな。
まぁ、一旦置いておいて、自分のステータスの新しくなった部分を見ておくか。
まず、我流スキル。今回はパクリではなくてオリジナルだ。
俺のプレイヤースキルをフル稼働させ、とんでもなく影を薄くして相手に近づき、相手に刺す『影葬々《かげそうそう》』。
なんちゃって日本マップの町、江町でレベル200以上のプレイヤーしか受けれないクエストをクリアして、スキル『透撃』。
さらに、君は本当の海を知らないマップのダンジョンのボスを倒すと手に入る『屈折』、スキルを他のスキルと交換できるスキル交換屋で手に入る『伸縮』を使い編み出した。俺が一時期、プレイヤーランキングで十位以内に入れた理由でもあり、俺の代名詞でもあった、『透槍極永』。
その命名は、邪王神極龍と一緒にプレイしていた時に、邪王神極龍が「使う時に必ず叫んでくださいね!」とウキウキした顔でつけたものだ。
最初は厨二臭いと思っていたが、しばらく使っているうちに気に入っていた。
だから、またこの名前をつけようと思いました、まる。…作文みたいだな。
あと、『透撃』は様々なモンスター以外の障害物を通り抜けて、相手に武器で攻撃できるようにするスキルで、『屈折』は攻撃する時に曲げることが出来るスキル。そして『伸縮』は、攻撃する武器を伸ばすスキルだ。
それと、『錬金術』で色々なものを錬金したってことか。
それにしても、最初は『突撃』しか無かった俺のスキル欄は、随分とスキルが増えたな。とは言っても、『死翼鳳凰』は『伸縮』の尊い犠牲になったが。
まぁ、『透槍極永』に比べたら、あんまり使えなかったから良いか。
そう考えながら、俺は窓の外を見る。そこには、夢とは儚い幻想であり、メッセージである マップの特徴、オブラートを過剰包装したような脳が置いてあり、その上に夢の光景が映し出されている。その殆どがまるで意味のないものだが、たまにいい感じの夢が映っている時もあるので、一部のインディプレイヤーの中では、それを一日中観察しているプレイヤーもいる。
俺が、夢をみていると、部屋の扉からノックの音が聞こえてきた。
「ヤマトー、居る?」
「ああ、居るぞ。」
俺がそう言うと、シュカが部屋に入ってくる。
「何の用だ?」
「ちょっとね、一緒に来てほしいんだ。」
怪しいな、いつものシュカはもうちょっと元気があるし、あと、分かりやすく、目がぐるぐる巻になっている、これは夢とは儚い幻想であり、メッセージであるマップの特徴の一つかもしれないから確認するか。
俺は確認のため、シュカ?のオーラを見た。
「お前、シュカじゃないだろ?」
シュカ?の顔が歪み、とてもお見せ出来る顔ではなくなった。
「…なんで、分かった。」
いや、バレバレだからな?
俺は黙って、久々に使う『水無月』でシュカ?をかき消した。
夢とは儚い幻想であり、メッセージであるマップ特徴、その2、パーティメンバーと目以外は同じ幻影が、どこかに一緒に行こうと言い、その先で大量のモンスターに襲われる。
たまに、最強クラスの武器が報酬でもらえる、クエストが発生するが、運悪く、大量のモンスターに襲われれば、ほぼ確実に死ぬから、かき消すに限るな。
さて、どうするか、最近、色々なことがありすぎて、疲れ気味だから、休むか。
俺は、椅子から移動してベッドに寝転ぶと、突然、睡魔が襲ってきた。
……あっ、ヤバい。
焦る気持ちとは裏腹に、俺の意識はまるで排水口に吸い込まれるように落ちる。
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やってしまった。
これは夢とは儚い幻想であり、メッセージであるマップの特徴、その3、横になると、ほぼ確実に悪夢のダンジョンに引きずり込まれる。
そこに出てくる敵は自分のレベルよりも高く設定されるようになっており、通常プレイヤーは勿論、レベル差でゴリ押しできた、レベル上げ系の脳筋プレイヤーさえも、混乱に落とす。
って、言うのが、俺が掲示板で見た情報だが。
正直言って、俺からしたら、いつものことなんだよな。
目の前に、雪嵐を纏っている悪夢白魔(レベル260)が現れた。
「『透槍極永』。」
俺はそう言い、素早く地面に向かって、『透撃』を使い、地面を貫通させ『伸縮』でやりを伸ばし、『屈折』を使って、悪夢白魔に連続で攻撃を当てる。
悪夢白魔は何もできずに倒れた。
うん、やっぱり、十八番って強い。
俺が見た攻略情報は使えるようだな、何せ、情報に載っていた通り、モンスターをいくら倒しても一向にレベルが上がらないしな。
俺は攻略情報通りに奥に進み、ボスが居るという部屋に入った。
目の前には、眼を見張るほど大きく、興奮からか、鼻息を荒くしているマンモスの悪魔、マモデル(レベル270)がいた。
マモデルは前足を上げて振り下ろす。
俺は攻略情報通りに、マモデルの背中に登り、回避する。
そして、マモデルの背中にある、弱点となる水晶目掛けて、『報いの槍』を放ち、弱点となる水晶を破壊した。
これによって、マモデルにとっては無視できないダメージが入った。
硬いな、これは、攻略情報には書いていなかったが、他の水晶があるのか?
俺は、そう思いつつ、マモデルの背中から降り、足元に行ってみた。
やっぱり、他にも水晶があるな、まぁ、攻略情報から変わっていることなんてのは、前からのことだが。
俺は『天翔蒼天』を使い、水晶を破壊した。
マモデルはダメージが入ったと同時に、ブォォォォォン!鳴き。
辺りに雲のようなものを撒き散らした。
その雲のようなものから、まるで虫と見間違えるほど小さな、象が出てきた。
その象達は、俺に向かって、スキル『毒夢』を飛ばしてきた。
その一撃は、いつぞやの、マジックオクトパスを思い出すほどの弾幕だった。
これは後、1個辺りでマモデルを倒せるのか?
そう思いつつ、弾幕避けはなれているので余裕で躱して、『武刃乱舞』で象達を葬った。
マモデルは続け様に、鼻を使った薙ぎ払いで、俺に攻撃してくる。
鼻はとても大きいが、動きが単純かつ、そこまで速くないため、余裕で躱す。
薙ぎ払いが終わった後、一瞬だけ、マモデルの中が光った。
もしかして、鼻の中に水晶があるのか?
俺は、マモデルの鼻の中に入っていった。
その途中で、マモデルがあの手この手で、俺を鼻の中から出そうとしてきたが、『武刃乱舞』を使い、鼻の中にプラチナランスを刺して回避した。
そして、マモデルとの攻防をマモデルの鼻の中で繰り広げていると、奥の方に水晶を見つけた。
俺は、『天翔蒼天』で水晶を破壊する。
そうすると、マモデルが粒子になって消えた。
〈マモデルを討伐しました。これにより、装備、悪夢の仮面を獲得しました。〉
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種族:モルタナ
レベル:250
プレイヤーネーム:ヤマト
ジョブ:錬金術師
称号:【欲深き者】
体力:310
攻撃力:340+200
知力:600
魔力総量:1100
防御力:190+ 115
速度:360+100
スキル
『突進・発』『海』『嵐』『錬金術4』『透撃』『屈折』『伸縮』
我流スキル
『水無月』『陸月』『天翔蒼天』『武刃乱舞』『報いの槍』『影葬々』『透槍極永』
プレイヤースキル
『サーチドマップナビゲート』『鑑定』『団結』『我流スキル強化』『ダンジョン内足跡表示』『料理補助』『公式攻略サイトリンク』『転移』
種族:カロン・アダイブロード
レベル:250
プレイヤーネーム:シュカ
ジョブ:星剣使い
称号:【番狂わせ】
体力:813+最大体力の10%
攻撃力:920+180
知力:920+180
魔力総量:1660+最大魔力の10%
防御力:489+5
速度:489+100
スキル
『可能性』『菓子魔法12』『星魔法11』『テイム』『星剣使い11』『ロードモード』『海魔法1』『兆し』
種族:ロボットクラン
レベル:250
プレイヤーネーム:ボレ
ジョブ:道化師
体力:777+50
攻撃力:200+50
知力:200+50
魔力総量:400+50
防御力:200+50
速度:200+50
スキル
『存在の代償』『モードチェンジ3』『玉投げ』『獣召喚』『玉召喚』




