お嫁さんになれる日はくるのか?
美香と友君の恋はこの後どうなっていくのでしょうか?
いよいよ2期スタートです。
皆さんは子供時の将来の夢はなんでしたか?
私はというと恥ずかしながら小学校の時の卒業文集で、お嫁さんと書いてました・・・・・・。
ところが仲の良い友人の中でも、お嫁さんになれていないのは私だけ。
そんな私は最近すごく可愛い年下彼氏ができた。
だから意識してないといったら噓になる。
だってもうすぐ三十歳になるからだ。
周りも早く結婚しなさいとか子供早く作りなさいよとか言ってくる。
前なんかは彼氏もいなかったから、母にお見合いの写真見せられてきたりしていた。
最近はそれはなくなってきたが、たまに結婚まだしないの?とは言われる。
そんなこと周りが言わなくてもこっちも十分意識してるし。
むしろそれが彼に、伝わらないように必死で顔に出さないようにしている。
そんなに結婚結婚とがつがつしてたらきっと、彼に嫌われてしまう。
自分からは結婚したいとかは絶対言えないのである。
そんなのはプライドが許さないのだ。
今日はその彼と久々に飲みにいく約束をしている。
もう職場には付き合ってることがばれているので待ち合わせする必要もなかったが、なんとなく恥ずかしいので外で待ち合わせすることにした。
だが、もう20分も待ってるのに彼まだ来ない。
「美香さん、お待たせしました。」
「私も、さっき来たところだから。」
本当は少し待ったけど、自分が待っていたとか言えるはずがない。
子供でもあるまいし、ちょっと待ってたところで遅いとか言えるはずもない。
それにそんなことを言っては、なんか楽しみにしてたように思われてしまうではないか。
「会社終わりにそのまま俺の車に、乗っていけば待たせることなかったのに。」
「いいのよ、そういう気分なの。」
「まあ、別にいいですけどね。」
それにしても友君はやっぱりかっこいい。
すれ違う女の子が皆見ていく。
イケメンを連れ歩くのは気分がいい。
周りの人にこれが私の彼なのよって言いまわりたい気分。
まあ、できるはずがないが。
「美香さん今度家で飲みませんか?実はビンテージのワインが手に入りまして。」
「本当?それはすごい楽しみ。」
「おつまみは僕が作りますよ。」
そうだったこの人はお料理が得意だった。
お酒のおつまみって何があるの?
本当は作ってあげたいけど、まず何を作っていいのかさえわからない。
もし、結婚でもしたらお嫁さんより料理上手な人ってどうなの?
やっぱり料理だけは勉強しておかなきゃだな。
てか、結婚するかわからないし・・・・・・もしもの時のためよ・・・・・・。
よく考えてみたら私って、仕事しかしてきてない。
趣味という趣味もなけれな特技もないし、友君につまらない女と思われてしまうのではないだろうか。
「美香さん?」
「はい?」
「大丈夫?ぼっとしてるけど疲れたかな?」
「大丈夫ちょっと考え事してた。」
友君がじっとこっちを見る。
「僕と一緒にいるのに他の人のことでも考えてる訳?」
「ち、違うよ仕事の事・・・・・・。」
さらに熱い視線で見つめられる目がそらせない。
「そう・・・・・・ならいいけど、今日家来るよね?」
「うん、いきます。」
そういうと友君の満面の笑み。
それがまた可愛く見えてしまう。
最近本当どうかしてる。
きずくと友君のことばっかり考えているし、ついつい目で追ってしまうし。
それにもっともっと一緒にいたい。
本人には言えないけど・・・・・・。
私のが年上だし、付き合ったのは友君が初めてだし。
どれぐらい甘えていいのかわからないし、どれぐらいわがまま言っていいのかもわからない。
こんなに心の中友君だらけで、もし別れることになったらもう立ち直れない。
それにもう新しい恋なんてできないよ・・・・・・。
そんなこと考えてたら悲しくなってきた。
「た、食べ過ぎた・・・・・・。」
お腹苦しい・・・・・・さすがに食べ過ぎた。
この後友君の家に行くのに、どうしよう・・・・・・これはまずい。
「大丈夫?美香さんの食べてる顔って本当美味しそうで幸せそう。」
「友君がいっぱい頼むからだよ。」
むっとした顔で、友君を睨む。
「そんな怒らないでよ、なんか見てるこっちも幸せにかんじるんだよね。」
友君は笑いながら言ったけど、それどころではない。
最近友君が、食べて食べてとあれこれもってくるから本当にお腹がやばいぐらいに出てきている。
決めたデートの時はもう絶対食べ過ぎないようにする。
それに、脱いだ時にお腹でてたらやっぱり恥ずかしい。
「そろそろ帰ろうか?」
「うん。」
店を出ると友君が手をつないできた。
嬉しかったけど、車まで一分ぐらいでその手は離された。
なぜか寂しく感じて、もう少しだけ駐車場遠くてもよかったかもしれないと思った。
初めまして(そうでない方はこんにちは。)夜空夢月です。
至らない文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
よければ次回も読んでくださいね。
ありがとうございました。