訓練開始
ーーーーー次の日ーーーーーーーーー
「では、これから訓練場所と訓練のクラスを分けようと思う。
今からそのリングに各自のクラスと場所を送る。それを読んでいけ。
なお内容は、専任の騎士たちが指導することになっている。」
...へぇーこのリングそんな便利道具だったのか。
あ、なんか表示された。
シャイニ 槍兵訓練 下級槍兵訓練所
下級槍兵訓練所って、通り道にあったはずだ。
...え?フォンセのも教えろ?
仕方ないなぁ...
「ねぇ、僕は槍兵訓練だったけどフォンセはどこだった?」
「...私は闇騎士訓練と神剣訓練だったわ。」
...やっぱりなんかすごい訓練だった。
しかも二個も。
因みに余談だが、昨日の森内の魔物全滅はフォンセの影響となったらしい。
で、いきなりこの本部内で彼女の名が知れ渡ったらしい。
おまけに手柄を立てるともらえる
真ん中に騎士団のマークが入った金の紋章的なのも胸についている。
あたりまえだけど僕はただの新人だから名前なんて知られてない。
なんで双子なのにこんな違うのかねぇ。
とりあえずフォンセと別れて自分の訓練所に向かった。
下級槍兵訓練所
ここだな。
僕の周りにもたぶんここで訓練すると思われる人が思ったよりいた。
とりあえず扉を開けてみると
中にはゴツ...くなさそうな細身の女の人がいた。
「あら、もう来たのですね。どうぞお入りください。」
...穏やかそうな人だな。
でも、指導役に選ばれるくらいなのだから腕は確かなはずだ。
多分。
とりあえず中に入ってその人の近くに行った。
他の人が全員入ったくらいに女の人が話し出した。
「初めまして。専任のルナと申します。よろしくお願いしますね。
...では、いきなりですが貴方たちの体格や得意属性に応じる武器を支給します。そこに並んでください。番が来たら名前を言ってくださいね。」
とりあえず僕がなぜか一番最初に並んでしまったが、
「シャイニです。」
「シャイニさんね...えっと...あ、これよ。」
そうして渡されたのが金色のなんか豪華な槍だった。
「あ、言っていませんでしたがこの槍は兵役が終わってもそのまま持って行ってもらうので、大切に使ってください。」
...兵役が終わっても使うのか。
まぁ護身として使うかもしれないし大切に使おう。
ーーーーーー数分後ーーーーーーーー
「はい、これで皆さんに配り終えましたね。
では、訓練に入りたいと思います。まずはその槍を前に突き出す練習からです。
これは槍の基本動作。今日はこれをできるようにしていきます。」
槍を突き出す練習か簡単そうだけど...
こんなことを思っていた僕は、その日の夜遅くにこの訓練が終わった。