馬車内にて...と部屋
ーーー都に向かう馬車のなかでーーーーーー
「おいシャイニ、フォンセ。お前等さぁ…剣術できる自信ある?」
今問いてきた茶髪で黒い目のやつは、僕の友達であるライ。
根はいいやつなのだが...引くほどの自信家だ。
「さぁな。やってみなければ分からんが...自信はないな。
...シャイニはどうだ?」
「え?僕?...たぶんできないな。」
いきなりフォンセが聞いてきたから、急いで返す。
どうせ僕は騎士に向いていないだろうし。
「ふーん。ま、俺は剣術の才能が開花して、最強の騎士になるけどな。」
ライがにやけて僕を見てくる。
さすが自信家ライ。期待しすぎのような気がするが。
「おい、そろそろ着くから降りる用意をしておけよ。」
聖騎士の人が言ってきた。
いよいよ騎士団のアジトに着くのか!
窓の外を見ると、とてつもなく大きい建物が僕たちの目の前にあった。
お、大きい。
門が開いて、馬車が入っていく。
扉の前の広場みたいなところに降ろされた。
「この後、得意属性と戦い方、魔力を調べる。
荷物を部屋に降ろしたら、またここに集合だ。
部屋は、この騎士についていけば分かる。では、解散!」
「さぁ、みなさーん、僕についてきてねー。」
馬車に乗っていた騎士の隣に立っていた
優しそうな騎士が歩いて行ったので、僕たちはついていった。
「えっと、シャイニさんにフォンセさん、ライさんはこの部屋だよー。」
部屋は5階501号室か…
フォンセやライと同じ...よかった...。
扉は洋風で中はかなり広い部屋にベッドが
さ、荷物を置いて...
「フォンセ、ライ、広場に行こう!」