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エドガー王子と結婚します!

こんにちは、ロゼッタ・ジルフェブィアと申します。


今年で14歳になりました。

公爵家に生まれて、美しさで有名な父と母、かっこいい兄と暮らしています。

私も母から煌めくブロンドの髪を、父からアメジストの瞳を受け継いでいます。

よく似た親子で、社交界でも有名な一家のようです。


実は婚約者候補もいます。

第一王子のエドガー様です。

私の父が王の従兄弟にあたるので、王と父はもちろんのこと、兄とエドガー様もとてもよく似ています。

エドガー様は適齢期を迎えたご令嬢にとてつもない人気を誇っているのですが、あまりの麗しさにご令嬢が殺到しすぎて女の人が苦手になったとか、なってないとか。


つまり、それくらいおモテになられるということです。


私はエドガー様の婚約者としてほぼ決まったようなものなのです、15歳になればすぐに婚約をして18歳で結婚することになっています。

エドガー様とは家族ぐるみで仲が良いので、王家の方も私の家族もとても喜んでくれています。


「エドガー様!」

「ロゼッタ!」

今日もエドガー様に会いに、王城でのパーティーに来ています。

(いつ見ても麗しい....)


「エドガー様、お会いできて嬉しいです!」

「ロゼッタ...なんて可愛いんだ...」


にっこり微笑むエドガー様のほっぺたが素敵。キラキラ光る頭が素敵。キラキラ光る瞳が素敵。

(私の理想の王子様そのままだわ!)

ーーロゼッタの心は幸せで一杯だった。


「ほら、ロゼッタ、父上に挨拶に行こう。」

エドガー様のふんわりとした手が差し出される。

(ああ、なんど来てもこの手を握るのは緊張するわ...)

ロゼッタのパートナーはいつもエドガーだった。

「父上!」

「おお、ロゼッタ嬢じゃないか!相変わらず可愛いなあ。」

威圧感を持つ厚いからだ体。

この国の富を表わすような存在感。

エドガーの父、王である。


「お久しぶりです、ロゼッタ・ジルフェブィアです。」

ゆったりとした動きで礼をとる。


社交界でも随一の美しさを誇るロゼッタと王、エドガー王子の組み合わせは人々の視線を集めていた。


「ロゼッタ嬢はもうすぐ15歳になるのだろう。その時が楽しみだ。」

暗に15歳になって婚約発表をすると王は言った。

それを聞いていた周りの貴族たちも、ロゼッタがエドガー王子の婚約者となることに納得することしかできなかった。


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