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第1章 7話
「………
…え…なんで…ごふっ」
いつの間にこうなったのか
少年の胸には白くて
美しい剣が抜き身で
突き刺さっていた
ずしゃっ
少年は膝をつき
信じられないという顔で
正面の男を見る
男はなにかを
投げたような体勢で
俯いていた
男は少年が雷を放出する寸前
剣を鞘から引き抜き
少年を狙い投擲した
勝負はかけひきは
男が外に出た瞬間決していた
室内なら通常な状況下なら
男は戦いながらも
少年に語りかける事が出来た
しかし
雨が降る屋外では
そんな悠長な真似は出来ない
自分が死なない為には
相手を一瞬で殺すしかない
迷いは死に直結する
故に勝負はついていた
男は少年に歩み寄り
剣を引き抜く
ずぼっ
「悪かったな…」
男は静かに目を閉じる
こうなる事は予想していたが
想像していたより少し堪えた
男の一瞬の判断ミスが
この結果を引き寄せた
男はその事を悔やみながら
その場を後にした




