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第1章 5話
「よお
こんな所で寝たら
風邪ひくぜ」
オレは横になっている目標が
目を閉じた瞬間に声をかけた
保護するにしても
殺すにしても
意識が無いのを勝手に
やっちまうのは
抵抗があったのだ
「………」
少年はゆっくり
本当にゆっくり体を起こす
「あなたは誰で…!」
あなたは誰ですか?
そう訊こうとして
少年は絶句した
目の前にいる男は
何故か白い剣を握っている
「お前…
ここで死ぬ気か?」
オレは死んだような目標を
直視しながら訊く
「別にそんな事…」
目標は否定する
「そうかい
なら話は早い
オレはお前を保護する為に
派遣された者だ」
「保護って…なんで?」
「オレが知るかよ
お前の親がお前を
捜してるんだよ」
「………!!」
少年は心底驚いた顔をする
出会ってから初めて
生きた表情を見せる
「父さんと…母さんが?」
「ああ、そうだよ
とっとと行くぞ
立てるか?」
「で…でも…」




