第1章 2話
「………っ」
少年はもう
何日も飲まず食わずで
動き続けていた
それが原因なのか
少年は体は痛み続けた
少年は人を傷つけてしまった
だから自分が傷つくのも
仕方ないと諦めていた
このままだと
おそらく自分は死ぬ
その事実も受け入れていた
少年はふらついた足取りで
歩き続ける
行きたい場所なんて無いが
帰れないなら
戻れないなら
進み続けるしかない
いつの間にか少年は
暗い路地裏に来ていた
そこで少年は急に眠くなり
少し本当に少しだけ
休む事にした
「へへっ
見ろよおい」
目を閉じた数秒後
不快な声に目を覚ます
「ようぼくちゃん
こんな所で眠ってたら
あぶねーぜ!」
ドスッ
「ぐふっ」
少年はいきなり
腹を蹴られた
少し頭にきて
自分を蹴った連中を見上げる
「おい、なに見てんだよ」
頭の悪そうな男が4人
「なんとか言えや!」
再び蹴りが少年に迫る
バチィ!……
「!」
蹴りをいれた男が倒れる
少年はゆっくり立ち上がる
「な、なんだよ!」
さっきの余裕は
どこにいったのか男達は
後ずさる
「早く逃げてよ」
少年は手を男達に向ける
「くっそぉ!」
1人の男が少年に殴りかかる
バチバチ!
また男が倒れる
「ひぃぃ!」
「に、逃げろ」
残りの2人の男は
逃げ出した
「………ふん」
少年はまた歩き出した




