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第2章 5話
「目標はある騎士団の槍兵
なかなかやるみたいだぞ」
女は車を運転しつつ
煙草を吸いながら語る
「いや資料で読んだよ」
と男は缶コーヒーを
飲みながら応える
「ん、まぁそうなんだけどさ
お前さんが本当に
分かっているのかどうか
不安になってな」
「?
どういう意味だよ」
男は空になった空き缶を
甘噛みする
「お前さん
騎士団がどういう集団か
知ってるかい?」
「金さえ払えば
どんな敵とだって戦う
傭兵軍団だろ?」
「ああ、そうだ
大げさな話
連中は戦闘のエキスパートだ
前回の仕事とは
一味違うよ」
「なにが言いたいんだよ」
「まぁ油断するなって事さ
さ、そろそろ着くよ」
車が町のゲートをくぐる




