第2章 2話
「………」
男は所長に呼び出され
所長室に来た
「あっはっはっはっは」
「!?」
なんだ?
中から笑い声が聞こえる
あまり騒がしい人は
いない施設だ
客人でも来ているのだろうか
コンコン
「入れ」
ドアを開ける
「なっ!」
中にはほとんど裸の様な
面積の少なすぎる服
否、布切れを
身につけた女がいた
「どうかしたか?」
所長…
どうかしてるのはあんただ
こんな女がいるってのに
無表情なんて
オレがおかしいのか?
「い、いや別に…」
当然だが口には出さない
「そうか」
所長は静かに部屋の隅の
箱から書類を取り出す
「おーい所長
このカワイイ坊やはなんだい?」
女は男を見ながら
げらげら笑っている
「そいつか?
そいつもお前と同じ
私の剣だ」
「「は?」」
疑問文は2人の物だった
「こんなガキに
仕事させてんのかよ?」
「おい、どういう事だ
この女が剣って」
男と女は所長に詰め寄る
「ガキ…か…
そいつはもういい大人だ」
「………」
所長の言葉に女は静かになる
「なんだ話してなかったか?
私は今お前を含めて6振り
剣を持っているぞ?」
所長は無表情でそんな事を言う
「そ、そうか」
男は静かに壁に手をつき
ふっ
と嘲笑い静かに
立ったまま気絶した




