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名もなき魔術師の一生  作者: きゅえる
【1章】
19/106

【22】23歳モニカ、二度目の昇級試験を受ける(2)

【9】


 モニカは、喉に何かがつかえたような違和感を覚えた。


いや、待て。クラスCの男……?

どうして護衛の中でも一番強い人が連絡に来るのだ?


 モニカの馬は既に男の前を通り過ぎていた。確かめなくてはと思ったモニカは、前を行くエリー達を横目に手綱を引っ張った。急制動(ブレーキ)がかかる。

 そして、後ろを見ようとして。


落馬した。



【10】


 エリーの馬は一行の先頭を走っていた。

 現金輸送車は停止しているが、無事だ。銀行員らしき御者2名がエリーに向かって不安そうな顔をしていたのが、一瞬だけ見え、そして目の前を通り過ぎた。

 先ほどの男が制止要請をかけたのだろう。でなければ止まるはずがない。

 エリーは現金輸送車の脇を通り抜けて、後ろの護衛車に向かう。


 護衛車は混乱状態に陥っていた。

 護衛が入っていた籠の部分には、いくつかの矢が突き刺さり、一部に火がついている。馬は無事だったが、恐慌に陥っていて暴れている。


 全員、籠から降りて迎撃している。盗賊と剣の鍔迫り合いをしていた。その周辺では、敵か味方かわからないが、何人か血塗れになって倒れている。首をない死体も一つあった。死体の周りの土に赤黒い水たまりが拡がっている。


 すぐ後ろに並んで走っていた『おっちゃん』は即座に飛び込んでいった。彼の武器は剣のようだ。的確に相手の武器を叩き落として敵の包囲網を突破していく。そして受験者の援護に回って叱咤激励し始めた。


 エリーは背後にいるモニカに振り向かずに呼びかけた。

「モニカっち! どうする?」


 返事がない。


「モニカお姉様が居ません!」

 代わりにコルの悲痛な叫び。


なんだって?

いつ、はぐれた?


 男に助けを求められてから、ほんの刹那しか経っていない。あの時、確かにモニカは居た。


 エリーは馬頭を振り向かせ、戦場に背を向ける。コルに言った。


「戻るぞ。ついて来い。」


「ですが。」


「来い。」


「……はい。」


 二人は走った。


【11】


男に呼び止められた位置に戻った。


モニカが倒れていた。


 先ほどの男がモニカに乗りかかって、何かをしているようだ。彼女の動きはない。


何をしている?


心が氷に沈む。


奴を馬上から槍で突き殺せ。


かわされた。


 エリーはそのまま通り過ぎ、直ぐに向きを変えて、戻りに敵の前で馬を飛び降りる。


何故、とも言わない。

誰、とも言わない。


奴の首を刎ねろ。


 エリーはスラリと〈巨神の剣(ティタンブレード)〉を抜く。敵はゆらりと陽炎のように立ち上がった。

 敵は二刀流らしい。右手には刀身が虹色に輝く長剣、左手にはギザギザの棘がついた短剣を持っていた。

 エリーの中の人の知識が敵の武器について教えてくれた。

 右手は遥か東方のダマスカスで作られた恐ろしく精錬された剣。左手は〈剣殺し(ソードブレイカー)〉という武器。特に〈剣殺し(ソードブレイカー)〉は、まともに撃ち合うと剣を折られる。気をつけろ。


「ランクCに勝てるとでも?」

敵が何か言った。


突きの構えを取れ。

二歩踏み出せ。

真っ直ぐ敵の目を狙え。

突け。

大きく右にかわされる。

そのまま右に凪げ。


 敵は〈剣殺し(ソードブレイカー)〉を突き出した。このままでは折られる。


危険だ。

手首を捻って剣先を変えろ。


 エリーは〈剣殺し(ソードブレイカー)〉と剣合わせを避けた為、大きく体を崩した。敵はその隙を狙って〈虹色の剣(ダマスカス)〉をエリーの腹に叩き込む。


刃が腹に迫る。

避けろ。

足の力を抜け。

転べ。


 かわし切れないと悟ったエリーは体の重心を一気にズラし、転んでかわす。かわしきれずに皮の鎧とその下の腹を軽く抉られた。

 エリーはそのまま後転、手を地につけて飛び起きた。


「俺はお前を殺したくない。」

敵が何か言った。


もう一度だ。

走り込め。

突け。


【12】


 コルは、味方であるはずの男と、エリーが戦っているのを見て、どうしたら良いのか分からない。

 男はエリーと戦いながらも、コルの方を牽制している。時折、こちらに剣が向くような軌道を示すので近づけないのだ。

 一方で、エリーは完全にコルの事が頭から吹き飛んでるようだ。目の前の敵を殺すことしか頭にないらしい。

 さらに、男は、倒れているモニカのそばから離れないように剣戟を交わしている。これではモニカの様子を見に行きたくともどうすることもできない。


 どこからどう見ても、明らかに男の方が強い。このままではエリーお姉様は負ける。死ぬ。イヤだ。

 コルはどうしたら良いか、考える。


【13】


 エリーは攻め手に欠けているのに苛つきを覚えていた。

 〈剣殺し(ソードブレイカー)〉を恐れて鋭い突きを中心に攻撃する。しかし簡単にかわされて、硬直した突きの後を狙われる。自力が違う。これでは勝てない。

 勝てるとすれば、武器の差。恐らく、敵は知らない。


 鋼より硬い〈巨神(ティタン)〉の材質を。


 作戦を変える。剣を右手から左手に持ちかえて、左から攻撃し、敵の右手にある〈虹色の剣(ダマスカス)〉を狙う。


悟られるな。

右手から両手持ちへ。

そして声をあげて走りこめ。

剣を振り上げろ。

右手の握力を抜け。

敵の右肩を狙うふり。

袈裟斬りしろ。


 敵は反応した。左手の〈剣殺し(ソードブレイカー)〉では届かないと悟り〈虹色の剣(ダマスカス)〉を突き出した。まともに撃ち合うのではなく、剣の軌道を逸らすように。


敵が予想通りに動いた。


腰を捻れ。

肩を捻れ。

腕を捻れ。


剣に対して垂直に刃を叩き込め。

剣の軌道を変えろ。


剣と剣が交差する。


折った。


【14】


 ピキンと小気味良い金属音と共に〈虹色の剣(ダマスカス)〉の折れた刃が空中を回転。地面に突き刺さった。

 男は一瞬呆然としたが、直ぐに気を取り直し、硬直しているエリーの体を蹴り飛ばした。

 エリーの体は尻をついて転がり、二回転した。そこで、受け身をとってすぐさま立ち上がった。


 男も立ち上がり、嫌らしい笑みをニマニマと浮かべる。エリーに向かって感嘆の声をあげた。


「あははははははは! 剣を折ったことはあっても、剣は折られたことはなかったな!」


 男がバカのように笑った後、氷の顔になった。


「……女、面白い。」


 エリーは男の様子を一切無視して男に切りかかろうとする。まるで〈狂戦士(ベルセルク)〉だ。だが、男はそんな様子に怯える風は全くない。


「だが、無駄だったな。」


 氷の顔から、残虐な顔に変化した。エリーは止まらない。


「……この女がどうなってもいいのか?」


 エリーが止まった。

 飛び込もうとしたエリーの足がズサーと滑って止まる。


 男はうつ伏せに倒れているモニカの髪を乱暴に掴んで持ち上げた。

 そしてエリーの方にモニカの顔を向けさせる。左手には〈剣殺し(ソードブレイカー)〉の刃先がモニカの首の血管の近くに刺さり、僅かに血が出ている。


【15】


 モニカの顔を見た時、エリーは気を失いかねない程の頭痛と衝撃を受けた。


モニカの血、にではない。


モニカの目が生きている。意識がある。怯えている。恐れている。


それだけではない。


それだけでなく……。


モニカの首に首輪が嵌められていた。


……。


――〈服従の首輪〉。


「うああああああああああああああ!」

 エリーは胸を詰まらせて、膝から崩れ落ちかけた。しかし辛うじて足に力を入れて倒れるのを抑えることができた。怒りと哀しみと嬉しさと楽しさが同時に心の中から吹き出した。

 男はそのエリーの挙動を屈服と捉えたのか、嬉しそうに言った。


「剣を捨てろ。」


 エリーは全ての感情が混ざり、表情が虚ろになった。手から力が抜け、するりと〈巨神の剣(ティタンブレード)〉を落とす。カランカランと乾いた音が聞こえた。今の自分はどういう感情がどうなっているか理解できなかった。怒りよりも、嬉しさが強かったからだ。ありえない。

 これが『支配欲』というやつなのだろうか。それに気づいたエリーは、虚ろな顔に薄っすらと笑みが(こぼ)れた。なんだか、自分で自分が酷く醜い存在に思えた。

 その足取りはゆっくりと男の方に近づく。


「そこに(ひざまず)け。」


 どさりと膝が落ちる。男の後ろにコルの姿が見える。何かを言っている。


ごめん……コル……あたしはもう無理かもしれない……。


「もし、お前が俺たちの方につけば、この女はお前の思い通りになる。この首輪はそういう効果を持つ。」


 知ってる。

 コルが口パクで何かを言っている。


「女だけじゃない、好きな相手をいくらでも思い通りにできるのだ。恋人、親、少年……誰でもだ。」


 知ってる。

 コルが口パクで何かを言っている。


「自分の欲望を晒けだしてみないか? ハーレム、奴隷、金。気に入らない奴は殺せる。何でもござれだ。」


 知ってる。

 コルが口パクで何かを言っている。


 ふと顔を見上げた。

 男のいやらしい顔に焦点を結ぶ。何を考えているのかわからない。心が読めない。

 コルの顔に焦点が結ぶ。何を言っているのかわかった。心が読めた。


「俺たちの仲間になるのなら、俺の手を取れ。」

 そう言いながら〈剣殺し(ソードブレイカー)〉をしまって、エリーに手を差し出す。

 だらんと手を下げていたエリーはゆっくりと手を上げていく。

 やがて……。


「輝け!」

 コルが叫んだ。

 〈光の精霊(イルリヒト)〉の光球がエリーの背後から出現した。一瞬何も見えなくなるほどの光量だ。男はとっさに目を瞑った。だが遅い。何も見えなくなっているはずだ。


 エリーは素早く〈巨神の短剣(ティタンダガー)〉を腰のベルトから取り出した。男の側頭部に突き刺す。頭蓋骨にめり込む感触をはっきり感じる。吠えた。


「うおおおおおお!」


 そのまま短剣の柄ごと、拳を叩きつけた。エリーの左側へ吹っ飛んでいった。男が掴んでいたモニカの髪の毛はぶちぶちと抜けて、モニカの顔はぐちゃりと地面に落ちた。エリーはその音を聞いて苦悶の顔を浮かべた。


 吹き飛ばされて痙攣を続けていた男は、間もなく体の動きは止めた。即死した。


 エリーはコルに顔を向けた。若干青ざめていたが、気丈に振舞っているようだった。コルは呟くように、しかし確実に声を発した。


「無駄じゃないです……!」


 エリーはコルの言っている意味がわからない。つい、問い返した。


「え?」

「無駄じゃなかったです! さっき、コイツが喚いてた! エリーお姉様が剣を折ったのは無駄だって……!」


 エリーは覚えていない。人差し指で頬を掻いて誤魔化す。


「そんな事言ってたかな……。」


 それでもコルは続ける。


「エリーお姉様が剣を折ってから、コイツの私への牽制がなくなったんです! だから魔法を使うことができた! コイツッ! お姉様を虐めたッ! 許さないッ!」


 激昂したコルは、死体となった男の頭を、頑丈なブーツのつま先で、何度も何度も何度も何度も蹴りつけた。ゴッゴッと鈍い音が響き渡る。男の首が跳ね回った。


「このッ! クソッタレの蛆虫野郎がッ! 死ねッ! 死ねッ! 今すぐ死にさらせッ!」


 この辺は口の悪いレベッカの影響っぽい。


「いや、もう死んでるし。」

 エリーが冷静にツッコんだ。その様子を見て、頭が完全に冷えた。

「しかし、そうか……。コルっち。あたしはコルっちに命を助けられたね。」


 そのエリーの優しげな声にコルは蹴るのをやめ、泣きそうな顔で振り返った。

 エリーはゆっくりとそんなコルの頭を撫でてあげた。コルはとても気持ちよさそうにエリーの胸に頬ずりする。

 エリーはコルを抱きしめたまま、耳元で囁く。


「そうだ。モニカっちの調子を見てくれないか。それと首輪には触れないで。あたしが外す。」


 コルは不思議そうな顔でエリーを見上げ、首を傾げた。後ろからモニカを見ていたので首輪を付けられているのが見えなかったらしい。


「首輪……?」

「そう。コルには思い出すから辛いだろう。」


 コルは、ゆっくりと首を横に振って、胸を張って応えた。

「いえ、この4年間のお姉様との生活で心的外傷(トラウマ)は克服できました。平気です。」


 エリーはその表情に後ろめたいものを感じた。自分がその気になれば、コルを、モニカを、無茶苦茶にできるという考えがさっきまで頭の中をよぎっていたからだ。


「そうか……。だけど、あたしが外すよ。」

「わかりました、エリーお姉様。お任せします。」

 コルは笑顔で答えた。


 エリーは中の人の記憶を使って慎重にモニカの首輪を外した。戦闘に邪魔になるので馬に結いつけてあった、自分の〈背嚢(バックパック)〉に首輪を閉まった。


 エリーの一連のその行動を見届けたコルは、モニカの後ろからそっと抱きついて状態を調べた。

 別に抱きつく必要はない。コルの趣味だ。


 結果、モニカの状態は〈麻痺(パラライズ)〉と〈無気力(ディプレス)〉だった。

 大きな怪我は、腰部の後ろの刺突創(しとつそう)と、異物がその傷周辺に撒き散らされているのを感じた。

 恐らく毒を塗った刃物で後ろから刺されたのだとコルは推測した。

 他には、鼻の骨が折れているぐらい。


 コルは自身の精霊に語りかけ、麻痺毒を含む異物を傷口に集めるイメージを渡した。そこから血ごと異物を吐き出させ、傷が綺麗に接着して閉じるように治療の流れを指示。さらに鼻の骨も綺麗に治すようにした。

 やがて、それがモニカの精霊に伝えられその通りに実行された。


 ただし〈無気力(ディプレス)〉などの精神的な問題は〈生命の精霊(セフィロト)〉の管轄外だ。コルはどの精霊が人の精神に作用するのかは知らない。とにかく自力で立ち直って貰うしかない。


「うう……。」

 エリーとコルが見守る中、モニカは呻き声をあげた。


「モニカっち……。」


 エリーの呼びかけに反応したのか、しなかったのか、モニカはすぐにひたすら謝罪を口にし出した。


「うああッ! ごめんなさい。ごめんなさい。生まれて来てごめんなさい。生きててごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい……!」


 エリーは優しく諭す。


「あたしは今までに沢山モニカっちに助けられてきたんだよ。まだまだお返しが足りないな。迷惑だなんてとんでもない。」


 モニカは赤ちゃんのように手を胸の前にもってきていやいやをする。


「そんなことない。私は嫌われ者。村から追い出された嫌われ者。エリーにお情けで友達になってもらってる。本当は友達なんていない。一人ぼっち。」


 エリーは薄く笑う。


「そんなことないよ。おっちゃんも、あたしたちほど仲の良い姉妹はいないって言ってたじゃないか。」


 モニカはそんな諭しを無視して指を強く噛み始めた。歯型がついている。歯がガチガチ言っている。


「やだ、死にたい……死にたい……死んだ方がまし。それで私もみんな幸せになれる……。私、生まれない方が良かった……!」


 エリーは、モニカの髪の毛を撫でながらゆっくりと言った。


「あたしはモニカに死なれたら凄く泣いて悲しむよ。」

「うう、死にたい、死にたい……う、ああ、あああ……。」


 もはや、モニカは意味のない呟きを繰り返すだけになってしまった。

 すかさず、エリーは後頭部に手を当て、いつものように名もない精霊に念じた。すると、すうとモニカの目は何も映していない、遠い目をするようになった。そして、エリーが瞼を手で閉じさせる。


「今はゆっくりお休み……。次起きる時は全てを忘れてるよ。モニカっち。」


 コルは今の言葉に首を傾げた。コルが何か口を開こうとする前に先んじて、エリーがコルに向かって話しかけた。


「コルっち、モニカっちを連れて現金輸送車の銀行員と共に王都に向かって救助要請するんだ。」

「はい、でも私達の馬が……。」

「モニカっちの馬は銀行員に乗ってもらう。無理なら、紐で引っ張って次の駅に置いていくしかない。」


 コルは心配そうな顔で尋ねた。


「エリーお姉様はどうするんですか……?」

「後ろの皆を助けに行く。おっちゃんも飛び込んで行ったっきりだし。」


 後ろの状況はわからないが、かなり絶望的のようだった。人数にかなりの差があった。早くしないと、余った人手で現金輸送車も襲われる。


「エリーお姉様、死なないでください。」

「あたしは死ねない。……そう、絶対死ねないんだ。だから大丈夫。全部終ったらフルスベルグで会おう。」

「はい……。」


 そう言ってエリーはコルの口にキスをする。そして立ち上がると、自分の馬に飛び上がった。


「最後まで付き合ってくれよな。」

 エリーは馬の首すじをそっと撫でた。馬はわかったと言わんばかりにブルブルと鼻を鳴らした。


 エリーの掛け声と共に、馬は戦場に向かった。

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