第二話:連行
「ちょっと僕?払ってないものあるよね?」
後ろを振り返るとおばさんが立っていた。
「はぁ?なんの事ですか?」
全く身に覚えがない。
「いいから。ちょっとこっちに来なさい!」
グイッと腕を引っ張られどんどんおばさんに引っ張られていく。
店員用の入り口を抜けて階段を昇り事務所みたいなところに連れて行かれた
「そこに座って、万引きしたもの出しなさい!」
「なんにも盗ってません!」
おばさんに言い返してやった。
「僕。嘘はついちゃいけないよ。早く出しなさい!!」
その時ドアが開いた。スーパーの店員の人かな?
「この子が万引きしたんですか?」
「そうですよ、店長。」
「僕は何もしてません!」
堂々と言った。
「ぼうや、嘘はダメだよ。」
どうやらこの人は店長らしい。
「言わないんならお家の電話番号教えなさい。」
「なんで見ず知らずのあんたに番号おしえなくちゃいけないんですか?」
「あなたが万引きしたからよ!。」
「だから僕は何もしてません!!いい加減にしてください!」
「店長。こそこそこそこそ警・・こそこそ」
「分かりました。」
「今おまわりさん呼んだからあとは警察署でお話ししてね。」
ヤバイ。このままだとホントに補導される。。。
「分かりました。家の電話番・・・」
「もうお迎えがきたようね。」
ガチャッ。
ドアが開き制服をきた警察官が来た。
「君。ちょっとお話させてもらうよ。」
強い口調で警察官は言い、連れて行かれた。もう自分の中では何がなんだかわからず無言だった。
そしてパトカーへ乗り込み、警察署へ向かった。