〈3B・1〉 女性は感性の生き物:基本優しく、たまに怒らせろ
〈3B・1・0〉 生命体としての社会
繰り返しになるが、人間社会を一つの生命体として見立てたとき、その基盤をつくっているのは女性たちである。荒っぽい言い方をすると、その基盤があった上で憲法や法律をつくり整えてきたのが男性たちである。(男性は、他人を覆う投網をかぶせるためのルールやマニュアルをつくるのが好きな人が多い。)憲法や法律というものは、それらを建設する前に、言葉で表現しにくい道徳的観念や秩序を保つための共通ルールを形成する社会的な空気の流れがあって、それらの上に成り立っている視覚言語である。視覚言語化しにくい社会の空気の流れをつくっている母胎が、主に聴覚言語を用いた交流をしている女性たちの精神的ネットワークなのである。男性たちから見ると、「また女性たちが、無意味な会話を長々としているよ。」と思うのだが、実のところちゃんと意味があるのである。それは女性たち自身も無意識に行っていることで、社会性的生活を営んでいるアリの集団においてそれぞれの個体がお互いの触角をこすり合わせることで化学的信号を用いた情報交換を行い、一定の秩序をもつコロニーを形成しているのと同じように、この作業を行っているのが女性たちなのである。




