第三章 十五年前の夜の罪
誠と梨沙の間には、誰にも言えない禁断の秘密がある。
誠が高校三年生、梨沙が中学三年生の、十五年前の夏。両親が不在の夜だった。
当時、成績優秀・スポーツ万能で人気者だった誠は、受験とバスケ部のプレッシャーで精神的に追い詰められ、自室で酒を飲んでいた。
梨沙は、兄への憧れと恋心を抱きながら、兄を励ますために部屋に入った。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
誠は、純粋な妹の優しさに触れ、孤独が爆発した。
彼は梨沙を抱き寄せ、強引にその唇を塞いだ。
「な…何するの?お兄ちゃん!」
梨沙は、兄妹の一線を超えてしまうことへの本能的な恐れから、強く抵抗した。
彼女は体をよじらせ、誠の手を払おうとした。
だが、スポーツで鍛え上げられた誠の力は強く、抵抗する梨沙の腕を力で押さえつけた。
誠は、自分の孤独と弱さを埋めるため、梨沙の理性をねじ伏せたのだ。
「大丈夫だよ、梨沙。誰にも言わない。俺たちだけの秘密だから」
誠の囁きと、強い力が、梨沙の理性を打ち砕いた。
抵抗を止め、茫然自失となった梨沙の衣服を、誠は素早く脱がせた。
雪のような肌が露わになり、誠の目の奥で欲情の炎が燃え上がる。
彼は激情のままに事を急ぐことなく、まずは愛する妹の体を慈しむように触れていった。
唇で、指先で、全身を辿るように、丹念に、そして優しく包み込んでいく。
その柔らかな肌、繊細な曲線、そして秘められた箇所へと触れるたび、梨沙の体はびくりと震えた。
「んっ…」
やがて、誠の熱心な欲情は、梨沙の硬く閉ざされていた心を開いていく。
恥じらいと快感が混じり合った、甘く、切ない声が、ついに彼女の唇から漏れだした。
その声は、誠をさらなる高揚へと誘った。
誠は、理性の壁が完全に崩壊し、甘い声を発するようになった梨沙を抱きしめ、ついに一体となった。
梨沙は、激しい痛みと、初めて感じる快感に全身を硬直させた。
誠は、梨沙が初めてだったことを知り、一瞬の戸惑いを覚えたものの、その初々しい反応に、さらに深く愛おしさを感じた。
「梨沙……」
誠は、妹の体に深く愛を刻みつけながら、この瞬間に抱える罪悪感を、永遠に胸の奥底に封じ込めた。
梨沙は憧れの兄と、決して超えてはならない一線を超えてしまったこと、自ら望んでいないことにより、それは深いトラウマとなってしまった。




