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『ポンコツ魔王軍の世界征服は今日も進まない。』  作者: mikamikan
第一章 魔王と魔王軍の日常
18/35

第14.5話 勇者と鬼の出会い

今回は、0.5話です。


いつもと、違う感じですが読んで頂けると嬉しいです。


ゆるく読んで頂けると嬉しいです

澄んだ、乾いた空気が流れていた。勇者は、眼下にひれ伏す蛇の魔物に留めをさそうとしていた…


勇者

「滅びろ」


剣を振り下ろそうとしたその瞬間だった。

勇者の正義の執行を妨げる声が響いた。


「待て!!」


勇者

「何故止める?」


青年

「そいつは怯えている」


勇者

「奴は魔物だ」


青年

「魔物だからって意味なく殺しちまうのかい?」


勇者

「人を襲った」


魔物

「それは…人間が私の卵を…」


青年

「だとよ。悪いが一旦剣を引いてもらえないかい?」


勇者

「…」


勇者は青年の言葉を意に介さず、再び剣を振り上げた


蛇の魔物

「ひぃ」


青年

「融通が利かないやつだな」


青年が振るった剣より放たれた炎の斬撃が勇者を襲った。殺意のない炎は、勇者の頬をかすめ、虚空に散っていった


勇者

「何をするんだ?」


青年

「やめろと言っているんだ」


勇者

「魔は滅しなければいけない。それが、僕の使命だ」


青年

「会話しようぜ…仕方がない剣で語りますか…」


お互いを見合った次の瞬間、激しい金属音と共に闘いは始まった。剣と炎がぶつかるたび、地面が焦げ、刃が欠けていった。


ーーー


金属音は途切れ、街道の中央に、二つの影が並んで倒れていた。


青年

「お前強いな」


勇者

「君もね。お陰で魔物を逃がしてしまったよ」


青年

「はっ、皮肉かよ…お前名前はなんていうんだ?」


「僕の名前はアポロ。君は?」


「俺はエンキって言うんだ」


アポロ

「いい名だな」


エンキ

「東方の国の言葉で『炎の鬼』って言う意味らしい…親父がつけてくれた名だ。

…なぁアポロここで会ったのも何かの縁だ、もし向かう先が同じ方向なら、一緒にいかねぇか?」


アポロ

「…僕は魔領域に向かっている。危険な旅だよ」


エンキ

「おあつらえ向きだな。俺が向かっているのも魔領域だ。じゃあ、交渉成立ってことで」


アポロ

「君は、強引だね」



ーーー二人の出会いは、運命かそれとも因果か。分かることは、この世界を大きく変える出会いだったということだけだった

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


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