血汐の群れる朝が来る前に 登場人物
◇主人公
○テパティリストリ
主人公。10歳。愛称はテパ。村を魔獣に襲われたところをシンカヨトルに救われ、旅を共にする。
○シンカヨトル
もう一人の主人公。14歳。愛称はシン。各地で人を襲う魔獣を討つ旅をしている。
◇神の血族
○シペ・トテック
豊穣の神。オメテオトルが最初に生んだ神々『原初の四柱』の一柱。神々の集会場所「テオワリ広場」で消えた仲間の像をつくって偲んでいる。仲間がこれ以上消滅するのを防ぐ為、生贄を捧げるシステムの維持に腐心している。
○ケツァルコアトル
風の神。『原初の四柱』の一柱。嘗ては粗暴だったが、現在の人間が生まれてからはその性質がなりを潜め、温厚な性格になった。生贄のシステムには疑問を抱いているが、自分らが生き永らえる為の代替手段がないことから仕方なく受け入れている。
○ウィツィロポチトリ
戦の神。『原初の四柱』の一柱。ハチドリを象った武具に身を包み、気高く勇ましい風貌から人間に「輝ける御神」と呼ばれ、崇められている。勇猛果敢で、時には仲間にも容赦しない。
○ショロトル
死者を冥界へ導く火の神。ケツァルコアトルの双子の弟だが『原初の四柱』にはカウントされていない。犬、山椒魚、トウモロコシ、リュウゼツランに変身する能力を持つ。本作では神の血族側の視点を担う裏主人公的存在。
○トラロック
幼い少年の姿をした雨の神。冠と大きな伊達眼鏡を合わせたような装飾をつけている。生まれながらに力が強く、人間からの信仰も厚い。その為かプライドが高く自信家。ウィツィロポチトリに憧れる一方で、姉のウィシュトシワトルとは長年にわたり険悪な仲にある。
○チャルチウィトリクエ
幼い少女の姿をした淡水の女神。翡翠色のスカートは膝丈に見えるが、実は裾が果てしなく伸びている。トラロックとは仲が良く、行動を共にすることもある。
○ショチケツァル
花の女神。淑やかな性格。一時期テスカトリポカに惹かれていたが、彼の恐ろしい企みを知って離反した。同じくテスカトリポカに惹かれていた女神・ウィシュトシワトルとは仲が良い。
○ウィシュトシワトル
海水の女神。気が強く苛烈な性格。テスカトリポカに惹かれていたが離反した件はショチケツァルに同じ。弟のトラロックとは長年にわたる確執を抱えている。
○テスカトリポカ
闇の神。『原初の四柱』の一柱だが、ある企みがばれて仲間の元を追い出され、消息不明となる。テパとシンの様子を窺い、虎視眈々と計画を進めている。
◇敵
○”青い波”
人間はおろか神にすら気づかれずにどこからか現れた謎の存在。空を覆う巨大な波の姿で、森羅万象を呑み込んで無に帰してしまうとされる。
◇その他
○トラトアニ
王。
○アウィア
物語のキーパーソン。




