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とさのの隠し編 其の壱 2

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〜1983年6月12日〜

この日は島田がミニ土佐野を呼び出して街を紹介するといった。

島田『ごめんねーミニ土佐野日曜なのに呼び出して』

ミニ土佐野『俺のために岬河を案内してくれるんだろ?もしろお礼を言わないと』

ミニ土佐野は周りを回していった

ミニ土佐野『そういえば田中はどこ行ったんだ?遅れるなんて珍しいな』

島田『ミニ土佐野にお弁当作るって言って大張きりだったからね』

数分後大量の荷物を抱えた田中が来た。右手には肩掛けの後座をもっていて、両手には紫の布に包まれた弁当を持っていた。

田中『おまたせー』

そうしてしばらくの間田中とミニ土佐野と島田は岬河を歩き回るのだった。

昼頃になると3人で神社に来た

田中『ここはね、土佐野みさき神社っていうの』

島田『次の週にはお祭りがあるからね』

ミニ土佐野『夏祭りにしてはちょっと早いな』

島田『わた流しは恒例行事だからねー』

緑や自然に囲まれた神社の中に後座を引き、田中が作った弁当を一通り並べる。そうして3人で食べようとした時。

土佐野『コレは何事ですの?!』

林部『こんにちはですよにぱー』

ミニ土佐野『これから田中の手作り弁当にしたつづみだ』

土佐野『そんなのわかっていますわ!どーして人様の庭で後座なんて広げてますの?』

ミニ土佐野『神社はみんなのもんだろ!』

林部『ミニ土佐野の言う通りですよ、みんなのお庭にするです。』

こうして土佐野みさき神社の横で田中の手作り弁当を5人で食べるのだった。

〜夕暮れ〜

レナの手作り弁当を食べ、水車の小屋の前で島田と別れた。そうしてミニ土佐野は田中と一緒に帰っている。

ミニ土佐野『今日はありがとな楽しくて、帰るのを惜しむくらいだぜ

田中『じゃあちょっとだけ寄り道してもいいかな?かな?』

言われるがままミニ土佐野は田中の後をついていく、辿り着いた先は、地面のくぼみにゴミが散乱しているゴミ捨て場のような場所だった。

田中はそこにつくと同時に『なにがあるかなーかなー』と楽しそうにいいゴミの山に走り出していく、ミニ土佐野が行こうとするとつまずき転びそうになったので田中がミニ土佐野は待ってていいよといい。ミニ土佐野は窪みの周りの部分に寝っ転がって待っていることにした。

赤い空、辺りは人の声は一切聞こえず、虫の鳴き声そして風が木々を揺らす音のみが流れている。

その音を聞きながらミニ土佐野が目を閉じた瞬間、足音がしてミニ土佐野が飛び上がった。

が飛び上がって前にいたのはカメラを持ったタンクトップのおじさんだ。

ミニ土佐野『だれだよ!びっくりした!』

???『ごめんねー脅かすつもりはなかったんだよ。君は岬河の人かい?』

そう言うとミニ土佐野は眉をひそめ少し睨む。

???『僕は金子通常黒豚フリーのカメラマンさ.岬河にはたまに来るんだよ』

ミニ土佐野『普通は一声かかるんじゃないですかね?』

黒豚(金子)『いやーいつもは野鳥だからねー断ったためしがないんだよー。あははははははは』

そう黒豚が笑うと田中が声を張っていった

田中『ミニ土佐野くーん待たせてごめんねー!もうすぐ戻るからー』

黒豚『おや?連れがいたのかい、彼女はあんなところで何をしてるんだい?』

ミニ土佐野『さぁね?殺○てバラバラに埋めた、死体でも確認してるんじゃないですかー?』

そうミニ土佐野が冗談混じりに言うとすこし黒豚が顔を曇らせいった。

黒豚『嫌な時間だったね。腕がまだ1本見つかってないんだろう?』

そういいはなつとミニ土佐野と黒豚の間には沈黙が流れ、虫の鳴き声のみが2人の間に流れた。

最初に口を開いたのはミニ土佐野だった。

ミニ土佐野『いま、なんて、?』

そう勇気を振り絞り言うとタイミングがいいのか悪いのか田中が間に入ってきた。

田中『お待たせまったかな?かな?こんばんわ』

黒豚『これはすまないな邪魔して、それでは退散するかな』

こうして黒豚はその場を後にした。

ミニ土佐野の脳にはさっきの黒豚が言った言葉がまだ耳に残っている。{まだ腕が一本見つかってないんだってね}

そうしてその疑問を解消すべくミニ土佐野は田中に言った

ミニ土佐野『なあ田中、あそこで昔なんかあったのか?』

田中『ダムの工事をやってたんだよーはうー!』

すかさず問い詰めるようにいう

ミニ土佐野『その工事現場で何か起きなかったか?例えば事故とか事件』

そう口にした途端先ほどまで上機嫌だった田中が一変して怒ったような声で『知らない』まだか言った。

ミニ土佐野は度肝を抜かれ何も言い返せなかった。

ミニ土佐野が黙っていると、怒ったような声から戻り、普通の声で田中が言った。

田中『実はねわたしも最近引っ越してきたからわからないんだ』

ミニ土佐野『そうだったのか。』




14.19

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