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土佐野隠し編 其の壱

この話は番外編アナザーストーリーというやつです。


暗い夜。6畳程度の部屋でバットを何かに当てて鈍い音が聞こえる。一振り二振りその度に水が飛び散るような音がし其の直後に鈍い音が走る。飛び散る赤い液体、扉に散り、干してある服にちり、天井にまでちる。

其の周りには赤い液体がついた畳、倒れた人、リュック、おはぎなど全て赤くなる。

それでもただ一人の少年が真夜中にただただバットを振りかざす。ただひたすら首をかきながら。

〜1983年6月10日朝〜

『がああーがあああー』

小鳥の囀りが響き渡り気持ちの良い朝に一人の少年が起きる。窓を開け深呼吸をし一階へと降りてゆく。

この少年はミニ土佐野からは最近になりこの街、[岬河]に引っ越してきた人だ。以前までは学校で問題があり、不登校だったが、岬河に引っ越してからは朝にはおき朝食を食べ学校に行くまでに成長している。

ミニ土佐野母『最近ミニ土佐野が朝食を食べるようになって嬉しいわねー』

ミニ土佐野母『そろそろ待ち合わせじゃない?いってきなー』

直後時計の針が動き7時半になるミニ土佐野は持っていた箸を置き、学校の支度をし待ち合わせ場所に向かうのだった。

影が何もない晴天の天気、ただ一人の女子が木陰の下にいる。

田中『ああぁ!ミニ土佐野くーん!おっはよぉーう!』

と、元気な声でいう。

ミニ土佐野『相変わらず早いな、寝坊してもいいんだぜ』

田中『ミニ土佐野君を待たせちゃうと悪いから無理だよー』

ミニ土佐野『別にまた前に置いていくから変わらないよ』

田中『うわっひどーい』

人の気持ちもわからないような言葉を言いながらさらに追い打ちをかける

ミニ土佐野『さくさく置いてくキラキラ置いてく』

田中『どうしてそんなに冷たいんだろだろぉー』

ミニ土佐野『嘘だよ。田中が来るまでずっと待ってるずぅーっと』

田中『は!はぅー』

などとたわいのない話をしながら歩き続ける。

田んぼに囲まれた水車がついている前まで来ると待ち合わせをしていたもう一人の人物が見える。

島田『おっきたきた。おそいよーふたりともー』

ミニ土佐野『いつも遅いのはお前のほうだろー』

田中『島ちゃんおっはよぉー』

そうして3人で田んぼの道を歩き、学校に向かうのだった。

蝉の鳴き声が校舎まで響く

学校の扉を開けようとしたら島田が手を引いた。

そう扉の取手に画鋲がついているのだ

島田『おやおやくっひひひ』

そう島田が笑うとミニ土佐野が口を開き行った

ミニ土佐野『おやおやお手並み拝見かなー?』

田中『どうしたのー?』

そうするとウキウキのミニ土佐野が画鋲がついたとって意外にも、扉の間に黒板消しが挟まってるのを見つける。

島田『これはしょうぶありだねー』

ドヤ顔で画鋲を外し黒板消しに当たらないように教室にありると

次の瞬間。

扉の前にあった縄に引っかかり、倒れた先には満帆の墨汁の沼、ドヤ顔だったミニ土佐野は見事になすすべなく喰らった。

どんっ

大きな音にクラス中がミニ土佐野をみる。

そのクラスの人の中から二人の生徒が倒れているミニ土佐野を見下すように立ち言った

土佐野『これはこれはおはようございますではミニ土佐野さん!ひっひっ』

そうしてむかついたミニ土佐野が立とうとすると痛くて跪く。そうして土佐野の右にいた生徒が言った

林部『痛いの痛いの飛んでいけです』

とミニ土佐野の頭を撫でながらいう。

田中『はぅー林部ちゃんあはよぅー』

ミニ土佐野『よくもやってくれたな?俺のデコピンはベニアくらいならわるぞ!』

土佐野『うっ、ひぇーやめてわらないで、うっうわぁーんわはああーんわあーん』

ミニ土佐野に脅された、土佐野が泣き出す。

そうして右にいた林部が土佐野頭を撫でながら言う

林部『泣いちゃダメです土佐野、ファイトオーです!笑顔ですよにぱー★』

田中『はぅー土佐野ちゃん泣いてるよ可愛いなぁーおもっちかえりー!』





1話6ふん3

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